演出は稲葉賀恵、乃木坂46・林瑠奈は過去の重要人物役に
安蘭けい、昆夏美、田村芽実らが魂をぶつけ合うミュージカル『FOUR MINUTES』今冬上演決定
2026.03.25 23:20
2026.03.25 23:20
2006年発表のドイツ映画『4分間のピアニスト』(英題:Four Minutes)を原作としたミュージカル『FOUR MINUTES(フォーミニッツ)-4分間のピアニスト-』が、2026年12月~2027年1月に東京・東京芸術劇場シアターウエスト、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演されることが決定した。
映画『4分間のピアニスト』は、獄中の天才ピアニストと、受刑者にピアノを教える教師との魂の衝突と共鳴を描いた作品。公開されるやいなやドイツ国内にとどまらず世界各地で数々の映画賞を受賞し、2021年には映画に感銘を受けた韓国を代表するミュージカル俳優ヤン・ジュンモがプロデューサー兼芸術監督を務めミュージカル化。韓国でのミュージカルではヤン・ジュンモと国立チョンドン劇場との共同制作により上演され、第6回韓国ミュージカルアワードの作品賞をはじめとした主要部門にノミネート、翌2022年には再演が行われた。
そして今回の日本版では、第33回読売演劇大賞最優秀演出家賞を受賞した稲葉賀恵が演出を担当。韓国でのオリジナル・プロダクションを稲葉が演出し、新たなミュージカル『FOUR MINUTES -4分間のピアニスト-』として日本初演を迎える。
物語では、刑務所へピアノを教えにやって来たクリューガーが問題児として扱われるジェニーの類まれなるピアノの才能を見抜き、彼女をコンクールへ出場させるためレッスンを始める。第二次世界大戦後のドイツで暗い過去を抱えながら規律に従って生きてきたクリューガーと、幼少期のトラウマから心を閉ざし、激しい感情を内に秘める危うさをはらんだ少女ジェニー。対照的な二人は激しく衝突しながらも、ピアノを通して互いに向き合っていく。
そんな美しい魂のぶつかり合いに挑むキャスト5名が解禁。厳格なピアノ教師クリューガー役には、元宝塚歌劇団トップスターで数多のミュージカル作品で活躍し続ける安蘭けい。天才ピアニストのジェニー役は、多くのミュージカル出演経験を持ち歌唱・芝居ともに抜群の安定力を持つ昆夏美と、パワフルな歌唱と愛嬌溢れる表情の変化で観客を魅了する田村芽実がダブルキャストで演じる。

また、物語の舞台となる刑務所の看守ミュッツェ役に、近年は舞台のみならずドラマや映画にも出演する松岡広大。繊細な感情表現の磨きをかけ、本作でhジェニーら囚人を監督する立場でありながら自らもピアノを弾き、クリューガーに認められたいと願う青年を演じる。そして若き日のクリューガーの恋人ハンナ役には、乃木坂46の林瑠奈。高い歌唱力と表現力に定評のある林が、自身初のミュージカルでクリューガーの秘めてきた過去を浮かび上がらせる。
コメント一覧
ヤン・ジュンモ(韓国オリジナル・プロダクション プロデューサー、芸術監督)
2006年に韓国で初めて『4分間のピアニスト』の映画を観て、ラスト4分間の演奏シーンをミュージカルの舞台で実現したいという願いを叶えることができました。人生のどん底を生きる二人の女性が、互いにどのように希望となっていくのか、そしてその希望が観る私たちにどんな贈り物をもたらすのか、私が愛する日本の観客の皆さまにもぜひ劇場で公演をご覧いただき、ご確認いただければ嬉しいです。
稲葉賀恵(日本版 演出)
映画『4分間のピアニスト』は大好きな映画でした。ただこの作品をミュージカルに、とお聞きした時は予想もつかない発想に驚きました。しかし頂いた戯曲から迸る登場人物の生命力と、予想だにしない彩のある音楽を聞いて、なるほど、と気持ちよく裏切られたことを覚えています。
自分の音楽を見つけること。自分の人生の主導権を取り戻すこと。水槽の底、荒野の果て、打ちひしがれるような世界の中で2人の女性を中心とした登場人物たちがもがきながら光を見つけ出す姿をグロテスクに、でも美しく、原作に敬意を表しながら自分なりの視点で日本版として打ち返してみようと思います。ご期待ください。
安蘭けい(クリューガー役)
また素敵な作品に巡り会えたことを、とても嬉しく思っています。ヤン・ジュンモさんからクリューガー役にとお声がけいただき、大変光栄です。昆夏美さん、田村芽実さんというパワフルなお二人とご一緒できるので、まさに、魂のぶつかり合いのような作品になるのではないかと、今から身の引き締まる思いです。
演出の稲葉さんとは今回が初めましてなので、どんな作品が立ち上がるのか、とても楽しみにしています。
昆夏美(ジェニー役/Wキャスト)
ジェニー役を演じさせていただきます、昆夏美です。またひとつ面白い作品に出会えたことに感謝しております。少人数で描かれる濃密なストーリーとダイナミックかつ繊細な音楽に、稲葉賀恵さんの演出。どんな世界を見ることができるのか楽しみで仕方ありません。そして公私共にお世話になっているヤン・ジュンモさんが韓国でのプロデューサーということで、その繋がりにもご縁を感じています。精一杯努めたいと思います。
田村芽実(ジェニー役/Wキャスト)
この作品の資料を沢山拝見し、ジェニーという役を命をかけて演じたいと強く思いました。ワクワクよりも、魂を捧げる覚悟でこの役に向き合いたいという思いが強く、身の引き締まる思いです。また、稲葉さんの演出が今からとても楽しみですし、安蘭けいさんは尊敬する大先輩でいらっしゃるので、ご一緒するのを想像するだけで幸せです。更に、憧れていた昆さんと同じ役を務めさせて頂く日が来るとは…本当にまだ信じられません。精一杯、覚悟を持って努めさせて頂きます。
