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声優初主演作『クラユカバ』の裏側、講談界への思いに迫る 「好きなものをみんなに広げたい」神田伯山がさまざまなメディアに出続ける理由
2024.04.11 17:30
映像作家として個人で活動を続けてきた塚原重義監督による初めての長編アニメーション映画『クラユカバ』。昭和レトロ×スチームパンクとも言うべき独特の魅力に溢れたこの作品で、主役の探偵・荘太郎を演じるのは今やテレビやラジオなどさまざまなメディアでも大活躍の講談師・六代目神田伯山だ。 映画の話から、講談師としての自身の立ち位置、弟子を取ったことによる心境の変化……今やパブリックイメージとしての「講談師」という立ち位置を一手に背負う彼が今、考えていることとは? “新しい挑戦”はいくつになってもやるべき ──もともとこの映画出演の話は、活動写真弁士の坂本頼光氏経由でオファーが来たとのことですが。 そうなん<a href="https://bezzy.jp/2024/04/43126/">…
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観る者の背中を押すストーリーとキャラクターの魅力を解説 Hey! Say! JUMP伊野尾慧が初ミュージカルで奮闘!『ハネムーン・イン・ベガス』上演開始
2024.04.10 17:30
Hey! Say! JUMPの伊野尾 慧が主演をつとめるブロードウェイミュージカル『ハネムーン・イン・ベガス』が4月9日(火)より池袋・東京建物Brillia HALLにて開幕。それに先駆け、4月8日(月)に公開ゲネプロと記者会見が行われた。 今作は1992年に大ヒットしたニコラス・ケイジ&サラ・ジェシカ・パーカー出演の同名映画を、監督・脚本を手がけたアンドリュー・バーグマンが自らミュージカル化したブロードウェイの人気作。ラスベガスとハワイを舞台に、結婚に臆病な主人公とその彼女が巻きこまれていく騒動を、コミカルな演出で描いていく。 ジャック(伊野尾 慧)は5年越しの恋人ベッツィ(松田るか)との<a href="https://bezzy.jp/2024/04/43056/">…
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赤堀雅秋の挑戦作が思い出させる演劇の“醍醐味”とは 舞台上で起こる、現実のような一夜の出来事を目撃する。舞台『ボイラーマン』開幕
2024.03.10 15:00
赤堀雅秋プロデュース『ボイラーマン』が2024年3月7日、東京・本多劇場にて開幕した。 舞台上にあるのは、建物の裏手らしい場所。電話ボックス、自動販売機、ごみ集積所、放置自転車、正面奥には階段……どこにでもありそうな、街の片隅の光景だ。そこに一人、喪服の女(安達祐実)が現れた。続いて石段の上からは、トレンチコート姿の中年男(田中哲司)。互いをやり過ごした後、残った男は煙草に火をつけ、それをマンションの住人である中年女(村岡希美)が見咎め、糾弾する。体調の悪そうな警官(赤堀雅秋)が現れ、中年女とのやりとりから、この町で連続放火事件が起きていることがわかる。さらには奇矯な言動の老人(でんでん)と、<a href="https://bezzy.jp/2024/03/41492/">…
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映画『レディ加賀』が生んだ絆とそれぞれの現在地を語る 松田るか&中村静香、“経験”に全力で挑む2人が切り開いていく未来
2024.02.10 17:00
石川県の加賀温泉郷を舞台に、旅館の若女将たちがタップダンスにチャレンジすることで温泉街を盛り上げていく……という映画『レディ加賀』。出演者たちによる迫力のタップダンスシーンなど見ごたえのある場面が多い今作で、女将修行に励む新米女将を演じた中村静香と松田るかもまた、初のタップダンスに挑戦した2人。近年、俳優としてさまざまな作品での活躍が目立つ2人が語る、撮影現場での思い出、そしてお互いと“これから”について。 “強化合宿みたいな撮影現場”で培った絆 ──映画には本格的なタップダンスシーンも多く、これはキャストのみなさんは大変だったのでは思いましたが……このお話のオファーが来たときはいかがでしたか<a href="https://bezzy.jp/2024/02/40391/">…
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“稀有な才能たち”が融合した存在感溢れる舞台の見どころは 香取慎吾が”寺山修司の世界”で演じ、歌う!舞台『テラヤマキャバレー』開幕
2024.02.10 15:00
なんと猥雑で、美しくて、ユーモアにあふれて楽しい”キャバレー”なのだろう! 香取慎吾主演『テラヤマキャバレー』が2月9日、日生劇場で幕を開けた。それに先立ち2月8日、公開舞台稽古と記者会見が行われた。 そのタイトルの通り、今作のモチーフでありテーマは「寺山修司」。没後40年を迎え、その稀有な才能に再び注目が集まる寺山修司がもし今生きていたら、何を思い、何を表現したのか? 今作はそんな発想から立ち上がったという。 1983年5月3日火曜日、寺山修司(香取慎吾)はまもなくその生涯を終えようとしていた。寺山の脳内では、彼を慕う劇団員がキャバレーに集まっている。寺山が戯曲『手紙』のリハーサルを劇団員と<a href="https://bezzy.jp/2024/02/40401/">…
#デヴィッド・ルヴォー#テラヤマキャバレー#伊礼彼方#凪七瑠海#平間壮一#成河#村川絵梨#池田亮#福田えり#舞台レポート#香取慎吾
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女優として開花した初単独舞台に込められたメッセージを辿る 高城れに主演舞台『最高の家出』開幕、三浦直之が描く“逃げる”の先にあるものは
2024.02.06 17:30
ももいろクローバーZの高城れにが主演をつとめる舞台、パルコ・プロデュース 2024『最高の家出』が、2024年2月4日(日)~24日(土)に東京・紀伊國屋ホールにて上演される。2月4日(日)には、初日に先立ち公開ゲネプロと記者会見が行われた。 結婚生活に疑問を感じ、家出をした立花箒(たちばなほうき/高城れに)。道中で無一文になり途方に暮れていたところ、出会った藤沢港(東島京)に「住み込みの働き手を探している劇場がある」と聞き、劇場を訪れる。そこではたった1人の観客のために、7ヵ月間をかけてひとつの物語を上演しており、箒は家出した港の代役を務めるハメになる。港に恋をしていた舞台の主演、<a href="https://bezzy.jp/2024/02/40179/">…
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ベテラン俳優たちの会話劇『海をゆく者』が9年ぶりに復活 「70歳だなんて笑ってしまう」小日向文世が今もなおストレートプレイで緊張する理由
2023.12.15 12:00
にこやかな好好爺を演じていたかと思えば、別の作品では冷酷無比な人物として現れる……今やテレビドラマ、映画で誰もが知る存在である俳優・小日向文世。串田和美率いるオンシアター自由劇場を経て40代から映像世界で活躍するようになった彼にとって、演劇は“ホームグラウンド”だ。 12月7日に開幕した『海をゆく者』は、平田満、高橋克実、浅野和之、大谷亮介というベテラン俳優5人が舞台上で丁々発止のやり取りを繰り広げる会話劇。2011年の初演、2014年の再演時にも高い評価を得た作品の9年ぶりの上演に、何を思うのか? 自分と同じく“俳優”という道を選んだ家族の話、プライベートの話など、じっくり伺った。 全員、気<a href="https://bezzy.jp/2023/12/37883/">…
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新作『流白浪燦星』に賭ける熱と歌舞伎界への“憂い”を語る 「僕だからこそ、若手に示せる“夢”がある」歌舞伎俳優・片岡愛之助が担う未来への道筋
2023.12.09 15:00
12月5日から新橋演舞場で上演中の新作歌舞伎『流白浪燦星(ルパン三世)』。そのタイトル通り、あの『ルパン三世』がまさかの歌舞伎化!?と話題を読んでいる作品だ。 主演を務めるのは、近年は話題作への出演が多い片岡愛之助。この新作歌舞伎に主演することになった経緯から古典歌舞伎への思い、そしてあまり語ることがなかったという「今の歌舞伎界が抱える課題」と、自分が背負っている“役割”について……彼だからこそ語れる言葉の数々が詰まったインタビューとなった。 『ルパン三世』好きも楽しめるように ──最初にこの企画を聞いたときの正直な感想は? 「無理でしょう」と(笑)。面白い、すごいとは思いましたが「どうやって<a href="https://bezzy.jp/2023/12/37168/">…
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ターニングポイントと語る舞台『ある都市の死』で目指すもの s**t kingzの2人が挑む新たな表現の形 “人”として今、芝居と向き合う意味とは
2023.12.01 17:00
舞台『ある都市の死』は、映画『戦場のピアニスト』の主人公として知られるポーランドのピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンと彼の息子であるクリストファー、そして彼を救ったドイツ軍将校ホーゼンフェルトの物語を、2人の俳優とピアニストの生演奏で紡いでいく──という作品。 このミニマムな作品に挑戦するのは、4人組ダンスパフォーマンスグループs**t kingzのshojiこと持田将史と、Oguriこと小栗基裕。メンバーそれぞれがダンサーとして、そして振付師としても活躍する中、10月にはダンサー史上初となる日本武道館での単独公演を成功させた彼ら。名実ともに今のダンスパフォーマンス界のトップを走り続ける<a href="https://bezzy.jp/2023/12/36689/">…
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歌舞伎町で生きる若者を演じるためにしたアプローチを語る 矢野聖人と錫木うりが“役”として生きた時間 挑戦作『車軸』で2人が見つけたものは
2023.11.20 17:00
11月17日(金)に公開された映画『車軸』は、セクシャルマイノリティの視点を織り込んだ短歌を数多く発表した歌人・小説家の小佐野彈の同名小説を原作に、コロナ禍の新宿、歌舞伎町で生きるゲイ、ホスト、大学生の3人の若者の姿をリアルに描き出した作品。特に物語の主軸となるのは資産家であるゲイの潤と、地方出身の大学生である真奈美との関係性だ。そこで潤を演じた矢野聖人と、オーディションを経て真奈美役に抜擢された錫木うりの2人に、この『車軸』という作品へのアプローチを語ってもらった。 “初めて”づくしだった撮影前プロセス ──お2人が今作に参加された経緯をお伺いできますか? 錫木 私はオーディションを受けさせ<a href="https://bezzy.jp/2023/11/36296/">…
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