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INTERVIEW

現場の空気感そのままに映画『万事快調』の充実を振り返る

南沙良×出口夏希×吉田美月喜のゆるやかガールズトーク それぞれが思い描く“10年後の私たち”は

2026.01.22 19:00

2026.01.22 19:00

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モヤモヤは紙に書き出して整理します

──朴秀美たちは、ある目的のために「オール・グリーンズ」という同好会を結成します。この三人で同好会を結成するなら、どんな同好会になりそうですか。

吉田 私のイメージだと、三人とも結構寝るのが好きなタイプなんですよ。

南 確かに。

吉田 現場でも空き時間があったら、教室の椅子を並べて寝てたじゃん? それがすごい平和だなって思ったから、お昼寝同好会とか?

出口 やりたい! 私もみんなやってるからいいやって普通に椅子を並べて寝てた(笑)。

『万事快調 〈オール・グリーンズ〉』より ©︎2026「万事快調」製作委員会

──そんなADみたいなことを(笑)。硬くないんですか。

南 硬いけど、結構寝やすくて(笑)。

吉田 教室の椅子がまっすぐだったんです。それも良かったかも。変にカーブがかかってなくて。

吉田 ダウンコートに包んで寝てたよね。

南 寝てた〜! またロケジャンがいい枕になるんですよね(笑)。

──三人は学校の屋上をたまり場にしていました。みなさんそれぞれご自身の青春を思い返したとき、思い出のたまり場ってありますか。

吉田 私は学生時代に女子テニス部だったので、更衣室の部室はたまり場って感じでしたね。みんなで「ダルいね」と言いながらトレーニングをサボったり、先輩に隠れてこそこそお菓子を食べたり。ただ、ずっとみんないるからもう臭すぎて……(笑)。女子でも部室は臭いです。

──そんな。男子の夢が壊れる話を(笑)。

吉田 あ、じゃあフローラルな香りがするということで……(笑)。

一同 (笑)。

出口 私は高校までの通学路が川沿いで、そこに木の椅子みたいな遊具が置いてあったんですね。授業が入ってない時間はそこで一人でぼけーっとしたり。友達を待っている間、一人で景色を眺めていたり。たまり場って言われると、あの遊具のある川沿いを思い出します。

南 いいなあ。私は学生時代からお仕事をやらせてもらっていたこともあって、そういう経験がなくて、ちょっと憧れていました。いわゆる青春というのを経験したことがないんです。いつか感じられるかなと思いつつこの年齢まで来たので、もしかしたらもうないのかもしれない(笑)。

──朴秀美は鬱屈した思いをラップに乗せて発散していました。みなさんは自分の中にたまったモヤモヤをどうやって発散させていますか。

出口 私、落ち込んだときの解決方法が今までずっとわからなくて結構苦戦していたんです。でも、最近やっと見つけまして。一人になることって大事だなって。人と会うのもすごく好きなんですけど、そういう性格だからこそモヤモヤを抱えたときはあえて一人になる! 一人でぼーっとする時間をつくるようにしています。

南 私は紙に書き出すことが多いかも。自分の気持ちやそのときの状況を言葉にすることで考えが整理できるし、スッキリする気がする。あと、私は夏希ちゃんとは逆で、人と会います。人と会って話してると、いつの間にかモヤモヤが消えていたりすることが多いですね。

吉田 私は一旦自分のやりたいことをやってみます。長風呂が好きなので、時間が許す限り長風呂するでもいいし。辛い食べ物が好きなので、とりあえず辛いものを食べたいだけ食べて。仕事に支障が出ない範囲で、まずは思い切り自分を甘やかしてみる。そうやって心を落ち着けてから、さてどうしようってこれからのことを考えるようにしています。

──映画の中で、一緒に映画を観に行って第一声が「長かった」という人についての話が出てきます。みなさんはどう思いますか。

南 めっちゃ嫌かも……(笑)。

出口 思ってても言わないでほしいよね。

吉田 本当それ。特にこの仕事をしてると、作品に対してどれだけの人が関わって、どれだけの思いがつまってるかがわかるじゃない? だから、どんなに自分好みじゃなかったとしても、そういう言い方をされるとイラッとしちゃう。

──とはいえ、一緒に映画を観に行ったときに、観終わったあとの最適解って何がいいか悩みません? 自分が面白かったとしても、相手が同じように面白かったと思ってるかわからないじゃないですか。

出口 私はよくアニメの映画を観に行くことが多いんですけど、「あれ?」ってことがないんですよね。だから、相手の反応とか気にせず、「よかった〜!」「可愛かった〜!」って自分の感想を先に言っちゃいます。

吉田 私は安牌だけど、先に「どうだった?」って聞いちゃうかなあ。

出口 相手の出方を先に見るんだ(笑)。

吉田 そう。でも、それぐらい気を遣わなきゃいけない人と映画を観に行くのは嫌かも。一緒に行くなら感想を正直に話せる相手がいい。そうじゃないなら、一人で観に行きたいって思っちゃいますね。

──ファーストデートで映画なんてこともあるじゃないですか。

吉田 あ〜。そうか〜。

南  そもそもファーストデートで映画はちょっとナンセンスですよね。

吉田 ナンセンス!(笑)

出口 お〜!(と、拍手する)

南 まだ関係値が出来上がっていない状況で映画を観に行くことがどれほど苦痛かを想像できないことに失望しちゃうかも(笑)。

吉田 確かに。そういうことだよね。

南 ファーストデートはご飯とかのほうが無難ですね(笑)。

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三人で妄想する10年後の自分たち

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作品情報

万事快調〈オール・グリーンズ〉

©︎2026「万事快調」製作委員会

©︎2026「万事快調」製作委員会

万事快調〈オール・グリーンズ〉

2026年1月16日(金)新宿ピカデリー他全国公開
配給:カルチュア・パブリッシャーズ

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

原作:波木銅「万事快調〈オール・グリーンズ〉」(文春文庫)
監督・脚本・編集:児山隆

出演:南沙良 出口夏希/吉田美月喜 羽村仁成 黒崎煌代/テイ龍進 松岡依都美 安藤裕子/金子大地
主題歌:NIKO NIKO TAN TAN 「Stranger」 (ビクターエンタテインメント/Getting Better)

2002年6月11日生まれ、東京都出身。
映画『幼な子われらに生まれ』(2017年8月公開)で俳優デビュー。初主演映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(2018年7月公開)で、報知映画賞、ブルーリボン賞ほか数々の映画賞を受賞。
近年の出演作に、映画『この子は邪悪』(主演)、映画『愛されなくても別に』(主演)、NHK大河ドラマ『光る君へ』、DMM TVオリジナルドラマ『外道の歌』、ABEMA✕Netflixドラマ『わかっていても the shapes of love』などがある。
主演映画『万事快調〈オール・グリーンズ〉』が現在公開中。待機作として、主演映画『禍禍女』(ゆりやんレトリィバァ監督作品・2026年2月6日公開)、ヒロインを務める香港映画『殺手#4』がある。

2001年10月4日生まれ。
「ミスセブンティーン2018」に選出され、「Seventeen」専属モデルとしてデビュー。
現在は「non-no」専属モデルとして活動中。
近年の出演作は、ドラマ「アオハライド」、「ブルーモーメント」、Netflix映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』、映画『赤羽骨子のボディーガード』、『か「」く「」し「」ご「」と「』等。
ダブル主演を務める映画『万事快調〈オール・グリーンズ〉』が現在公開中。

吉田美月喜

アーティスト情報

2003年3月10日生まれ、東京都出身。劇場アニメ『ルックバック』(24)にて京本役でW主演を務め、注目を集める。これまでの主な主演作に、映画『あつい胸さわぎ』(23/監督:まつむらしんご)、映画『カムイのうた』(24/監督:菅原 浩志)。また、近年の出演作品に、Netflixシリーズ「今際の国のアリス」(20)、TBS「ドラゴン桜」(21)などがある。
最新作はテレビ東京「俺たちバッドバーバーズ」が放送中のほか、WOWOW×Lemino「北方謙三 水滸伝」(2/15〜O.A.)、映画『GEMNIBUS vol.2』(3/6公開)、舞台『リア王』、海外映画『KARATEKA』(10/30スペイン公開)の出演等が控える。

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