映画『ザッケン!』での共演を経て語りあう10代俳優の本音
中島瑠菜&大島美優に聞く究極の選択、今の二人は“上手さ”と“楽しさ”どっちを選ぶ?
2026.04.09 18:00
2026.04.09 18:00
夢中になれるものがあるだけで、青春はキラキラと輝きはじめる。
東京都立日比谷高校に実在する部活動・雑草研究部をモチーフに、上村奈帆・モノガタリラボが原作を開発した漫画『ザッケン!』が、原作者自らによる脚本・監督で映画化。好きなこともやりたいこともわからなかった高校1年生の杉野ゆかりと、心の底から雑草を愛しているちょっと変わり者の同級生・徳田みみ(通称:ドクダミちゃん)によるピュアで瑞々しい青春の日々がスクリーンで描かれていく。
ゆかりを演じるのは、映画『TOKYOタクシー』の好演で第49回日本アカデミー賞 新人俳優賞に輝いた映画界の新星・中島瑠菜。みみを演じるのは、日曜劇場『マイファミリー』で二宮和也の娘役を演じ注目を集め、期待の若手女優としてステップを駆け上がる大島美優。
まばゆい可能性を秘めた10代の二人が演じるハートフルな高校生活は、この春いちばん爽やかな風を観客の胸に吹き込むはずだ。

自分にとっての宝物があるのは、本当に幸せなこと
──お二人は共にBezzy初登場。まずは読者のみなさんに人となりを知っていただくためにも、お互いのことを他己紹介していただけますか。
中島 美優ちゃんは16歳と思えないぐらい大人っぽくて。でも、明るくて、その場にいるだけでみんなに笑顔をくれるような方です。
大島 ありがとうございます(照)。瑠菜ちゃんの第一印象は、めちゃくちゃ可愛い! 透明感があって、顔もびっくりするくらい小さくて。すごく綺麗だなという印象はみなさんもお持ちだと思うのですが、話すとすっごく楽しい方で。落ち着いているけど、たまにするツッコミが的を射ていて面白い、一緒にいて楽しい憧れのお姉さんです。

中島 ありがとうございます(照)。美優ちゃんは、とにかく全力で向き合う姿が可愛くて。ドクダミちゃんを演じているときもそうだし、あと好きなアーティストの方の話をしているときの「好きなんです!」を全力で伝えている感じが本当に可愛いです。
大島 BUMP OF CHICKENが大好きなんです! 『ザッケン!』のキャッチコピーが「世界は雑草(たからもの)であふれている。」ですが、私はそれをBUMP OF CHICKENで感じました。たとえば、前から知っているライブ会場でも、そこでBUMP OF CHICKENがライブをしたことがあったと知ると、急に特別になります。BUMP OF CHICKENと同じ時代を生きていることがすごく貴重なことだと思うので、今を大切に生きたいです!
──大島さんの年齢だと、まだ「天体観測」の頃は生まれていないですよね。
大島 「天体観測」が発売された8年後に生まれました。もともと母が好きで存在は知っていて、好きになったきっかけは「新世界」という曲です。車の中で聴いて、今までは何も考えずにメロディを聴いていたのですが、そのとき急に歌詞がバンッて入ってきて、衝撃を受けました。そこから母の持っていた雑誌なども読んで、どんどん好きになりました。

──そんなふうに何かを好きになる輝きがこの映画にも詰まっています。中島さんが好きなものはなんですか。
中島 私は漫画が大好きで。日常に染み込んでいる漫画がたくさんありますね。
──その中からオールタイムベストの1冊を選ぶとすると?
中島 ベストは『性別「モナリザ」の君へ。』です。手に取った理由は、単に絵が好きだったからなんですけど、読んでみると12歳になる頃に自分でなりたい性別を決められるという世界のお話で。もし自分が性別を選べる世界線にいたらどうしただろうと考えるのがすごく楽しくて。物語としても、性別関係なく、恋愛だったり、ものの考え方だったり、視野を広げるきっかけにもなりました。中学1〜2年生のときに出会った作品ですが、ずっと好きですし、私にとってのベストな漫画です。
──好きなものがあるって、どういう気持ちですか。
大島 みみを見ていると特にそう思うのですが、好きなことをただまっすぐ好きでいたら、こんなにも人間ってキラキラできるんだなって。自分にとっての宝物があるって、すごく幸せなことだと思います。
中島 好きなものが自分を救ってくれますよね。漫画を読むだけで楽しい気持ちになれたり。漫画を通して新しい気持ちを知ることで、自分を今の状態から変えることができたり。全力で好きになれるものを見つけられるのって、本当に幸せだなと思います。
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