映画『架空の犬と嘘をつく猫』で特に語りたいシーンとは?
やっと辿り着いた、意味のある初共演。伊藤万理華×深川麻衣の共感交換トーク
2026.01.20 19:00
2026.01.20 19:00
きっとこの共演を待ち望んでいた人は多いだろう。
伊藤万理華と深川麻衣。人生の大切な時間を同じ場所で過ごした二人が、女優として初めての共演を実現した。それが、1月9日(金)に公開された映画『架空の犬と嘘をつく猫』。
弟の死をきっかけに機能不全に陥った家族の嘘と再生を描いた本作で、伊藤が演じるのは主人公・羽猫山吹の恋人となる佐藤頼。深川は山吹の初恋相手・遠山かな子を演じている。
演技者としてお互いにリスペクトを寄せる伊藤と深川。待望の共演は、二人にとってどんな時間になっただろうか。

時間が経ってもここの信頼は変わらない
──まずは共演が決まったときの気持ちから聞かせてください。
伊藤 ついに来た、と思いました。いつか素敵な作品で共演できることを目標にしていたので、念願叶ったことが本当にうれしくてうれしくてうれしくて……。語彙力がないね(笑)。
深川 あはは。
伊藤 これまでコツコツと積み上げてきた二人の歩みがあるから、この役ができるんだと思っています。長い時間をかけてここに辿り着けた意味を感じられる共演でした。
深川 胸熱だよね。グループのときから仲良かったし、ご飯も行ってたけど、こうしてまたお仕事をご一緒できることが感慨深くて、喜びもひとしおでした。
伊藤 うん。ものすごくね。
深川 撮休の日は二人で佐賀の街をぶらぶらしたり一緒に温泉に行ったり。そういう時間を満喫できたことも幸せでしたね。
──最初に共演の話を聞いたとき、お互い連絡をとったりしたんですか。
深川 電話しましたね。
伊藤 しました。時間が経っても変わらない信頼がここにはあって。それって誰に対してもあるわけではないと思うので、そう思える相手がいるって素敵だなと思いました。

──これまでのお互いの出演作をご覧になっていましたか。
深川 観てます観てます。
伊藤 私、あれが好きだった。『パンとバスと2度目のハツコイ』。まいまいにとって初めての映画で、あの雰囲気がまいまいらしいなと思います。そこから色々な作品にチャレンジしているけど、深川麻衣にしか出せない空気感があると思っていて。まいまいはいつもナチュラルに存在している感じがします。それはまいまいの武器だと思いますし、すごく羨ましいなと思いながら見ています。
深川 うれしい。それで言ったら『サマーフィルムにのって』なんて万理華だから出せる色がつまった作品で、本当に魅力的。城定(秀夫)さんとの映画(『悪い夏』)も映画館まで観に行きました。
伊藤 ありがとう!
深川 今回の頼ちゃんの役も万理華にぴったりだと思ったよ。飾らないナチュラルな作品も、根本(宗子)さんとやっているようなカラフルでポップな感じもぴったりで。万理華の出てる作品は全部面白いから、純粋に楽しんで観ています。

──そんな二人が今回は頼とかな子という正反対の女性を演じます。
伊藤 あまり一緒のシーンは多くなく、絡みづらい関係性の役なのですが、だからこそ、その少ないシーンが大打撃なんです、お互いにとって。
深川 大打撃(笑)。
伊藤 頼ちゃんもダメージを受けるし、かな子もきっと同じ。その距離感が絶妙だなと思いました。お互い特に話し合うこともなく、そのまま撮影に入りましたが、頼ちゃんとかな子の探り合いみたいな空気が自然と生まれていって。変につくり込まずできたのは、相手がまいまいだったからかなって。
深川 あるシーンですごいつらい状態にいるかな子に頼ちゃんがバスタオルをかけてくれるんです。あのときかな子としては無って感じだったんですけど、私にとってはすごく緊張感のあるシーンの後だったのもあって、ほっとするものがありました。
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