2026.10.01 08:00
©2026 映画「日曜のあと」製作委員会
2026.10.01 08:00
黒木華が主演を務め、11月20日(金)に公開される映画『日曜のあと』のメインビジュアルと本予告映像が解禁された。
本作は、不妊治療の末に子供を授かった夫婦の旅先での5日間を描く心理劇。山と湖に囲まれたリゾートホテルを訪れた麻衣と洸一は、旅先でのひとときを楽しむつもりでいた。翌日に合流する叔母夫婦に妊娠を伝えようとしていたが、一転して発表に慎重になる二人。お互いに望んだ幸せであるはずなのに、二人の間に置かれた言葉にできない気持ちが段々と膨らんでいく。
妊娠した妻の麻衣を演じるのは、『小さいおうち』(2014年)で第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞し、若くして国内外で高い評価を受けた黒木華。夫の洸一には、加藤拓也が手がける舞台でたびたび主演を担い、作品の顔として劇中世界を支えてきた橋本淳が起用された。また、二人の危機に立ち会う麻衣の叔母夫婦・由美と哲也を吉田羊と古舘寛治が演じる。
監督・脚本を務めるのは劇作家・演出家の加藤拓也。本作が3作目の長編映画となり、2作目『ほつれる』は2023年に第45回ヨコハマ映画祭〈森田芳光メモリアル新人監督賞〉と第45回ナント三大陸映画祭コンペティション部門〈DISTRIBUTION SUPPORT AWARD〉を受賞し、2024年にはスペインのバレンシア国際映画祭で最高賞〈Luna de Valencia〉に輝くなど、国内外で作家性が高く評価されてきた。また、Netflixシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』(2024年)の原案を手がけた俳優の今井隆文が本作で初めて映画の企画・プロデュースを担当する。
解禁された本予告は、マタニティフォトの撮影で幸せそうな笑顔を浮かべる麻衣のカットから始まる。山と湖に囲まれたリゾートホテルで数日を過ごすことになった二人だが、麻衣は「本当に調べてよかったと思う?」と不安を口にし、洸一は「なるべく普段通りにしようよ」と諭す。さらに映像には二人が鏡越しに対立する姿や、叔母夫婦を交えた食事の場で抑えていた感情があらわになり由美に一蹴されるシーンも。そして本音を飲み込み、諦めに近い表情で洸一に「もうわかった、ありがとう」と伝える麻衣。言葉にできない夫婦間のズレが徐々に膨れ上がる様子を繊細に切り取った予告映像となっている。
憤り、不安、諦めなど、さまざまな感情が入り混じった麻衣の表情を大胆に捉えたメインビジュアルは、数々の映画作品のアートワークを手がけてきた大島依提亜がデザイン、今泉力哉監督作品も数多く担当する写真家の木村和平がスチールを担当。木村が捉えた黒木華の“これまでに見たことのない表情”を大島が余白を活かした独創的なタイトルロゴとともにデザインへと昇華させ、「近くて遠い 隣のあなた」という本作のテーマを象徴する一枚を完成させた。
「新しい命を迎える」という正解のない選択に揺れる一組の夫婦を通じて、加藤拓也が描く繊細で濃密な心理劇。そんな本作は、10月6日(火)から15日(木)にかけて開催される第31回釜山国際映画祭のコンペティション部門にも選出されている。
