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INTERVIEW

単独初主演映画で背負った思い、今愛を感じる人物像とは

“帰れる場所”があるから前を向ける。鈴木愛理が自分の幸せに素直になれた理由

2026.02.04 19:00

2026.02.04 19:00

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頑張れちゃう私を止める人に愛を感じます

──今回は、主題歌「ただいまの魔法」を鈴木さんが歌っていて、歌詞もご自身で作詞されています。

歌詞については、映画の内容を加味しつつ、私のお母さんのことを書かせてもらいました。辛いときやしんどいときにお母さんからもらった言葉を書き留めているんですね。そこから拾ったり、印象に残っているものを思い出したりしながら書いていきました。

ただ、私はお母さんをフォーカスしましたけど、帰れる場所はお母さんだけに限らない。お父さんであってもいいし、家族じゃなくてもいい。AIが帰れる場所だという人もいると思うんです。誰でもいいから、「ただいま」と言える場所があることが私は素敵だと思っていて。この曲を聴いて、そういう人たちに会いたくなったり、「ありがとう」と伝えたくなるといいなと思いながら歌わせていただきました。

──じゃあ、サビの「あなたがくれた『強くいなくていいんじゃないの』が今の私を前に進めてる」「あなたがくれた『自分の幸せを大切にして』が今も私の胸で繰り返す」もお母さんからもらった言葉ですか。

まさにそうですね。言われそうで言われない言葉だったので、すごく心に残っています。

──自分の幸せ、大切にできていますか。

できてます。なんか、本当にできてますね、最近は。

THE FIRST TAKEより鈴木愛理「ただいまの魔法 feat.清塚信也」

──それは鈴木さんの中で何か意識が変わったところがあるんでしょうか。

日本って、謙虚であることが美徳という空気があるじゃないですか。別にそれは悪いことではないんですけど、いき過ぎると自信をなくすことにつながるなと思っていて。そう考えるようになったきっかけは、ミュージカル『SIX』の影響が大きいかもしれないです。

あの作品が持っているパワーもそうですし、『SIX』を通して英国の方々と関わって、英国のみなさんは一人ひとりが貴重な存在であると心の底から信じていて、自分らしく生きている。そういう姿を見ていると、私ももっと自分の幸せを大切にしなきゃと自然と思えるようになりました。

──映画の中で、人に助けを求めることの難しさと大切さも描かれていました。鈴木さんは助けてって言えるタイプですか。

そこで言うと、私、あんまり助けてほしいことがなくて(笑)。体力もめっちゃあるから、なんでも頑張れちゃうんですよね。周りから「やりすぎだよ」と言われても響かないことが多くて、キャパオーバーだったことに後から気づくみたいな。

でもだからこそ、私がピンチになっているときに気づいてくれる人に愛を感じます。よく「頑張る」とか「頑張れ」って人に言っちゃいがちですけど、私はあんまりそれが好きではなくて。そうじゃない言葉でブレーキをかけてくれたり。自分でも気づかないうちに突っ走っている私に対して、優しく「はい、終わり」って止めてくれる人がいると、私のことをわかってくれているんだなって涙が出ます。

──「頑張る」って難しい言葉ですよね。

中学か高校ぐらいだったと思うんですけど、レポートみたいな感じでつんく♂さんに言葉を送らないといけない時期があって、そのときに言われました、「頑張りますって言うのをやめろ」って。頑張るのはみんな当たり前にやっていること。だから、頑張りますじゃない言葉で自分の気持ちを表現しないといけなくて、めっちゃ難しかったです。

今の話で思い出したんですけど、℃-uteで初めて舞台をやったときに、頑張ると楽しむを掛け合わせて「たのばる」という造語が台詞の中であったんですよ。頑張って楽しむという意味なんですけど、超塩梅がいいなと思って、よく℃-uteのみんなとは「たのばっていこうぜ!」って言い合ってました。

──そういえば、昨年の『ベストヒット歌謡祭』でBuono!の「初恋サイダー」がカバーされていました。オンエアはご覧になりましたか。

実はそのとき、絶賛食当たり中で、めっちゃ寝込んでいたんですよ(笑)。なので、後追いで観ました。

──じゃあその感想を聞かせてください。

発売当時、私たち自身があまりテレビ番組でも歌った記憶がない曲を、令和で歌っていただけるということ自体、ありがたいなと思いました。それに、あのメンバーは今のアイドル界を引っ張るメンバー。私から見ても本当に最強だと思うんですよ。あの曲にあんなフルメンバーを揃えてくれたことに感謝がありましたし。何よりあれを観て、私も自分の歌で歌番組に出たいなと思える野心が残ってることがうれしくて。まだまだ心は現役だなと思えた自分が心強かったです。

THE FIRST TAKEより鈴木愛理「初恋サイダー」

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俳優としての転機と今やめられないもの

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作品情報

ただいまって言える場所

©2026ほつい

©2026ほつい

ただいまって言える場所

2026年1月23日(金)より全国公開
配給:ホリプロ TK事業開発研究所
配給協力:トリプルアップ

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

鈴木愛理
川口真奈 伊藤歩 山中崇
六角慎司 吉田ウーロン太 高山璃子 桜まゆみ
酒井敏也 尾美としのり
大塚寧々

監督:塚本連平
音楽:haruka nakamura
脚本:伊藤彰汰
プロデューサー:三瓶慶介 浜崎元希 新井光樹 兼定力 しばざきひろき
撮影:曽根剛
照明:高橋拓
録音:指宿隆次
美術:中谷暢宏
プロダクション協力:松竹映像センター キング関口台スタジオ ワンクッション
VFX:ICHIZIKU
デジタルマーケティング:ピスタラビスタ
宣伝:ブラウニー
製作:ほつい

鈴木愛理 デジタルシングル『ただいまの魔法』

『ただいまの魔法』ジャケット

『ただいまの魔法』ジャケット

鈴木愛理 デジタルシングル『ただいまの魔法』

2026年1月24日(土)リリース
作詞:鈴木愛理
作曲・編曲:清塚信也

配信はこちら

1994年4月12日生まれ、千葉県出身。
2002年にハロー!プロジェクト・キッズに選出され、2005年にアイドルグループ℃-uteのメンバーとしてデビュー。2007年にPopRockユニットBuono!を結成。抜群の歌唱力と表現力で“アイドルが憧れるアイドル”と称され、2017年のグループ解散まで第一線で活躍した。
グループ解散後はソロアーティストとして活動を本格化し、2018年には日本武道館での単独公演を成功。「Ray」専属モデルを務めるなどモデルとしても幅広く活躍。さらに、NHK Eテレの音楽番組『クラシックTV』(21〜)、テレビ朝日系『あざとくて何が悪いの?』(23〜)でMCを務めるなど、トークやバラエティの場でも存在感を発揮している。
近年は俳優としても活動の幅を広げ、ドラマ『ANIMALS-アニマルズ-』(22)、続編『推しが上司になりまして フルスロットル』(25)などで主演を務める。

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