本人が歌ったバージョンは当時お蔵入りに
マライア・キャリーが90年代に制作したオルタナティブ・ロックアルバムのリリースを示唆
2022.09.20 18:30
By WBLS, CC BY 3.0
2022.09.20 18:30
Rolling Stone誌のポッドキャスト「Rolling Stone Now」に出演したマライア・キャリーが、90年代に制作したChick名義のオルタナティブ・ロックアルバムをリリースする可能性を示唆した。
Chick名義でマライア・キャリーが制作したアルバム『Someone’s Ugly Daughter』。当アルバムは、マライア・キャリーの友人であるClarissa Daneがリードボーカリストを務めているが、マライア・キャリーは自身が歌ったバージョンの音源を探しているようだ。
「このバージョンを探す作業は上手くいっていて、実際に私たちは保有している。これは私の表現のアウトレットであったし、誰も知らなかった。誰も知らないほうがいいかなと思っていたけど、私のボーカルが乗ったバージョンを見つけてからどうなるかを決めようと思った」
マライア・キャリーは、2020年にリリースした自叙伝『The Meaning Of Mariah Carey』でもChick名義のオルタナティブ・ロックアルバムの存在を明かしており、Clarissa Daneが歌ったバージョンの「Demented」と「Malibu」などのミュージック・ビデオが公開されている。
当アルバムはマライア・キャリーの5枚目のアルバム『Daydream』と同時期にレコーディングされ、本人はリリースするつもりであったが、レーベルからのNGがかかり、Clarissa Daneをボーカリストとして起用したバージョンをリリースしたようだ。マライアは、自身が歌ったバージョンも公開したいと発言しており、「この未公開のバージョンは、みんなが聞くべきものだと思う。でも他のアーティストが参加しているバージョンも今作業している」と、このプロジェクトが別の形で日の目を見る可能性を示唆している。