2026.02.16 06:00
©2026 映画「未来」製作委員会 ©湊かなえ/双葉社
2026.02.16 06:00
黒島結菜が主演するミステリー映画『未来』の公開日が5月8日(金)に決定し、本予告映像と本ポスタービジュアルが解禁された。
湊かなえ史上もっとも過酷で切ない同名小説を原作に、『護られなかった者たちへ』(2021年)『ラーゲリより愛を込めて』(2022)の瀬々敬久監督が実写化した本作。キャストには黒島結菜を筆頭に、新星・山﨑七海のほか坂東龍汰、細田佳央太、近藤華、さらに松坂桃李、北川景子らが集結し、人間という存在の明と暗を鋭く表現する。
主人公は、複雑な家庭環境で育ちながらも、祖母の期待に応えて教師になるという夢を叶えた真唯子(黒島結菜)。彼女の教え子・章子(山﨑七海)は、父(松坂桃李)を亡くした悲しみや心を閉ざした母(北川景子)との日々に耐え生活していたが、章子のもとにある日“20年後のわたし”から一通の手紙が届く。半信半疑のままその手紙に返事を書いていた章子だったが、母の新しい恋人からの暴力や壮絶ないじめ、そして信じがたい事実が彼女を容赦なく追い詰めていき、絶望の中で章子は唯一心を通わせる友人・亜里沙と「親を殺す」という禁断の計画を立ててしまう。そんな章子を救おうと、真唯子は残酷な現実に押しつぶされそうになりながらも手を差し伸べようとする。
解禁された本予告映像は、章子が放つ「この世界は、狂ってます」という一言で幕を開ける。そして父の死や心を閉ざした母との生活、母の恋人からの理不尽な暴力にさらされる章子の姿が痛々しくもリアルに描かれていく。それでも章子は、“未来のわたし”から届いた手紙に記された「光ある未来が待っています」という言葉を支えに“生きよう”とする。
しかし父が隠していた秘密の存在が示唆され、さらなる悲劇に直面した章子はついに禁断の計画へと踏み出してしまう。教え子を救おうと駆けつける真唯子に対しても「なんで今なのよ!」と怒りをぶつける章子。最後には章子を「あなたを守りたかった」と抱きしめる母の姿に、真唯子が章子を抱き寄せる姿が重なり合うという、痛いほどの愛が観る者の胸に迫る映像となっている。
さらに予告編では、物語の核心となる“未来のわたし”の声を西野七瀬が演じていることも明らかになった。『少年と犬』(2025)に続いて瀬々監督作品への参加となった西野は、悲しみの底にいる章子を励まし彼女の心を支える存在を声のみで表現。予告編終盤の「この手紙が、あなたの人生のささやかなエールとなりますように」という祈りにも似た言葉は、物語にとってかすかな“救い”となっている。
併せて解禁された本ポスターの中心には、まっすぐに正面を見据える強い眼差しの真唯子と伏し目の章子。2人には「誰が、少女を守るのか――。」というコピーが添えられており、さらに周囲にはそれぞれの想いを秘めた5人の姿が切り取られている。
西野七瀬(大人の章子の声)コメント
以前映画でご一緒させていただいた瀬々監督からお声がけいただき、参加できたことが嬉しかったです。
「“20年前のわたし”に語りかける」という役柄は、監督と色々な表現を試しながら作り上げることができました。
どうしようもできない環境にいながらも、それぞれが勇気を出して現状を変えようと動く姿に心を打たれました。
そんな物語の中で、この手紙の存在が“ささやかな希望”になっていたら嬉しいなと思います。
