ドラマ『ながたんと青と』出演の28歳が明かす飾らない近況
欲しいのは、人気よりも作品の評価。小林虎之介の芝居を生み出す人間力
2026.03.06 18:00
2026.03.06 18:00
金閣寺を見て「めっちゃ金やん!」と思った
──本作はシリーズ第2期ですが、出来上がっているカンパニーに途中から合流する難しさみたいなものはありましたか。
全然ないです。気にする人もいるみたいなんですけど、僕はそこはどうでもよくて(笑)。
──さっぱりしてますね(笑)。
芝居ができれば、僕は十分です。ゲスト出演も結構多いので、出来上がっているところに入るのに慣れてるってのもありますけど。馴染めるかなとか気にするタイプではまったくないです。

──明快で気持ちいいです。太秦の撮影所は今回が初めてですか。
いや、『遺留捜査』のときに一度お世話になりました。そのときは1週間くらいいたのかな。まだあんまり仕事がなかった時期だったので、その1週間がめちゃくちゃ長く感じたのを覚えています。家じゃないところで1週間も過ごすということ自体が初めてだったので。
──それは楽しかったという意味で?
いや、地獄でした(笑)。
──なぜ(笑)。
当時はお金がなかったんです(笑)。まだバイトしてたし、ローンもあったし、いろいろカツカツだったのに、1週間も京都にいたら、その間バイトもできないじゃないですか。だからどうしようみたいな。食事は毎回ビッグサイズのカップラーメンでした。
──あの安くてボリュームだけはあるやつですね。
あれを毎日食べてたら頭がおかしくなってきて(笑)。もう心も病みそうになったんですよ。で、家に帰ってきてからちゃんと自炊したんですけど、明らかに体にいい感じがして。カップラーメンもたまに食べるのはいいですけど、毎日はダメだなって勉強になりました。
──そんな思い出を経て、今回の京都滞在ではおいしいものを食べられましたか。
今回はおいしいものを食べました!
──何を食べたんですか。
鍋です。おいしいと噂の店があって。でも撮影は夏だったからどうしようかなと思ったんですけど、普通においしくて、夏でも鍋はいけるなと思いました。あとは一人でずっと観光をしてましたね。観光地ならではのぼったくりみたいな値段のものを。
──言い方(笑)。
ソフトクリームが1000円以上したんですよ!(笑) おそばも2000円台の後半とかで。せっかくこんな高いもの買ったんだからと思って、撮影所に戻ってから、「これいくらだと思う?」って自慢して話のタネにしましたけど。
──とても庶民的な会話で親しみが持てます(笑)。
あとは、抹茶ばっかり食べてました。抹茶クリームとか、そばも抹茶系のがあって、かき氷も行ったし、抹茶を堪能した京都でした。

──小林さんといえばカメラが趣味ですが、京都でも写真を撮ったりしましたか。
めっちゃ撮りました。もう汗だくになりながら。
──ここの景色が綺麗だったというおすすめのスポットはありますか。
小学生ぶりに行った金閣寺が綺麗でした。「めっちゃ金やん!」って。
──語彙力が消滅しています(笑)。
金閣寺って1回燃えて、もう1回建て直されたんですね。そういうのも含めて「めっちゃ金やん!」と思いました(笑)。しかもすっごい晴れてたんですよ。それもあって金閣寺ってこんなにすげえんだって感動して。大人になって見てからのほうが感動したかもしれない。これは写真撮りたくなるわって思いました。
──本作は「食」がテーマの一つです。小林さんは「食」というものをどういうふうに考えていますか。
最近やっと気をつけるようになりました。やっぱり何事も体が資本なので。健康じゃないと、仕事もプライベートもうまく回らない。あんまりやりすぎは良くないですけど、体づくりが求められる職業でもあるので、栄養学とかもちょっと学んだりするようになりました。
──ご自身でよくつくる料理といえば。
味噌汁ですね。あとは鶏むね肉ばっかりです。

──ゆで卵、めっちゃ食べてませんでした?
食べてます。1日7〜8個食べてた時期があって。
──7〜8個!? あまり摂りすぎも良くないんじゃないですか。
みたいですね。卵ってどうなんだろうと思って調べてみたら、意外と脂質もあるし、食べすぎたらコレステロール値が上がって血管が詰まるって書いてあって。それを読んでビビってからは1日2個くらいしか食べなくなりました。
──前に、立て続けにゆで卵を2個食べてる動画を見てびっくりしました。
いやいや、あんなのは全然。なんならワンパック10個を1日で食べてるときも普通にありました。
──食に関する温かい思い出といったら何が浮かびますか。
年末年始に親戚で集まって、みんなで朝から夜まで酒飲みながらおいしいご飯を食べてるときは幸せですね。やっぱり食って何を食べるかも大事だけど、誰と食べるかが大事だから。最後は人だと思います。
──今や立派に活躍されていますし、親御さんや親戚のお子さんにおごる機会も出てくるんじゃないでしょうか。
そこで言うと、この前、父親が東京出張で、うちに泊めてって言うから泊めたんですよ。普段酒は飲まないんですけど、せっかくだから酒を飲める場所にいっぱい連れて行ってハシゴしたりして。ちょっと親孝行できたかなと思います。
──それはお父様もうれしかったんじゃないでしょうか。
うれしそうでした。父親が事前にめっちゃ調べてて、この店に行きたいっていうところを回って。途中からは俺の行きたいお店に連れて行って。
──大丈夫ですか。思ったより金額がいったなということになりませんでしたか。
いや〜、1個だけ俺の指定した店でなっちゃって。以前共演した役者さんがめっちゃいいっておすすめしてくださったお店なんですけど、この機会だからと思って行ってみたんですよ。店構えは庶民的だったんで安心して入ったら、一つ一つの値段が全然可愛くなくて、本当びっくりしました。

──『ながたんと青と』の「青と」とは周の「青臭さ」を意味するフレーズでもあります。今のお話を踏まえた上で、小林さんはまだまだ青臭いですか。
どうなんだろう。東京に染まってきてるとは思いますけどね。都心のほうだと、この道は混まないとか大体わかるようになってきましたし。渋谷駅も上の看板を見なくて歩けるし。体が東京の地理を把握しちゃっているので、東京人になりつつあるなというのは感じています。
次のページ
