2026.02.20 08:00
2026.02.20 08:00
俳優・長濱ねるの初舞台『東京の空』が一日限り上演されることが決定した。
本作は落語家・初代林家三平の妻で、昨年12月24日に永眠したエッセイスト・海⽼名⾹葉⼦の追善公演。海⽼名は1945年3⽉に東京⼤空襲で家族6⼈を亡くし、戦争孤児となった経験から⻑年にわたり平和の尊さを訴え続けてきた。そしてこの悲劇を繰り返してはならないという強い思いから、⻑崎出⾝で被爆三世の⼥優・⻑濱ねるが語り部として海⽼名の体験をもとに朗読する企画が始動。海⽼名の意思を継ぎ平和への思いを伝えるため、1945年の東京⼤空襲から81年後の3月10日の翌3⽉11⽇に公演を⾏うことが決定した。

公演にあたり長濱と、海老名の次男で2代・林家三平からコメントが到着。長濱は「当時を生きた人々の記憶に耳を澄ませ、一言一言を大切に朗読したいと思います。平和への祈りを胸に、誠実に努めます」と決意を語り、林家は「今回、朗読してくださる、⻑濱ねるさんも、ご家族が⻑崎で被爆をなさったと聞いています。戦争で犠牲になるのは、最後は国⺠なんです。その思いを込めて、今だからこそ⼤切にしたい。平和の叫び。ねるさんの魂の声が天国にいる、戦没者の皆様に届く事を切に願っております。私の⺟も、東京⼤空襲で亡くなった家族とともに、この朗読会を⾒守っていることと信じています」と願いを込めた。なお本作の演出は、これまで様々なジャンルの舞台作品を100本以上演出し、初の⻑編映画監督作『どうしようもない僕のちっぽけな世界は、』が第32回東京国際映画祭・スプラッシュ部⾨への招待作品に選出された倉本朋幸が担当する。
長濱ねる コメント全文
初めて朗読劇に参加させていただきます。混沌とした時代の中で、世界ではいまも戦争がなくならず、私たちの足元にも漠然とした不安が広がっています。だからこそ、この物語を語り継ぐことに大きな意味があると感じています。
当時を生きた人々の記憶に耳を澄ませ、一言一言を大切に朗読したいと思います。平和への祈りを胸に、誠実に努めます。
2代・林家三平 コメント全文
⽣前、平和について語り続けた⺟、海⽼名⾹葉⼦。
⼦供たちにもわかりやすいように、ただ戦争を語るだけではなく、戦前の豊かな⼼を持った⽇本に暮らす下町の⼈々の姿。
昭和20年3⽉10⽇、空襲のために⼀夜にして、全てがなくなってしまったのです。先の⼤戦は、私たちにとっては、他⼈事ではありません。皆さんの、おじいさん、おばあさん、また、ヒイおじいさん、ヒイおばあさんも必ずこの戦争に関わっているのです。
今回、朗読してくださる、⻑濱ねるさんも、ご家族が⻑崎で被爆をなさったと聞いています。戦争で犠牲になるのは、最後は国⺠なんです。その思いを込めて、今だからこそ⼤切にしたい。平和の叫び。ねるさんの魂の声が天国にいる、戦没者の皆様に届く事を切に願っております。
私の⺟も、東京⼤空襲で亡くなった家族とともに、この朗読会を⾒守っていることと信じています。
林家三平