尾崎世界観
1984年11月9日、東京都生まれ。2001年結成のロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル・ギター。2012年、アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビュー。2014年、初の日本武道館2Days公演を開催、2018年にも4年振りとなる日本武道館公演を成功させる。2021年12月に6thアルバム『夜にしがみついて、朝で溶かして』をリリース。2023年には幕張メッセ国際展示場・大阪城ホールというキャリア史上最大規模の会場にて、アリーナツアー 2023「本当なんてぶっ飛ばしてよ」を開催した。2024年で現メンバー15周年を迎える。
2016年、初小説『祐介』(文藝春秋)を上梓。その他の著書に『苦汁100%』、『苦汁200%』(ともに文藝春秋)、『泣きたくなるほど嬉しい日々に』。2021年1月に単行本が発売された中篇小説『母影』は第164回芥川賞の候補作に選出された。2022年4月に歌詞集『私語と』(河出書房新社)を刊行。
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転売ヤーに縋りつくバンドマンの興奮と欲望を描く尾崎世界観3年半ぶりの中篇小説『転の声』が第171回芥川賞候補に、7月11日単行本発売
2024.06.13 05:00
クリープハイプ尾崎世界観による小説『転の声』が、第171回芥川賞候補作に選出された。 第164回芥川賞候補作となった『母影』以来、尾崎世界観にとって3年半ぶりの中篇小説(約230枚)となる『転の声』。「文學界 2024年6月号」掲載時から話題を集め、7月11日(木)には同作を収録した単行本『転の声』が文藝春秋から発売される。 舞台はライブチケットの転売が今よりも市民権を得ている社会。ロックバンドのフロントマン・以内右手は、長引く喉の不調が招く不安に追い詰められ、とうとうカリスマ“転売ヤー”に縋りついてしまう。 「俺を転売してくれませんか」と自分たちのチケットに“プレミア”が付いていく。高額取引<a href="https://bezzy.jp/2024/06/45812/">…
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毎週日曜に掲載される書評の選書と執筆を担当クリープハイプ尾崎世界観、2023年の読売新聞読書委員に就任
2023.01.08 12:00
ロックバンド、クリープハイプのボーカル・ギターを務める尾崎世界観が2023年の読売新聞読書委員に就任することが発表された。 読書委員は、作家・大学教授・実業家ら各界の20名で構成される。今回尾崎はミュージシャンという異色の存在ながら抜擢に至った。任期中は、毎週日曜に発行される読売新聞書評面に掲載される書評の選書と執筆を行う。 なお、本日1月8日(日)の朝刊にて発表された2023年の委員は尾崎世界観のほかに5名。声優・作家の池澤春菜、国際政治学者・東京大教授の遠藤乾、美術史家・国学院大教授の小池寿子、安全保障研究者・東京大講師の小泉悠、仏文学者・東京大教授の郷原佳以が新たに加わった。
尾崎世界観『転の声』