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INTERVIEW

映画『殺手#4』で知った海外作品の魅力と今感じる課題とは

「新しいことはなんでもやりたい」受け身でもフッ軽、南沙良が挑戦を恐れない理由

2026.04.13 19:00

2026.04.13 19:00

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自分が強くないから強いものに憧れます

──雲の人物像についてはどんなことを考えて臨みましたか。

監督がインする前に資料を用意してくださったんですが、雲については天真爛漫と書かれていて、これが彼女のキーワードだなと思いました。監督が、雲は無鉄砲に突っ走るキャラクターにしたいと。彼女のエネルギーが、No.4の心を動かしていく。そういうイメージが監督の中にあったので、私もそこを意識しながら演じていました。

──どちらかと言うと、内に抱える役柄が多い印象があるので、こういう外に向かってエネルギーを発散していくキャラクターを演じているのは新鮮でした。

そうなんですよね。私自身は明るいはずなんですけど、内向的な役をいただくことが多くて。楽しいから全然いいんですけど、そこは自分でも少し不思議です。

──あ、自認としては明るいんですね。インドアとおっしゃっているイメージなので、性格も内向的なのかと思っていました。

そう言われると、確かに役と通じる部分はあるのかもしれません。実際、何かを抱えている役はやりやすいんです。だから、私自身にもそういうところがあるのかもしれない。

──漫画とかゲームに精通されているので、ちょっとオタク女子的なところがあるのかなと。

おっしゃる通りです(笑)。

──小さい頃はどんな子どもでしたか。

昔は外でも全然遊んでいましたよ。学生時代も体育の授業とか好きだったので、体を動かすのが楽しいという自覚もありました。それが、気づいたら家にいるのが好きな人間になっていました。

──何があったんでしょうね。

本を読むのが好きだったのは大きいかもしれません。小学生のときに『ハリー・ポッター』がすごく流行ってて。そのあたりからよく本を読むようになって、家で読書しているのがいちばん落ち着く時間になりました。

──ファンタジーっぽい作品のほうが好きなんですか。

だと思います。小説はわりと全ジャンルいけるというか、リアルなものとかラブストーリーを読むこともありますけど、漫画はバトル系が多いです。兄が昔から週刊少年ジャンプを読んでいて、それに感化されて私もそっち系を読むようになったんですね。よく名前を挙げさせてもらっている作品が、『ソウルイーター』。『ONE PIECE』ももちろん好きですし、『黒子のバスケ』も読んでいました。

──ちなみに少年漫画を読むときって、誰に感情移入するタイプですか。男子キャラ? それともヒロインポジの女子キャラ?

男子キャラでした。これは漫画に限らず、いろんな物事においてなんですけど、自分にないものに憧れるんですよ。自分が小さいから大きいものに憧れるし、自分が強くないから強いものに憧れる。怪獣が好きなのもそれが理由なんです。漫画でも、いつも強いキャラに惹かれがちでした。

──俗に言う初恋泥棒的なキャラっていますか。

初恋ではないですけど、好きなのが、『黒子のバスケ』の赤司(征十郎)!

──ラスボスだ!

そうなんです。赤司って最強じゃないですか。敵とか味方とか、そういう感じで好きになることはなくて、とにかく強いキャラが好きです。No.4も強いキャラだったので、そこはいいなと思いました。

──バトル漫画好きとしては、この映画のアクションもたぎるものがあったのではないでしょうか。

それが……私、バトル漫画は好きなんですけど、血が苦手で、生身のアクションはなかなか直視できないんですね。血が噴き出る描写を見ると、目を逸らしちゃう。

──あれ? 今回、めっちゃ血浴びてませんでした?

浴びてました。そのときはもう薄目でなんとか頑張ってました(笑)。

でも、私があまり得意じゃないというだけであって、アクションが大好きな方からすると、香港映画らしいアクションシーンがいっぱいあって、そこは絶対にテンションが上がるところだと思います。

──あの障子を使った殺陣とか、海外の監督が描くジャパニーズソードアクションという感じがして、すごく良かったですよ。

わかります。私の厨二心をくすぐるものがありました(笑)。

その上で、私がこの映画の好きなところは、人間ドラマの部分。No.4と雲のやりとりが見ていて微笑ましいというか、可愛らしいなと思えるところがたくさんあって。ザ・アクション映画という勢いで突っ走っていく部分と、ほっこりする部分のバランスがすごくいいなと思える作品でした。

──その代表例が、No.4と雲、そしてボスの焼肉シーンですね。

あそこは演じていても楽しかったです。どんどん焼いていくので、焼き上がったものから各自でおいしくいただいたんですけど、最後のあたりはもうお腹いっぱいになっていました。

あと、「塩さんま」というワードに対して、この言い回しでいいのか何回か審議になったのも、いい思い出です(笑)。

映画『殺手#4』より © mm2 Studios Hong Kong Limited 2025

──確かに塩さんまとはあまり言わないような。言うとしたら、さんまの塩焼き?

そうなんですよね。「塩さんまって言う?」ってちょっと日本のスタッフさんも首を傾げていて。「確かに言うと言われたら言うかも……」みたいな(笑)。別に意味として間違っているわけではないし、「私たちが言わないだけかな?」ってちょっとざわざわしていました。 

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この仕事でよかったと自覚している性格

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PARTNERS

作品情報

殺手#4

© mm2 Studios Hong Kong Limited 2025

© mm2 Studios Hong Kong Limited 2025

殺手#4

2026年4月3日(金) 新宿バルト9ほかロードショー
配給・宣伝:ライツキューブ
配給協力:ティ・ジョイ‎

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

出演:
ジェフリー‧ガイ
南 沙良

ダニエル‧ホン 森 優理斗 根岸 拓哉
チュー‧パクヒム ローザ‧マリア‧ヴェラスコ
与座 重理久 佳久 創 脇 知弘 田代 良徳 和田 庵

遠藤 雄弥 草川 拓弥
斎藤 工
竹中 直人

監督:リョン‧コイイン
製作:MM2 STUDIOS HONG KONG  RIGHTS CUBE inc.
エグゼクティブプロデューサー:文佩卿 鈴木 祐介
プロデューサー:楊振邦 服巻 泰三 菅谷 みにい 伊藤 良一
アソシエイトプロデューサー:高瀬 博行 脚本:文佩卿 リー・ソクミン リョン・コイイン
脚本監修:阪元 裕吾 アクション監督:坂本 浩一
撮影:Nathan Wong 照明:太田 博 潘少豪 録音:飴田 秀彦 鄧學麟
美術:吉本 幸人 殷倩楊 装飾:遠藤 雄一郎 小道具:磯崎 広美
スタイリスト:加藤 みゆき 霍曉彤 ヘアメイク:佐々木 愛 助監督:作野 良輔
ガンエフェクト:遊佐 和寿 編集:Barfuss Hui (H.K.S.E) VFX:陳子謙 カラリスト:FMLIK @ IXAGON
サウンドデザイン:黎志雄 制作:小玉直人 キャスティング:渡辺有美
スチール:金子山 宣伝プロデューサー:小口心平 日本語字幕:本多由枝
挿入歌:「世界中の誰よりきっと」中山 美穗 WANDS(KING RECORD CO., LTD.)
主題歌:「一生懸命HEART OF GOLD」魏浚笙 JEFFREY NGAI (BTBAS ENTERTAINMENT LIMITED)
制作プロダクション:SOLID FEATURE MinyMixCreati 部

2002年6月11日生まれ、東京都出身。
映画『幼な子われらに生まれ』(2017年8月公開)で俳優デビュー。初主演映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(2018年7月公開)で、報知映画賞、ブルーリボン賞ほか数々の映画賞を受賞。
近年の出演作に、映画『この子は邪悪』(主演)、映画『愛されなくても別に』(主演)、NHK大河ドラマ『光る君へ』、DMM TVオリジナルドラマ『外道の歌』、ABEMA✕Netflixドラマ『わかっていても the shapes of love』などがある。
主演映画『万事快調〈オール・グリーンズ〉』が現在公開中。待機作として、主演映画『禍禍女』(ゆりやんレトリィバァ監督作品・2026年2月6日公開)、ヒロインを務める香港映画『殺手#4』がある。

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