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ティンバランド

Timbaland

スーパー・プロデューサー、ティンバランドは90年代中盤以降よりミュージックシーンに決して消し去ることの不可能な影響力を及ぼしてきた。彼のプロダクションは様々なアーティストのキャリアを決定的なものとするメジャーヒットを次々と生み出してきた。JODECI、アリーヤ、ジェニュワイン、ミッシー・エリオット、デスティニーズ・チャイルド、リュダクリス、スヌープ・ドッグ、そしてジェイ・Z。アーバン、ヒップホップとジャンルを超越しリスペクトされ、多彩なカルチャーから受ける影響力をふんだんに取り入れるティンバランドは、国境を越えたスーパー・ポップ・スター=ジャスティン・ティンバーレイクやアヴァンギャルド的シンガー、ビョークなどからもプロダクションの的となっている。セカンド・ソロ・アルバムとなる『ティンバランド・プレゼンツ・ショック・ヴァリュー』は2007年の3月リリースを迎える。全米#1「セクシー・バック」を含むマルチプラチナ・アルバムのジャスティン・ティンバーレイク『フューチャー・セックス/ラヴ・サウンズ』は、ティンバランドが殆どのトラック・プロダクションを務めたが、前回のスマッシュ・ヒット「ジャスティファイド」でも彼らの息の合ったコンビが伺えた。
本名ティモシー・Z.モズレーは1972年3月10日、ヴァージニア州ノーフォークで生まれる。 “ティンバランド”とはJODECIメンバー、デヴァンテ・スウィングによって、ブーツブランド名”Timberland”から取り名付けられた。”DJタイニー・ティム”としてスピンしていた後、”ティンバランド&マグー”の片腕として、またファレル・ウィリアムスもメンバーのプロダクション・ティーム、Da Bassment to S.B.I.(’Surrounded By Idiots’「クレイジーなヤツらに囲まれた」という意味の頭文字を取って)として知られる、”デヴァンテ・スウィングス・スウィング・モブ”のメンバーを経て、現在モズレー・ミュージック・グループのCEOとして君臨している。
ジェニュワインのヒット・シングル「ポニー」に加え、彼のデビュー・アルバム『ジェニュワイン… ザ・バチェラー』はティンバランドの手によってプロデュースされ、90年代のニューウェイヴとしてユニークなビート・スタイルを確立した-R&Bとヒップホップの音を複雑なシンコペーションで切分したスネア・ビートで固め、ジャンルに捕われない”折衷音”をミックスしたスタイルとなっている。ミッシー・エリオットとは、高校時代からの友情が栄え、アリーヤのダブル・プラチナ作『ワン・イン・ア・ミリオン』を誕生させた。彼らのペアリングは音楽界で最も成功したプロダクション/ソングライティング・ティームと言えるだろう。自然な成り行きとして、ティンバランドはエリオットをシングル「ザ・レイン」で一人前アーティストとして賞賛に値するメジャースターに伸し上げた。
 ティンバランドのトレードマーク音を真似しようと様々なプロデューサーが挑戦したが、彼が常にオリジネーターとして評されているのその量産するヒットがなによりも証明している。彼の才能を考慮に入れると、『ザ・クックブック』(2005年)を含めエリオットの3枚のアルバムをプロデュースしながらもインタースコープとパートナーシップを組みニューレーベルを立ち上げたのも納得できる。「サザン・ハミングバード」でデビューを飾ったトゥイートも世に送り出し、リル・キムの「ジャンプ・オフ」をプロデュース、ザ・ゲームには「スティアー」、「プット・ユー・オン・ザ・ゲーム」のプロデュースを頼まれるくらいだ。
現在に至るまで、殆どのプロダクションを完成させるという巨大な5000平方フィートのスタジオをヴァージニア・ビーチに構え、定期的にマイアミのマイ・ホームや西海岸を行き来している。2006年には再度インタースコープとニュー・レーベルを組み、モズレー・ミュージック・グループ(MMG)と名付ける。そのロースターは、アーティストのジャンルは問わず、ネリー・ファータドの特大ヒット「プロミスキュアス~ふしだらなビート。」が、チャート#1で幕を開く。同じく、彼女のアルバム『ルース』も#1と輝いた。
ティンバランドのジャンルレスなスタイルは現在のポピュラー・ミュージック・シーンを大きく変化させた。新しい音を試みるオリジナリティーを想像し、トライアルの最前線を走るプロデューサーとして、自信とカリスマに溢れた彼のゴールは、「常にリスナーを驚愕させ、身体を思わず揺さぶらせるようなビートを創ること」にあるという。パーソナルな面では、アーティスト兼プロデューサーの彼は、厳格な食事制限にトレーニングに励み、スタジオでの自分と同じくらい”真剣なボディ・ビルディング精神”を貫いているという。
「根気強く真剣に取り組めばどんなことだって成し遂げられる」とモチヴェーションに溢れるティンバランドは言う。またそんな彼は、ポピュラー・トレンドの歴史を常に刻み、冒険心溢れ止まることを知らず拡張している音楽という器の持ち主でもある。
(引用:https://www.universal-music.co.jp/timbaland/biography/)

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