2025.12.24 11:00
2025.12.24 11:00
高杉真宙が主演を務め、2026年1月9日(金)より公開される映画『架空の犬と嘘をつく猫』からクリスマスにちなんだ本編映像が解禁された。
本作は、嘘を重ねながら共に暮らす“機能不全”な一家・羽猫家の約30年間を描いた物語。『愛に乱暴』(24)の森ガキ侑大監督がメガホンを取り、不完全ながらどこか愛おしい家族のかたちを丁寧に紡ぎ出す。原作は『川のほとりに立つ者は』で本屋大賞にノミネートされた寺地はるなの同名小説で、脚本を『浅田家!』(20)で日本アカデミー賞脚本賞を受賞した菅野友恵が務めた。
主人公・羽猫山吹(はねこ・やまぶき)を高杉真宙が演じるほか、山吹の幼馴染で恋人となる佐藤頼役に伊藤万理華、山吹の初恋の相手・遠山かな子役に深川麻衣、母・雪乃役に安藤裕子、姉・紅(べに)役に向里祐香、父・淳吾役に安田顕、祖母役に余貴美子、祖父役に柄本明と幅広い世代の実力派俳優たちが集結。さらにお笑いタレント・脚本家・女優と様々な顔をもつヒコロヒーや、本作の舞台となった佐賀県出身のはなわなどバラエティに富んだ出演者たちが脇を固めている。
今回解禁されたのは、山吹(高杉真宙)と頼(伊藤万理華)がそれぞれトナカイとサンタに扮して子供たちに絵本の読み聞かせをする本編シーン。2人がクリスマスイブに訪れたこどもハウス「ひだまり」ではささやかなクリスマスパーティーが開かれており、頼の「はーい、読み聞かせはじまるよー!」という掛け声とともに、子供たちの楽しそうな声が響きわたる。そしてサンタ・頼は大きな袋から絵本を取り出し早速読み聞かせをプレゼントしようとするのだが、子供たちにとってはすでに知っている絵本ばかり。そこで、子供たちの前で困り果てる頼に助け舟を出したのが、トナカイ姿で頼の様子を見守っていた山吹だった。
「みんなー、くま人間って知っとる?」と言いながら画用紙とペンを手にとった山吹は、即興でオリジナルのキャラクターを描き上げ、その場で考えた架空の物語の世界に子供たちを惹き込んでいく。ちょっと切なくて温かい気持ちになれる山吹オリジナルの物語“くま人間”によって、山吹の優しさが伝わるシーンになっている。
今回で共演3度目となる高杉と伊藤は、現場でも役柄同様和やかな様子で撮影に臨んでいたそう。森ガキ監督は「もともと別作品でもご一緒されていたようで仲が良いんですが、2人とも似ているんです。山吹も頼も本音が言いにくい受け身で、不器用。初日にプロデューサーと4人でご飯に行ったら、2人ともすごく寡黙で(笑)。役そのままでしたね」と裏話を明かしている。また、本編映像と併せて高杉がトナカイ姿を楽しむ貴重なオフショットも解禁された。

©2025 映画「架空の犬と嘘をつく猫」製作委員会
