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共演は蒼戸虹子と黒崎煌代、邦画界が誇るスタッフ陣も集結

渡辺一貴×高橋一生『脛擦りの森』4月公開、岡山の妖怪伝承をモチーフに“美しくも残酷な愛”を描く

2026.01.22 07:00

©︎ 『脛擦りの森』プロジェクト 

2026.01.22 07:00

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荒木飛呂彦の人気コミックを実写化した『岸辺露伴は動かない』シリーズを大ヒットに導いた監督・渡辺一貴、主演・高橋一生によるオリジナル映画『脛擦りの森』(読み:すねこすりのもり)が4月10日(金)全国公開されることが決定した。

岡山の妖怪伝承「脛擦り(すねこすり)」から着想した本作は、人里離れた森で起こる神秘的で美しくも残酷な愛の物語。足に傷を負った若い男が女の甘い歌声に導かれるように古い神社にたどり着くと、そこには謎の男と若く美しい妻が暮らしており、若い男はそこで夢のような時の止まったような時間を過ごすことになる。

監督の渡辺は、実際に岡山の森に足を運び、この地に伝わる物語からインスピレーションを得てオリジナル脚本を執筆。岡山は渡辺が放送局勤務時代に4年程過ごした思い出の場所で、当時山間の里村で母屋の中で牛と共に暮らす老夫婦を取材したことがあるそうで、「その取材中に不思議な体験をしたのです。ある春の昼下がり、撮影の合間に私は田んぼの畦道でぼんやり佇んでいました。その時一陣の風が吹き、雑木林がざわめきました。瞬間、不思議な感覚に包まれたのです。今が現代なのか、遥か昔なのか…自分が何百年前にも同じ場所に立っていた記憶が立ちあがり、しばらくその場に立ち尽くしていました。今でも、あの時の感覚は忘れていません。」と、本作の制作にも繋がった記憶を明かす。

主演を務める高橋一生が演じるのは、森の奥深くで暮らす〈謎の男〉。圧倒的な存在感と観客の想像力を無限に掻き立てる演技力で、高橋一生にしかできない表現で妖怪「すねこすり」をモチーフにした本作で観るものをより一層豊かな映画体験へと導く。渡辺の新たな監督作品への参加となった本作について高橋は、「一貴監督とは長くご一緒していますが、芝居において余白を信じてくださる方です。脚本には、妖怪がどのように語られ、伝えられ、物語として残っていくのかという「継承」の感覚が通底していて、言葉を重ねすぎない世界の中で演じられることに、手応えを感じていました。」と思いを明かした。また、元々「すねこすり」が自身の一番好きな妖怪という高橋は、「初めてこの妖怪を知ったとき、その正体の掴めなさや、どこか人の生活に寄り添う佇まいに強く惹かれました。今回、一貴監督がすねこすりを題材に作品を撮ると聞き、不思議と腑に落ちるものがあり、この物語に関わることになりました。」と本作への思いにも触れた。

高橋一生演じる〈謎の男〉 ©︎ 『脛擦りの森』プロジェクト 

謎の男と森で暮らす〈謎の女・さゆり〉を演じるのは、本作が映画出演2作目となる弱冠16歳の新星・蒼戸虹子。物語の中で重要な役どころに抜擢された蒼戸は、「真冬の岡山県、雪の降る幻想的な景色の中で私は一体どこにいるのか、現実かどうもわからなくなるような不思議な感覚に陥りながら、ゆっくりと流れる時間がとても、好きでした。そして渡辺監督の世界の中に、高橋さん、黒崎さんと一緒に居られたことも、私にとって特別なものでした。」と撮影を振り返った。

蒼戸虹子演じる〈謎の女・さゆり〉 ©︎ 『脛擦りの森』プロジェクト 

足に傷を負い森に迷い込んだ〈若い男〉を演じるのは黒崎煌代。第78回カンヌ国際映画祭監督週間に出品された初主演映画『見はらし世代』で注目を集めた新進俳優の一人で、本作の出演について黒崎は「岡山の素晴らしいロケーションで撮影された本作は、どのシーンも洗練された美しさと妖しさが漂っています。私にとって妖怪「スネコスリ」は、とても身に覚えのある感覚の妖怪でした。観ていただいた方にスネコスリがどう映るのか、今からとても楽しみです。」と期待をこめた。

黒崎煌代演じる〈若い男〉 ©︎ 『脛擦りの森』プロジェクト 

スタッフには、第77回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞した『スパイの妻』、米アカデミー賞で国際長編作品賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』、『SUPER HAPPY FOREVER』を手掛けたプロデューサー陣が顔を揃え、「岸辺露伴は動かない」シリーズでも渡辺監督、高橋とタッグを組んだ柘植伊佐夫が人物デザイン監修・衣裳デザインを担当。さらに自ら監督した『血を吸う粘土』で第42回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門のクロージング作品に選出された梅沢壮一が特殊メイクを手がけるなど、日本映画界を代表する面々が集結した。なお本作の撮影は、横溝正史作品のロケ地としても知られ、美しい緑に包まれた大自然と歴史的な建造物が現存する岡山県の高梁市と新見市で行われた。

映画『脛擦りの森』特報

そして本作から初映像となる特報映像、ティザービジュアルが解禁。特報は空気も冴え渡るような森の中を彷徨う二人の男の姿を静かに追う映像で、森の奥へといざなうかのような女の声が彼らを包み込むように甘く妖しく響くと、大きく口を開けた洞窟の入り口が映し出される。神秘的な装いの女が声の主なのか、胸がざわつく中、映像は「あなたに出逢える日を、焦がれていました。」というミステリアスな言葉で締めくくられる。

本作が描くのは、これまでに描かれてきた妖怪の昔話や恐怖ドラマではなく、美しくも恐ろしい、恐ろしくも哀しい、哀しくも忘れ得ぬ愛のドラマ。ティザービジュアルは緑濃く切り立った岩場のような場所に佇む小さな祠を捉えており、映像同様に美しくも妖しい魅力を放つ1枚となっている。

なお、本作のムビチケオンライン券は本日1月22日(木)朝10時より発売がスタート。オリジナルスマホ壁紙付きで、詳細は公式サイトにて発表される。

コメント全文

主演:高橋一生(謎の男役) 
『脛擦りの森』は、妖怪・すねこすりをモチーフにしたオリジナル作品です。
初めてこの妖怪を知ったとき、その正体の掴めなさや、どこか人の生活に寄り添う佇まいに強く惹かれました。
今回、一貴監督がすねこすりを題材に作品を撮ると聞き、不思議と腑に落ちるものがあり、この物語に関わることになりました。

一貴監督とは長くご一緒していますが、芝居において余白を信じてくださる方です。
脚本には、妖怪がどのように語られ、伝えられ、物語として残っていくのかという「継承」の感覚が通底していて、言葉を重ねすぎない世界の中で演じられることに、手応えを感じていました。

撮影中は、観る方が物語の中に迷い込んだような感覚を持てるような空気の中で、スタッフの皆さんと試行錯誤を重ねながら、挑戦的な時間を過ごしました。
また、すねこすり発祥の地とされる岡山の風土に身を置けたことも、この作品にとって欠かせない体験だったと思います。

劇場でこの世界に触れていただける日を、楽しみにしています。

蒼戸虹子(謎の女・さゆり役)
真冬の岡山県、雪の降る幻想的な景色の中で私は一体どこにいるのか、現実かどうもわからなくなるような不思議な感覚に陥りながら、ゆっくりと流れる時間がとても、好きでした。そして渡辺監督の世界の中に、高橋さん、黒崎さんと一緒に居られたことも、私にとって特別なものでした。
映画をみている内にいろいろな境界線がなくなっていくような、そんな感覚をご覧いただいた方もきっと体験いただけると思います。
沢山の方にご覧いただければ嬉しいです。

黒崎煌代(若い男役)
『脛擦りの森』に若い男役で参加させていただきました、黒崎煌代です。
岡山の素晴らしいロケーションで撮影された本作は、どのシーンも洗練された美しさと妖しさが漂っています。私にとって妖怪「スネコスリ」は、とても身に覚えのある感覚の妖怪でした。観ていただいた方にスネコスリがどう映るのか、今からとても楽しみです。ぜひ物語に身を委ね、劇場で神秘的で妖しい『脛擦りの森』の世界を味わっていただきたいです!

渡辺一貴(監督/脚本)
日本には数百以上の「妖怪」が棲んでいると言われています。妖怪とは、人知を超える現象や不可思議な事象に昔の人が名前を付けたもの。自然への畏怖、未知のものへの恐怖が産んだ、想像力の結晶なのだと思います。
本作のモチーフとなった「スネコスリ」もそんな妖怪の一つです。
雨の夜。灯りのない暗い道を歩いていると、ぬかるみに足を取られて転んでしまう。「見えない何かに悪戯された」と思いこみ、皆に吹聴する…岡山県に伝わる妖怪「スネコスリ」の伝承です。

岡山は私が放送局に就職して、最初の4年間を過ごした大切な場所です。当時、山間の里村で、母屋の中で牛と共に暮らす老夫婦を取材したことがありました。田の神に感謝し、牛の神に祈りを捧げ、日々を送る。数十年間変わらない静かな暮らし…。その取材中に不思議な体験をしたのです。ある春の昼下がり、撮影の合間に私は田んぼの畦道でぼんやり佇んでいました。その時一陣の風が吹き、雑木林がざわめきました。瞬間、不思議な感覚に包まれたのです。今が現代なのか、遥か昔なのか…自分が何百年前にも同じ場所に立っていた記憶が立ちあがり、しばらくその場に立ち尽くしていました。今でも、あの時の感覚は忘れていません。

妖怪は昔の人々の自由で豊かな発想力が産んだ、オリジナリティ溢れる創造物です。
そんな妖怪のひとつ「スネコスリ」に新たな命を吹き込み、思い出の地である岡山で、映画を作ることができました。
先達の想像力には遠く及びませんが…「スネコスリ」に感謝です。

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作品情報

脛擦りの森

©︎ 『脛擦りの森』プロジェクト 

©︎ 『脛擦りの森』プロジェクト 

脛擦りの森

2026年4月10日(金)全国公開
配給:シンカ

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

出演:高橋一生 蒼戸虹子 黒崎煌代
監督・脚本:渡辺一貴

エグゼクティブプロデューサー:川村岬 平賀督基 スージュン 伊藤義彦 北原豪 中村高志
プロデューサー:岡本英之 土橋圭介
人物デザイン監修・衣裳デザイン:柘植伊佐夫
ヴァイオリン演奏:福田廉之介
撮影:大和谷豪
照明:岩木一平
録音・整音:高木創
美術・装飾:佐藤綾子 坂口大吾
スタイリスト:羽石輝
ヘアメイク:荒木美穂 小林雄美
特殊メイク:梅沢壮一
制作担当:基山絢子
編集:鈴木翔
VFXスーパーバイザー:白石哲也
サウンドデザイン:荒川きよし
製作:『脛擦りの森』プロジェクト(Roadstead・モルフォ・シンカ・JR西日本コミュニケーションズ・Sunborn・NHKエンタープライズ)
製作幹事:Roadstead
制作プロダクション:CULTBLAN

1980年12月9日生まれ、東京都出身。数多くの映画、ドラマ、舞台など幅広く活躍。舞台「天保十二年のシェイクスピア」(20)で第45回菊田一夫演劇賞、NODA・MAP「フェイクスピア」(21)で第29回読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞。近年の主な出演作に『ロマンスドール』『スパイの妻』(20)、『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(23)、『岸辺露伴は動かない 懺悔室』(25)、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(17/NHK)、「雪国 -SNOW COUNTRY-」(22/BSプレミアム)、「岸辺露伴は動かない」(20-24/NHK)、「6秒間の軌跡 〜花火師・望月星太郎の憂鬱」(23、24/EX)、「ブラック・ジャック」(24/EX)、「零日攻撃 ZERO DAY ATTACK」(25/Prime Video)、舞台「2020」(22)、NODA・MAP「兎、波を走る」(25)など。

2009年1月31日生まれ、ハワイ出身。モデルとして活動後、2024年より俳優活動を開始。RADWIMPS「正解」MV(24)に出演したのち、『シリーズ横溝正史短編集Ⅳ~金田一耕助 悔やむ~』「悪魔の降誕祭」(25/NHK) 由紀子役でドラマデビュー後、「DOPE 麻薬取締部特捜課」(25/TBS)では主人公の妹・結衣役を演じ、連続ドラマ初出演を果たすなど、多岐にわたり活躍。
映画デビューとなった第73回サン・セバス ティアン国際映画祭New Directors部門正式招待作品『白の花実』(25)では、主人公らに衝撃の問いを投げかける美しく完璧な少女・大野莉花役を好演。本作が映画出演2作目となる。

2002年4月19日生まれ、兵庫県出身。NHK連続テレビ小説「ブギウギ」で俳優デビューながらヒロインの弟・六郎役に大抜擢され、そのチャーミングなキャラクターで視聴者の心をつかむ。映画デビューを果たした『さよなら ほやマン』(23)では第33回日本映画批評家大賞新人男優賞(南俊子賞)を受賞。さらに単独初主演を務めた映画『見はらし世代』(25)がカンヌ国際映画祭監督週間に選出されるなど、今後の活躍が期待される若手実力派。出演作に映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(25)、『アフター・ザ・クエイク』(25)、『ストロベリームーン 余命半年の恋』(25)など。

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