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INTERVIEW

ドラマ『にこたま』主人公とは正反対?素直な人間性に迫る

瀬戸康史が語る“イメージできない役”の演じ甲斐、デビュー20周年を迎えた今の仕事バランスとは

2026.01.30 18:00

2026.01.30 18:00

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20代後半から食を大事にするようになった

──監督や衣裳さん、ヘアメイクさんと晃平の役について意見を交わしたものはありますか。

僕は地声が低めなので、声のトーンは少し高めにいこうという話は監督としました。あと、原作が結構前の作品なので、髪型に関してはあまり原作にとらわれず、令和に寄せたものにしようと。他はなんだろな。あ、そうだ。あっちゃんと長年付き合っているという関係を表現するために、同じTシャツを交互に寝巻きとして着ているという設定をつくったりしています。前の日にあっちゃんが着ていた服を、次の次の日くらいに晃平が着ているみたいな。そういう細かいところで、二人がお互いのことを当たり前にそばにいる人として認識していたことが伝わればいいな、というのはありました。

橋本愛演じる浅尾温子、瀬戸康史演じる岩城晃平

──晃平はわりと流されやすいというか、結論を相手に委ねるタイプです。瀬戸さんは何事も自分で決めたいタイプですか。それとも人に合わせるほうが心地いいタイプですか。

僕は自分で決めますね。お仕事もそうですけど、自分で決めないと後悔しそうな気がするんです。自分の人生だからこそ、ほとんどのことは自分で決めるようにしています。

──たとえばお仕事に関しては、どういう基準で出演作を決めていらっしゃるんですか。

わかりやすく言うと、やりたいかどうか。あとは、家族がいるので、家族とのスケジュールの兼ね合いですね。

──瀬戸さんももう20年のキャリアになります。若い頃とはモチベーションも変わってきていると思うのですが、今、どういうものに瀬戸さんのやりたいというアンテナは反応するんでしょうか。

そこはもうシンプルです。最初に台本を読んで、やりたいと思えるかどうか。演じてみたいと思ったら、もう1回、頭から台本を読み返してみるんです。自分は一体この作品のどこに惹かれたんだろう。この役の何に興味を持ったんだろう。そうやって分析した上で、最終的にやるかやらないか決めます。

──この『にこたま』に関しては、どこにやりたいと感じたのでしょう。

晃平って難役だなと思ったんです。自分が晃平を演じている姿が想像つかなくて、そこに惹かれました。イメージできないものに関して、強く惹かれるというのはありますね。自分が演じている姿が想像できないと、逆にやる気が出ます。

──それは、晃平のどの部分が難しいと思ったんですか。

たとえば、あっちゃんに秘密を打ち明けるシーンのひとつをとっても、何パターンも演じ方が考えられるじゃないですか。そこが面白いなと思います。自分がこういう状況に置かれたら、どういう表情になるかまったく予想がつかない。というか、他の人を妊娠させたという事実を隠したまま普段通りの生活を送っている時点で、どういう感情かわからない。もちろん晃平に共感できる部分もあるけど、それ以上に共感できない部分が多かった。晃平のことがわからないからこそ、興味を持ったんだと思います。

──では、その難しいだろうと思った温子に秘密を伝えるシーンは、実際にやってみていかがでしたか。

それが案外難しくなかったんですよ(笑)。

──そうなんですね(笑)。

難しくなかったと言ったら語弊があるかな。なんと言ったらいいだろう。きっと晃平って同時に複数のことを考えられない人間なんだと思います。だから、今言いたいってなったら言ってしまうだけというか。目の前のことしか考えられないから、いろんなパターンを考える必要はないんだなと思うと、想像したよりシンプルでした。その分、苦しくはありましたけどね。言うぞ、という緊張感がずっとのしかかっていました。

──この『にこたま』は食が重要なモチーフになっています。そこで、瀬戸さんの食に関するお話を聞いていこうと思うのですが、そもそも食生活に対してどういう意識を持っていますか。

20代のときは全部サプリメントだったらいいのにと思っていました。それくらい食べるのが面倒くさかったし、お腹がいっぱいになればなんでもいいと考えていました。食に時間を使うなら、その時間をもっと別のことに使いたかったです。

でも、20代後半になった頃から、食ってやっぱり大事だなと見直すようになりました。健康という意味でもそうだし、食べているときにしか味わえない幸福感がある。誰かと食事を共にすることで生まれる会話もあるし、体はもちろん心を健康にするためにも、食を大事にしたいなと思うようになりました。

瀬戸康史演じる岩城晃平

──食に関心がなかった頃は、きっともっと他に頑張りたいことがあったんでしょうね。

そうだと思います。仕事だけじゃなく、プライベートをもっと大事にしたいなと思うようになってから意識が変わりました。

──ご自身でおつくりになるんですか。

いや、そんなに頻繁にはしないです。つくるのと食べるのだったら、断然食べる派。妻が旬の食材を取り入れてくれるので、季節を感じるようにもなりました。あとは、これが食べたいから、その土地まで旅行に行くみたいな。そういう機会も昔よりずっと増えた気がします。

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20年前の自分に今の自分はどう映るのか

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作品情報

ドラマ『にこたま』

©渡辺ペコ/講談社/フジテレビ

©渡辺ペコ/講談社/フジテレビ

ドラマ『にこたま』

FOD/Prime Videoにて2025年12月26日(金)20時より配信(全8話)
※FODでは1話無料
※Prime Videoでの視聴には会員登録が必要

配信はこちら

キャスト&スタッフ

【出演】
橋本 愛、瀬戸康史
さとうほなみ、鈴木 仁、清水くるみ、辻 凪子、近藤頌利
高橋克実/キムラ緑子、黒田大輔、筒井真理子
比嘉愛未

【スタッフ】
脚本:政池洋佑
企画協力:ワタナベエンターテインメント
プロデュース:鹿内 植/加藤康介(ワタナベエンターテインメント)/櫻井雄一(ソケット)
プロデューサー:岡 美鶴(ソケット)/岸根 明
監督:瀬田なつき/椿本慶次郎
制作プロダクション:ソケット
制作著作:フジテレビ

原作: 渡辺ペコ『にこたま』(講談社「モーニング」所載)
音楽: 王舟
主題歌: くるり「oh my baby」(NOISE McCARTNEY)

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