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主演作『アフター・ザ・クエイク』での挑戦がくれた感情とは 願いはどの作品も丁寧に。鳴海唯の心を生かす時間
2025.10.05 17:00
何気ない瞬間に目を惹かれ、いつの間にか「気になって仕方ない存在」になっている。鳴海唯はそういう俳優だ。 当の本人はと言うと、取材部屋に現れるなり「脳に糖分を入れてきました!」と気遣いを見せ、話せば話すほど役ではない一人の人間としての吸引力を感じさせてくれる。そう、私たちが鳴海唯の虜になる時、きっとそこには「壁がない」のだと思う。 そんな鳴海の最新作『アフター・ザ・クエイク』は、村上春樹の短編連作『神の子どもたちはみな踊る』を原作に、4月に放送されたNHKドラマ『地震のあとで』全4話を1本に再編した映画だ。阪神・淡路大震災が起きた1995年から続く30年間に点在する4つの物語で、鳴海は岡田将生、… <a class="more-link" href="https://bezzy.jp/2025/10/75123/"></a>
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今の自分の“顔”をどう思う?最新主演映画では孤独な青年役に 「この仕事は、終わりがあるから美しい」青木柚を成長させる一期一会、今年向き合った変化とは
2025.09.07 13:30
役者の顔は、財産だ。それは決して造形の美しさだけを指すのではない。思わず胸の内を読み取りたくなるような、ただ遠くを見つめているだけで心をかき乱されるような、役者にしかない「いい顔」というのが間違いなく存在する。 青木柚は、そんな「いい顔」を持った俳優だ。持ち味の繊細さに加え、年齢を重ねるごとに色気と精悍さを帯びてきた。けれど、彼もまた今の自分のままではやっていけないと悩んだ時期があったという。 主演映画『天使の集まる島』では、孤独な青年・聡太郎を演じた。青木柚の顔は、はたして何を語るだろうか。 終わりが来るとわかっているほうが安心する ──本作の舞台はマレーシア・ペナン島。世界遺産に登録されて… <a class="more-link" href="https://bezzy.jp/2025/09/73022/"></a>
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相思相愛の2人が『海辺へ行く道』で過ごした日々を振り返る 横浜聡子監督が惹き出した唐田えりかの自然体 夏休みのような撮影でわかった“お互いのこと”
2025.09.06 17:00
『ウルトラミラクルラブストーリー』『俳優 亀岡拓次』など、その独特の世界観とユーモアを持つ作風で知られる映画監督、横浜聡子。2023年の『極悪女王』での体を張った演技が大きく話題となり、鮮烈な印象を残した唐田えりか。一見、意外にも思えるこの2人の組み合わせが実現したのが、映画『海辺へ行く道』だ。 原作マンガの世界観と横浜聡子ワールドがぴったりとはまり、ユーモアと多幸感があふれる作品となっているこの『海辺へ行く道』。撮影を通してすっかり仲良くなったという2人が語る、まるで“夏休み”のようだった撮影の裏側とは。 唐田さんにはいい意味での自由がある ──映画、大変面白く拝見させていただきました。何よ… <a class="more-link" href="https://bezzy.jp/2025/09/73451/"></a>
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韓国JYPの実力派グループが初めての単独来日公演を振り返る 素顔はまるでいたずら好きの女子高生?ギャップも魅力のNMIXXが日本に抱く“特別な思い”
2025.07.24 18:30
今年1月11日・12日に開催された初単独来日公演「NMIXX FAN CONCERT “NMIXX CHANGE UP : MIXX LAB in TOKYO”」での大盛況を受け、急遽再来日したNMIXXにインタビューを敢行。5月31日・6月1日の2日間に行われたアンコール公演「NMIXX FAN CONCERT “NMIXX CHANGE UP : MIXX LAB in TOKYO ENCORE”」の直前、日本での初単独公演の感想や日本への思いを語ってもらった。 初めて出会ったメンバー6人は、ステージで見せる圧倒的な覇気からは想像できないくらい、明るくてにぎやか。そんな彼女たちの素顔も垣間… <a class="more-link" href="https://bezzy.jp/2025/07/71002/"></a>
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俳優、M!LKとして大活躍する27歳のブレない人生観とは 「大事なのは、どの道を選ぶかより選んだ道でどう生きるか」佐野勇斗のセルフマネジメント術
2025.07.11 18:00
一人が寂しいなんて、誰が決めたのだろうか。一人でも楽しく生きている人はたくさんいる。佐野勇斗もまた「一人でいるのが好き」だと言う。 土曜ドラマ『ひとりでしにたい』に主人公・山口鳴海に辛辣ながら的確な終活アドバイスを送る後輩・那須田優弥役で出演中。毒舌リアリストだが、なんだか可愛い年下男子をユニークに演じている。 先の見えない人生に誰もが不安を抱えて生きる現代。予測不可能な未来に振り回されないための佐野勇斗流のマインドセットとは──。【記事最後にプレゼント情報あり】 自分の人生は否定も肯定もする必要ない ──このドラマは、孤独死から話がスタートします。孤独死についてどんなイメージを持っていました… <a class="more-link" href="https://bezzy.jp/2025/07/70246/"></a>
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世界で注目される実力派俳優が語る最新出演映画とエンタメ愛 「もっと自分が満足できる芝居を」考え続けてきた向里祐香が手繰り寄せる夢
2025.07.08 18:00
2024年に配信された『SHOGUN 将軍』への出演で話題となり、映画『福田村事件』やNHK大河ドラマ『べらぼう』など、注目作、大作への出演が相次いでいる向里祐香。俳優デビューから10数年経った今、長いキャリアの中で積み重ねてきたものが、まさに花開いている状況といえそうだ。 山本直樹の同名マンガが原作の『YOUNG&FINE』では、海沿いの街に現れ、主人公の男子高校生と仲良くなっていく女教師を演じた彼女。最新作について、近年大きな変化を見せている自身を取り巻く環境について、今後の展望について……プライベート含め、今注目を浴びている彼女の素顔に迫る。 この作品には、日常にちょっといい色を… <a class="more-link" href="https://bezzy.jp/2025/07/70129/"></a>
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舞台『海と日傘』で共演する2人はいつ今の自分になった? 大野拓朗と南沢奈央が語る俳優としての自立、役を生きるために大事な“何者でもない時間”とは
2025.07.08 12:00
近年、事務所を独立し、自らの意志でキャリアを切り開く芸能人が増えている。大野拓朗と南沢奈央もその一人だ。万全のサポート体制をあえて手放し、険しく厳しい道を行く。そこには間違いなく他人に敷かれたレールを歩むだけでは辿り着けない景色がある。 開幕が控える舞台『海と日傘』の話と共に、現代の表現者たちのキャリアと生き方を語ってもらった。 説明しすぎず、想像の余地を残せるお芝居を ──『海と日傘』はこの夏映画化される『夏の砂の上』の松田正隆の代表作です。まずは戯曲の感想からお話しいただけますか。 大野 最初に読んだときは、どうしてこういう展開になるんだろうと引っかかるところがあったんです。でも理解できな… <a class="more-link" href="https://bezzy.jp/2025/07/69761/"></a>
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映画『ルノワール』での共演を経て語るそれぞれの思春期 「大人になる」と何が変わる?鈴木唯×石田ひかり×リリー・フランキーが出した一つの答え
2025.07.07 18:00
子どもの頃、世界はどんなふうに見えていたのだろうか。『ルノワール』は11歳の少女から見た大人の世界、そしてひと夏の出来事を通じて少女がほんの少し大人になる瞬間を描いた映画だ。 監督は、『PLAN 75』の早川千絵。同作で第75回カンヌ国際映画祭にてカメラドール特別賞を受賞した才能は本作でさらに深化を遂げ、第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に日本で唯一選出。現地記者や批評家から温かな拍手を浴びた。 主人公・沖田フキを演じるのは、オーディションによって選ばれた新星・鈴木唯。フキの両親を演じるのは、石田ひかりとリリー・フランキー。 思春期の入り口。かつて誰もが味わった、危うくて、鋭くて、は… <a class="more-link" href="https://bezzy.jp/2025/07/69618/"></a>
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映画『フロントライン』の報道記者役で重要だった視点とは 「誰かの心の支えになりたい」桜井ユキが演じ続ける理由と“演じられる日常”に思うこと
2025.06.23 18:00
「私が演じることで救われる人がいたら」と語る彼女の演技に惹かれるのは、そこに真心があるからなのだろう。 映画『フロントライン』でも重要な役どころを担った桜井ユキ。本作は日本ではじめて新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を舞台に、その第一線に立つこととなった災害派遣医療チーム「DMAT」の奮闘を描く物語だ。桜井は、スクープの匂いを嗅ぎつけたニュースディレクターの上野舞依を演じている。 そんな桜井に撮影当時の心境だけでなく、コロナ禍をどのように過ごしていたのかも振り返ってもらった。そこから浮かび上がってきたのは、役を演じることにかける強い想いと、「人と人の触… <a class="more-link" href="https://bezzy.jp/2025/06/69139/"></a>
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劇団☆新感線『紅鬼物語』が開幕間近、今の目標と原動力とは デビュー7年目で念願の初舞台へ 一ノ瀬颯の心を占める「自分磨き」への思い
2025.05.05 18:00
人にはそれぞれターニングポイントがある。あのときのあの経験が、今の自分をつくっている。そんな転換点をどれだけ持てるかが、人の成長を左右する。 俳優・一ノ瀬颯にとって、この作品との出会いが大きなターニングポイントになるかもしれない。5月13日から開幕する劇団☆新感線『紅鬼物語』に出演。役者人生7年目にして初舞台となる。 2019年に『騎士竜戦隊リュウソウジャー』で俳優デビューして以降、『Believe-君にかける橋-』『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-』『119 エマージェンシーコール』など話題作への出演が続く一ノ瀬だが、かつては自分のいいところを見つけるのがあまり得意ではなかったと言う。自己評… <a class="more-link" href="https://bezzy.jp/2025/05/65883/"></a>