Bezzy[ベジー]|「人の魅力」にフォーカスしたエンタメメディア

「人の魅力」にフォーカスしたエンタメメディア

NEWS

ティザービジュアルの百日紅が意味するものとは?

ソン・イェジンの一言がイ・ビョンホンを就活サバイバルに導く、映画『しあわせな選択』特報解禁

2025.12.26 08:00

©2025 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM ALL RIGHTS RESERVED

2025.12.26 08:00

全ての画像・動画を見る(全2点)

3月6日(金)より全国公開されるイ・ビョンホンとソン・イェジン共演の映画『しあわせな選択』のティザービジュアルと特報映像が解禁された。

本作は『オールド・ボーイ』(04)でカンヌ国際映画祭グランプリ、『別れる決心』(22)で同映画祭監督賞を受賞するなど、常にタブーを打ち破り緻密さと完璧な美学で観客を魅了してきた巨匠パク・チャヌク監督の最新作。現代社会に生きる誰もが直面し得る“突然の解雇”という現実を独自の視点で映し出し、人間ドラマやスリラー、そしてパク・チャヌク作品としては異例の弾けるユーモアが交錯させる。

主人公は、製紙会社で25年間堅実に仕事を続け、妻と2人の子供、2匹の犬と郊外の大きな家で“理想的”な人生を送っていたマンス。しかし彼の人生は、会社からの突然の解雇により一瞬のうちに崩壊の危機を迎える。そして好調の製紙会社への就活も失敗したマンスが閃いたのは、「ライバルがいなくなれば、仕事は手に入る」という衝撃のアイデアだった。

マンスを演じるのは、ハリウッド作品でもキャリアを積み、『イカゲーム』にも出演したイ・ビョンホン。『JSA』以来25年ぶりの長編映画タッグとなったパク・チャヌク監督作品で新たな境地を開拓し、見事ゴールデングローブ賞で映画部門では韓国人初となる主演男優賞にノミネートを果たした。またイ・ビョンホンと共に夫婦を演じるのは、大反響を起こしたドラマ『愛の不時着』のソン・イェジン。結婚、出産を経て満を持しての復帰作となった本作で“韓国のオスカー”と称される青龍映画賞主演女優賞を受賞した。さらにマンスのライバル役に扮するイ・ソンミンも同賞で助演男優賞を受賞し、その他にも韓流作品でお馴染みのパク・ヒスン、ヨム・ヘラン、チャ・スンウォンら実力派キャストが物語に厚みを与える。

『しあわせな選択』特報映像

解禁されたティザービジュアルに描かれているのは、主人公マンスと彼が愛する家と植物、そして物語に登場する個性豊かなキャラクターたちやアイテムの数々。花が長く咲き続けることから「繁栄」や「長寿」といった縁起の良い意味合いを持つとされる百日紅(サルスベリ)は、マンスの家の庭でしあわせを祝うように高く枝を伸ばして咲き狂う。さらにその中には、マンスが守り抜かねばならない家族の姿や製紙会社のポストを巡って争っていくライバルたちの姿が隠され、しあわせのために戦い抜く覚悟を決めたマンスの心境を表すように「家族のために、正しく狂う。」のコピーが添えられている。

30秒の特報映像では、突然の解雇によってこれまでの人生では想像できなかった選択を余儀なくされたマンスの姿がサスペンス感たっぷりに映し出されている。就職活動に励むマンスに、ソン・イェジン演じる妻のミリがかけるねぎらいの言葉の中で妖しく響く「皆殺しにするの」の一言。その言葉に導かれるようにマンスがした“しあわせな選択”とは。

なお本作はヴェネチア国際映画祭コンペティション出品をはじめ、トロント国際映画祭で国際観客賞を受賞するなど国内外の映画賞で数々の栄誉を受けた。北米配給権は全世界を席巻した『パラサイト 半地下の家族』と同じ気鋭の配給会社NEONが勝ち取り、先日のゴールデングローブ賞ではミュージカル/コメディ部門の作品賞、主演男優賞、非英語作品賞の3部門でノミネートされており、パク・チャヌク監督初のオスカーも期待されている。

全ての画像・動画を見る(全2点)

作品情報

しあわせな選択

©2025 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM ALL RIGHTS RESERVED

©2025 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM ALL RIGHTS RESERVED

しあわせな選択

2026年3月6日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
原題:NO OTHER CHOICE
配給:キノフィルムズ

2025年/韓国/韓国語・英語/カラー/スコープサイズ/139分/日本語字幕:根本理恵/PG-12

スタッフ&キャスト

監督:パク・チャヌク

出演:
イ・ビョンホン、ソン・イェジン
パク・ヒスン 、イ・ソンミン、ヨム・ヘラン、チャ・スンウォン

RANKINGランキング

RELATED TOPICS関連記事

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram

COLUMN & SPECIAL連載&特集

ALL SERIES

RANKINGランキング

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram