2025.11.11 23:20
©︎YOANI/KING RECORDS
2025.11.11 23:20
12月10日(水)に発売されるアイドルグループ≠MEの11thシングルのタイトルが解禁され、ジャケット写真と新アーティスト写真、タイトル曲「排他的ファイター」のMusic Videoが一挙に公開された。
「排他的」とは、他者を受け入れられずに仲間以外を締め出したり、拒否したりする態度を指す言葉。主人公になれない報われない想いを歌った前作「モブノデレラ」は切り口として異質だったものの、主に「恋愛」や「青春」にまつわる楽曲を多く歌ってきた≠MEにとって、今作はその要素を完全に排除した新曲。歌詞世界全体を通して「なんで人生ってしょうもないんだろう」という憤りや諦観と悲観、やや凝り固まった思考を持つ主人公の小さな世界での葛藤が描かれている。

楽曲のテーマは“自分 対 自分”。「此処じゃ狭いんだ」とこんな自分を変えたいと思う主人公に対し、「いや、此処がお似合いだ」と現実を突きつけるのはもう一人の自分。その世界から立ち上がろうとする心の葛藤や、自分自身との戦いが歌詞やダンス、そしてMVでも表現されている。

11月11日(火)午後11時11分にプレミア公開されたMVには、それぞれのメンバーに爽やかな水色・白衣装を纏った“表層意識”の自分、茶色衣装を着た抑圧された“潜在意識”の自分と2タイプの自分が登場。怯えや脆さを持つ表層意識からは、解放的で勝ち気な強さを持つ潜在意識の自分、どことなく表情・性格の違いをメンバーから感じ取れる。一方の追われ逃げ惑う表層意識は潜在意識に追い込まれ存在を消去されるが、その模様からは殻を破り本来の自分を取り戻すという自己実現を比喩していることが分かる。
また、MVのラストシーンに無数に飛び交うカラフルなスーパーボールは鬱屈したこの世界に一縷の光として「僕の世界よ 明日輝け」と救いと願いを与え、生まれ変わった自分への祝砲のように思うことができる。約4分間の映像で、“どう生きるべきか?”の問いへの答えが詰まった作品が完成した。
楽曲センター 冨田菜々風 コメント
「僕の世界よ 明日輝け」という歌詞は、新しい一歩を踏み出す勇気をくれるような気がしました。
今の姿も、奥底にある思いも、どちらも本当のもの。
苦悩や迷いの先には、きっとその経験があるからこそ見える未来があると思います。
「此処じゃ狭いんだ」というフレーズには、きっとこの場所や環境が合っていなかっただけ。そう思うことで救われる感覚と、少しずつ自分を解放してあげる安心感のような言葉に感じました。
この楽曲が、今もどこかで自分自身と戦っている誰かの明日を少しでも照らせるような一曲になっていたら嬉しいです。




