2026.02.03 18:00
2026.02.03 18:00
ドラマ『ちはやふる-めぐり-』の藍沢めぐる役での熱演も記憶に新しい當真あみ。瑞々しさに加え、細やかな感情の機微を捉えた表現にも注目が集まり、2025年にはさらなる飛躍を遂げた。
そんな彼女の最新主演映画が、柚木麻子のデビュー小説を実写化した『終点のあの子』。女子校が舞台のこの映画は、高校生特有の揺らぎや羨望、焦りを鮮やかに映し出す作品だ。撮影中は自身も高校生だったという當真は、この物語をどう生きたのか。【記事最後にプレゼント情報あり】

しっかり見てくださったのがわかるとやっぱり嬉しいです
──ドラマ『ちはやふる-めぐり-』で主演を務めたほか、出演映画が4本公開されるなど、2025年は當真さんにとっても大きな1年だったかと思いますが、ご自身では2025年はどのような1年だったと思いますか?
初めてやらせていただくことがたくさんあった1年でした。連ドラの主演も初めてでしたし、こんなにたくさん出演映画が公開されていくのも初めてで。『終点のあの子』が上海国際映画祭に行った(※上海国際映画祭GALA部門に招待された)のも大きな経験でした。いろいろなことを経験して、いろいろなことを学ぶことができた1年だったかなと思います。
──ご自身が出られた作品がどんどん視聴者に届いていくのをどんな思いで見ていましたか?
映画って撮影の時点で公開が1年後ということもよくあるので、公開日を今か今かと楽しみにしていて。ようやく見ていただけてすごく嬉しかったです。感想もいただけたりするので、それを励みに毎日頑張っています。

──もらった感想や言葉の中で特に印象的なものがあれば教えてください。
「當真さんが出ている作品だから見にきました」という声や、「他の俳優さんを目当てに見たけど、當真さんのお芝居に引き込まれた」という感想はやっぱり嬉しいですね。あとは「このシーンはどういう気持ちでこうしたんですか?」とか質問をいただいたりすると、しっかり見てくださったんだなと感じられて嬉しいです。
──撮影時やクランクアップ時ではなく、やはり公開・オンエアされて完成という気持ちが大きいですか?
はい。昔、映画のプロデューサーさんに「撮り終わって終わりじゃなくて、見てもらって、どう届くかまででようやく映画が完成する」と言われて。その考えは大切にしていますし、自分でもどう届いているのかは楽しみにしています。

──そして最新作『終点のあの子』が公開されました。演じる希代子という人物を、當真さんはどのような人物だと捉えましたか?
朱里に出会う前の希代子は、友達に合わせて動くタイプ。会話の中心になるよりはみんなの話を聞いていて、自分の意見はあまり言わない。恭子さんのようなクラスの中心にいる子や、朱里みたいにちょっと不思議な子がいたりするなかで、平凡な子だなという印象でした。その、教室の中で静かにしていて周りに合わせているというのは中学生時代の自分とも重なる部分があって感情移入しやすかったです。
──朱里に出会って変わっていく希代子についてはどうでしょうか?
憧れの人がどうしても気になってしまうみたいな気持ちはすごくわかります。というのも、朱里を演じた中島セナちゃんのことに対して、雑誌や作品で見ていて「いつかご一緒できたらいいな」というちょっと憧れている気持ちがあって。それが朱里と希代子の関係性と重なるなと思いながら撮影していました。
──そんな中島さんと実際に共演してみていかがでしたか?
現場ではたくさんおしゃべりをしたというよりは、お互いにちょっと人見知りだったこともあって、たまに「アニメ見るの?」って話をしたり、私が現場に持っていっていたカメラで写真を撮ったりしたくらいで。希代子と朱里は、一度ぐっと距離が縮まりますが、そのあと一気に離れていく。だから撮影でも笑って話すようなシーンは意外と少なくて。
──當真さんと中島さんの距離感も希代子と朱里の距離感と近しかったんですね。中島さんとお芝居で対峙してみていかがでしたか?
表情をじっと見ていたくなるというか。朱里は口数が多いほうではなく表情や目線の動きでのお芝居が多かったので、それを希代子として見ているのがすごく楽しかった記憶があります。視線の強さみたいなものは、お芝居をしていてすごく感じました。
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