「軽やかで確かな傑作」山田洋次、水谷豊、斎藤工らが絶賛
高橋一生主演『ラプソディ・ラプソディ』著名人14名からコメント到着、新たな本編映像も解禁
2026.04.08 16:00
©岸潤一
2026.04.08 16:00
高橋一生が主演を務め、利重剛監督が13年ぶりに手掛ける長編映画『ラプソディ・ラプソディ』に各界著名人14名からのコメントが到着し、新たに本編映像も解禁された。
本作の主人公は”絶対に怒らない男”夏野幹夫。ある日住民票に身に覚えのない「続柄:妻」の文字を見つけた幹夫は、繁子という名の女性が勝手に籍を入れていたことを知る。正体不明の妻を求めて奔走した末、小さな花屋でようやく見つけた繁子は、触れるもの全てを壊してしまう破天荒な女性だった。予測不能な繁子に振り回されながらも向き合おうとする幹夫と、何をされても怒らない幹夫にモヤモヤが募る繁子。思いもよらぬ結婚をきっかけに出会った二人のハートフルストーリーが描かれる。
公開に先駆け、本作をいち早く鑑賞した著名人たちからは「もう一度観たくなる世界がここにある」「ここ数年で1番好きな映画」など絶賛のコメントが続々と届いた。「人情劇」の巨匠・山田洋次監督は横浜の街角に息づくリアリティから物語へと引き込まれていく感覚に触れ、監督・役者両方の面から利重剛を称賛。また、俳優・水谷豊は高橋一生の繊細な芝居とキャスト陣の魅力を挙げ絶賛し、上田誠は本作を恋愛映画ならぬ結婚映画と評して印象的な言葉でその魅力を表現した。さらに竹中直人はキャスト陣の演技と横浜の魅力を熱量たっぷりに語り、堤幸彦監督は撮影中にもかかわらず魂を持っていかれたと興奮冷めやらぬ言葉を残した。ほかにも斎藤工、加藤るみ、エレガント人生、赤ペン瀧川、植草美幸、望月ふみ、浅野智哉、村山章ら多彩な面々が本作の“優しさ”と“可笑しさ”、そして心に残る余韻について熱のこもったコメントを寄せている。
また、解禁されたのは幹夫(高橋一生)にひそかに思いを寄せる同僚のりずむ(池脇千鶴)がコミカルな掛け合いを披露する本編映像。「あの、独身の男の方って、ずっと外食だったりするんですか?」とためらいながら尋ねるりずむに、お弁当をつつきながら結婚していることを明かす幹夫。りずむの顔はみるみるうちに曇っていき、ついには嗚咽交じりに泣き出してしまう。呆然とする幹夫の表情で幕を閉じる、二人の愛嬌と演技力の高さがうかがえる見事な掛け合いとなっている。
さらに、横浜市出身のイラストレーター・岸潤一による描きおろしイラスト6点も到着。印象的なシーンをポップな色合いで切り取った6点が作品の世界観を鮮やかに描いている。

著名人コメント全文
山田洋次(映画監督)
横浜の街角にはこんなフラワーショップがあるだろうな、そこにはきっとこんな店員がいてこんな客が来るのだろうな、と思いながら観ているうちにいつしか不思議な物語の世界に引きずり込まれていく、それが利重監督の作品の楽しさ。
登場人物の一人に扮する彼がとても魅力的だ。
水谷豊(俳優)
こんな人いないだろうと思いながら、いや、いるかも知れない、むしろいて欲しいと思わせてくれる高橋一生さんの芝居。呉城久美さんの魂の緊張と弛緩。軽妙な芹澤興人さんと池脇千鶴さん。観終わってみれば見せ場の連続だった。利重監督の人と社会を見つめる目は、人生の深淵をユーモアに包んで楽しませてくれる。もう一度観たくなる世界がここにある。
加藤るみ(映画コメンテーター)
私も!!!幹夫が好きだ!!!!
S極とN極のように正反対な二人が、ミラクルな引力に引き寄せられていくさまにキュン。
日常に隠れた、おとなの極上ロマンティック。
失敗からしか学べないことがあるからこそ、人生は愛おしいのだ。
ミニチュアの世界に迷い込んだような、横浜のコンパクトな街景にもうっとり。
斎藤 工(俳優/Filmmaker)
利重さんの横浜への長年の敬愛が、この作品の隅々まで静かに満ちていて、映画が街に、街が映画に、自然と溶け込んでいく。
一生さんの孤独で陰のある魅惑の佇まいと、呉城さんが纏う力強くも淋しげな光。
そこへ芹澤さんと池脇さんが、言葉にならない余韻をそっと差し込む。
切なくて愛おしい、横浜という街が生んだ、軽やかで確かな傑作。
上田誠(劇作家・演出家・脚本家/ヨーロッパ企画)
たいへん素敵な恋愛映画ならぬ結婚映画。人類史でいうと恋愛なんかよりずっとずっと先輩なんですよね結婚って。
結婚から始めようぜ恋を、と思いました。
出てくる人たちがみんな孤独でみんな優しい。それを音楽が寿いでくれる。だから終盤私は手に汗握り、もう祈るように観ていました。
竹中直人(俳優・映画監督)
横浜の街を映し出す映像に眼を奪われ、その風景を彩る大西順子さんの音楽に耳を奪われた。
ピュアで優しい映像世界。
なのに…全く似合わない衣装で登場する利重剛監督!いったいなんやねん!!
高橋一生のお芝居をとても丁寧に映し出す。「優しい人」をこんなにソフトに演じられる俳優がいるだろうか…。
一生、今度はめちゃくちゃ嫌な奴を演じてくれ!なんて思ったぜ。
ぜひ映画館で「横浜」という街、高橋一生のお芝居を体感していただけたらうれしいな。
そして、大切なおともだちにそっと伝えてくれたら。
あの池脇千鶴さんが…
サイコー!!だって。
堤幸彦(映画監督)
横浜、坂道、転ぶ、美味しそうなキエモノ、優しきジャズ、そして“予想を裏切るほどの人々の魅力”が攻撃的なまでに放たれる。というか何もかもが“映画を見ているように”素晴らしい!気がつくと集中し、気がつくと笑い、気がつくと涙が出ていた。魔術だ。利重マジックだ。映画撮影中なのに魂取られた。どうしてくれるんですか。でも応援します!
役者はやれないけど同業者より。(キエモノとは食い物のこと)
エレガント人生 山井祥子(お笑い芸人)
変わった男女の、変わった結婚生活。終盤に感じたヒリヒリと優しい気持ちが後を引く。人間はどうしてこれほど複雑な感情を持っているのかを考えさせられた。
エレガント人生 中込悠(お笑い芸人)
出会うべき人間同士というのは必ずしも素敵な出会い方をするものではないし、必ずしも素敵な歩み方をするものでもない。それでも出会うべきだったと思える二人がいい。
赤ペン瀧川(映画プレゼンター)
優しさについて。
そして、人生についての物語。
愛すべき不器用な2人が、“生きる極意”を教えてくれる。
僕も、あの言葉を胸に明日からも歩いていきたい!
植草美幸(結婚相談所マリーミー)
心に傷を負った二人の出会いは非現実だけど、知らず知らずに深く向き合っていく現代ならではの究極のラブストーリー。誰かの人生にかかわる選択をし、幸せになる結婚までの道のりを余すことなく描かれている素晴らしい作品です。
望月ふみ(エンタメライター)
ここ数年で1番好きな映画。「ほっこり系」だと思って観始めるも、心の奥深くをえぐられ泣き続けた。そして観終わったときには、とても温かな気持ちに満たされていた。街の空気を感じる映像もステキだ。
浅野智哉(フリーライター)
ヒューマンドラマの俊才・利重剛が帰ってきた!
不器用な大人たちが予想外の事態にもまれながら、悲しみと共に生きる希望を、それぞれに見つける。ユーモラスかつ温かみある視点で、現代人の心の再起を描いた秀作。ふたりを取り巻く、日本映画の最前線の「名脇役」たちの輝きも、本当に素晴らしい。
村山章(映画ライター)
和製スクリューボールコメディと聞いて油断していたら、他人との深い関わりを拒絶した人たちの孤独と刺すような痛みに虚を突かれた。高橋一生、呉城久美、池脇千鶴が枠を超えてくる。
