吉岡里帆、仲野太賀、間宮祥太朗らの役柄も明らかに
峯田和伸×若葉竜也W主演×宮藤官九郎脚本『ストリート・キングダム』特報で本編映像が初解禁
2025.12.18 07:00
©2026映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』製作委員会
2025.12.18 07:00
3月27日(金)に公開される峯田和伸と若葉竜也のW主演映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』の全キャスト、特報、ティザービジュアルが一挙解禁された。
田口トモロヲが監督、宮藤官九郎が脚本を務めた本作は、初めてパンク・ロックを自分たちの手で生み出した若者たちを事実を基に描いた青春映画。同じく田口トモロヲと宮藤官九郎が監督と脚本を務めたロック映画の金字塔『アイデン&ティティ』(2003年)の系譜とも呼べる作品で、地引雄一による著書『ストリート・キングダム』を原作としている。
舞台は今からおよそ半世紀前の1978年。偶然ラジオから流れたセックス・ピストルズに衝き動かされた青年カメラマンのユーイチが、小さなロックミニコミ雑誌「ロッキンドール」に出会い、とあるライブハウスに足を踏み入れる。そこでボーカルのモモ率いるバンド「TOKAGE」のライブに衝撃を受けたユーイチは、その後正式にカメラマンとしてライブの撮影を依頼されモモたちと交流を重ねる。やがて彼らの音楽は瞬く間に若者たちを熱狂させ、そのムーヴメントは“東京ロッカーズ”と呼ばれ日本のロックを塗り替えていく。
バンドたちのカメラマン兼マネージャーとなるユーイチを演じるのは、『アイデン&ティティ』が初めての演技ながらも初主演に大抜擢され、今やミュージシャンとしてだけでなく唯一無二の個性を持つ俳優にもなった峯田和伸(銀杏BOYZ)。『アイデン&ティティ』をこよなく愛し目標としてきたという俳優・若葉竜也は、「東京ロッカーズ」の中心的バンド「TOKAGE」のリーダー兼ボーカルのモモ役を務める。


さらに今回、脇を固めるキャスト陣が演じる役柄も明らかになった。「ロボトメイア」のベース・サチ(モデル:ガールズバンドのパイオニアとして後続に影響を与えた「ZELDA」の小嶋さちほ)を吉岡里帆、「解剖室」のボーカル・未知ヲ(モデル:激烈なサウンドと過激なパフォーマンスでオーディエンスを熱狂させた「ザ・スターリン」遠藤ミチロウ)を仲野太賀、「軋轢」のボーカル&ベース・DEEP(モデル:ニューヨーク仕込みのパンクとニューウェイブから影響を受けた荒々しいサウンドは聞くものを圧倒した「フリクション」レック)を間宮祥太朗、「ロボトメイア」のボーカル・加世子(モデル:「ZELDA」高橋佐代子)を中島セナ、S-TORA(モデル:「東京ロッカーズ」というムーヴメントを牽引した音楽プロデューサーのS-KEN)を大森南朋、「ごくつぶし」のボーカル・ヒロミ(モデル:伝説のミュージシャン「じゃがたら」の江戸アケミ)を中村獅童が演じる。また「東京ロッカーズ」を取り巻くキャストとして神野三鈴、浜野謙太、森岡龍、山岸門人、マギー、米村亮太朗、松浦祐也、渡辺大知が出演することも決定した。なお本作におけるバンド名や人名は、リザードをTOKAGE、フリクションを軋轢、S-KENをS-TORAとするなど、リスペクトを込めて実際の名称からマイナーチェンジされている。
また今回解禁された映像は、カメラマンとしてこのムーヴメントに関わり、やがて自らも東京のインディーズ・シーンの当事者となった本作の原作者・地引雄一がフィルムにおさめた印象的なスチール群から始まる。その当時の熱気を閉じ込めたようなライブシーンに続いて、集合写真にオーバーラップして初の本編映像も公開。主演の峯田と若葉を中心に吉岡里帆や仲野太賀、間宮祥太朗、中島セナ、大森南朋、中村獅童といった時代を切り開くミュージシャンたちを演じるキャスト陣が役柄に扮し、映画のタイトル同様“自分の音”をかき鳴らす様子が映し出される。
併せて解禁されたティザービジュアルには、ライブシーンをはじめ衣裳や小道具など、当時の世界観を表現するために細部にまでこだわった主要キャラクターたちのクールな場面が切り取られている。なお一足先に完成した本作を鑑賞した原作者の地引は「目の前で繰り広げられる熱狂的なライブ・シーンを見ていると、記憶の中の40数年前の光景が甦り、ひとつに重なって、今自分がいつの時代にいるのかわからなくなってしまった。そこに集まる誰もが『東京ロッカーズ』だったあの時代の空気がここにある」と映画へ賛辞を贈った。
映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』キャラクター写真 ©2026映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』製作委員会
