2022.07.29 17:00
2022.07.29 17:00
(Rebuild曲「メランコリック」は)ライブを意識してやった(ケンケン)
――Rebuildとなった「メランコリック」はどういった経緯で?
長谷川 これもリクエストで募ってて。
有村 今のメンバー、今の音でRebuildして欲しい曲をリクエストで募ってて1位が「メランコリック」でした。確かにライブで一番やってるし、ケンちゃんの音でもレコーディングしてないってのもあって、メンバーも満場一致でした。レコーディングも久しぶりで楽しくやらせていただきました。
――ケンケンさんはレコーディングはいかがでしたか?
ケンケン ライブを意識してやったんですけど、もう1、2テイクでほぼ終わりました。ライブでやってる感じをそのままやりました。
――アキラさんはRebuildにあたって、当時のプレイと変えたりした点はありますか?
アキラ 当時のプレイを全然思い出せなくて。ただライブで何度も何度もやっているので、これまで培ってきた体に入っているものだけで録りました。非常に楽しい気持ちで取り組めました。
――ありがとうございます。アルバムを聴かせていただいて「Plastic Treeはこういうのあるから強いよな」と思ったのがDISC2の「剥製」「静かの海」「エンドロール。」。これら全部アルバム最後の曲なんですよね。
一同 おぉ〜!
――こんな直近3作のアルバム最後の曲がリクエストに入るバンド他にいないっすよ。あなたたちはすげぇ(笑)。
有村 ありがとうございます。
――これってアルバムを通して聴いているファンの多さだったり、一番噛み締めた曲だって結果ですよね。
有村 愛を感じますね。最後の曲って意味合いを持たせることも多くて、もちろんどの曲にも愛情があるんだけど、思い入れがどうしても強くなったりするので。そういう意図を汲んでくれてると思うと嬉しいですね。
長谷川 そういう意味では、意外とこういう曲入ってなかったなと思う曲で「眠れる森」があるんですよ。だけど、もしかしたらアルバムの最初の曲はアルバムの顔、導入の曲として取っておきたいのかな、とふと思いました。
――普通アルバムの1曲目ってベストに入りがちですよね。
長谷川 洋楽だと特に多いですよね。でもアルバムの1曲目ってそのアルバムのものって考えもあるのかなと思いました。
――ありがとうございます。ケンケンさんはいかがですか?
ケンケン 俺の中で「剥製」って特殊な曲なんですよね。
――特殊というのは?
ケンケン ドラムの観点から聴くと、パーカッションを叩いてるようなドラムなんですよね。
――楽団チックですよね。
ケンケン そういう特殊な曲が入ってるのはありがたいですよね。
――アキラさんは全体の選曲についてはいかがでしょうか?
アキラ 年代が満遍なく入ってますよね。
――ですね。
アキラ バンドとしてすごく嬉しいですけど、データとして観たらバンドの指針を見失いますよね。
(一同笑い)
アキラ よくできすぎてて、ほんとにリクエストで作ったの?って思われそうで心配です。本当ですよ(笑)。
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