「本当に彼にぴったりの楽曲だと思う」森崎ウィンも絶賛
映画『(LOVE SONG)』本編クリップ集解禁、向井康二が感情を解放し歌い上げるライブシーンも
2025.11.06 16:00
©2025『(LOVE SONG)』製作委員会
2025.11.06 16:00
森崎ウィンと向井康二(Snow Man)がW主演を務め、10月31日(金)より公開中の映画『(LOVE SONG)』の本編映像が解禁された。
全国公開がスタートするとSNSに「涙が止まらない」「心が温かくなった」などの声があふれた本作は、大ヒットBLドラマ『2gether』を手掛けたタイのチャンプ・ウィーラチット・トンジラー監督がメガホンをとった日タイ共同制作作品。森崎ウィンがバンコクへの海外勤務を命じられた研究員・ソウタを、向井康二がバンコクでカメラマンをしながら音楽活動を続けているカイを演じ、東京とバンコクを舞台に未完成のラブソングが2人の運命を繋ぐピュアラブストーリーが描かれる。
今回解禁された本編映像は、2人がバンコクで運命の再会を果たすシーンをはじめ、ソウタが先輩社員のジン(及川光博)に大学時代の初恋を打ち明けるシーン、タイで音楽活動をするカイがバンド仲間に“未完成の曲”について問い詰められるシーン、そしてカイがソウタへの想いを綴った「LOVE SONG」をライブで披露する4シーンをまとめたクリップ集。1つ目の本編映像では、バンコクでガラの悪い男に絡まれそうになっていたソウタの前に「そいつにちょっかいを出すな」とカイが現れる。この劇的で運命的な再会により、離れていた時間を埋めるように2人の距離は一気に近づいていき、ソウタはカイのことが好きだと改めて気付く。

続く2つ目の映像では、バンコクに一緒に赴任してきた先輩社員のジンにソウタが「自分の気持ちは伝えたい…とは思っていたんですけど…僕の人生から突然いなくなりました」と、大学時代の片想いを打ち明ける。再会できた喜びと「また自分の前からいなくなってしまうかもしれない」という恐れが同居し、素直に踏み出せないソウタ。6年前、カイが「想っている人のために書いた」と言って聴かせてくれた“未完成の曲”が誰に向けられた曲だったのか、完成したのかさえもソウタは知らないままだった。
3つ目の映像は、カイがバンド仲間のトイ(ファースト・チャローンラット・ノープサムローン)が“未完成の曲”を聴こうとするのを頑なに拒むシーン。カイにとってその曲は、ずっと大切に作ってきた“たった1人のための曲”だった。トイは「好きな人のために書いた曲なんでしょ?」と核心に触れるが、カイは何も答えない。

そして4つ目の映像では、カイがやっと完成させたその曲をライブで歌う姿を、ソウタが客席後方でじっと見守っている。その特別な曲はきっと叶うことのない愛を歌った曲で、心から愛する人のために書いた歌だと明かすカイ。完成した「LOVE SONG」の歌詞は〈オレンジ色が広がると/君への想いが落ちてくる/まるで明日に/この世が終わってしまうほどに/二つの影が並ぶ日々を/僕は夢見ていた/それは小さく儚げに/揺れる灯〉というもので、カイもまた、あと一歩が踏み出せないままソウタとすれ違い続けてしまっていたことがわかる。
カイとして歌う向井の歌声が初解禁された本映像に収められたのは、楽曲「LOVE SONG」のイントロ部分。本編ではこの後、カイに憑依した向井が一気に感情を解放して歌い上げるカットが控えており、カイを見守るソウタの感情もクライマックスへとつながっていく。なお本楽曲は、作曲・プロデュースをタイで絶大な人気を誇り昨年の「SUMMER SONIC 2024」にも出演した世界的アーティスト・The TOYS、作詞を本作の脚本を手がけた阿久根知昭が担当。切ない旋律にカイの想いがにじむ歌詞が載り、作中で最も感動的なシーンの1つを彩る楽曲になっている。

曲について森崎は「初めてこの曲を聴いたとき、本当に“なんていい曲なんだろう”と感じました。キャッチーなメロディーが耳に残り、思わず口ずさみたくなる魅力がある一方で、映画全体を象徴するような切なさもある。聴けば聴くほど胸にじんわりと響いてきます」とコメント。向井も「メロディが本当に素敵で、聴けば聴くほどクセになっていく。歌詞がすごくストレートで、伝えたい想いがまっすぐに響いてくるんです」と語った。
また、向井はライブシーン撮影の際は繰り返し練習を重ねてから現場に入ったという。森崎はその歌声を初めて聴いた瞬間について「本当に感動しました。あの高いキーをあれほど美しく歌い上げることに驚きましたし、楽曲自体が彼の声に驚くほどよく合っていました。本当に彼にぴったりの楽曲だと思います」と語る。向井自身も「(カイが)昔から歌ってきたような自然さも出せたかなと思います。ソウタに届くように歌いました。撮影中も何度も歌って、本当に思い出深い曲になりました」と振り返っており、実際の本編でもその“ソウタに届かせようとする想い”がそのまま映像になっている。
映画『(LOVE SONG)』場面写真 ©2025『(LOVE SONG)』製作委員会
