ドラマ『プロ彼女の条件3』では“バチバチ系”の役柄で初共演
その楽しさは「壁」があっても変わらない、志田こはく&桜井玲香にとって演じる仕事の醍醐味とは
2025.09.02 18:00
2025.09.02 18:00
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のオニシスター・鬼頭はるか役で注目を浴び、最近でも『なんで私が神説教』『浅草ラスボスおばあちゃん』などのドラマ出演が相次ぐ志田こはく。乃木坂46卒業後はモデルとして、そして俳優として映像に舞台に幅広く活躍するだけではなく、近年ではミュージカル俳優としてその実力が高く評価されている桜井玲香。その2人が共演したのが、女同士のドロドロとした戦いを描いたショートドラマとして人気のシリーズ『「プロ彼女の条件」シーズン3』だ。
芸能界に飛び込んだことで思わぬ恋に翻弄されてしまうAD・波間祐希を演じた志田と、彼女と出会う謎の「プロ彼女」恩田琴音を演じた桜井。クランクアップ後、久々の再会となった今回の対談では、役柄とは裏腹に二人は終始楽しそうで……。
俳優さんはみんなこうとは限らないです(笑)
──この『プロ彼女の条件』はもともと人気シリーズですが、シリーズ自体の印象はどう思いましたか?
桜井 この感想はどうかなと思うんですけど、リアルだなぁと思いました(笑)。しかも今回のシーズン3はこちら側、撮影の現場にスポットが当たっているというのもあって。ああ、なんか“あるある”だなあ……って言っていいのかわからないんですけど(笑)。
──「どうかなと思う」という前置きがまたリアルですね。
桜井 みんなが観たいであろうものをしっかり描いてる、っていうのはあると思うんですけど……でも現場でちょこちょこあるなあ、っていうエピソードが差し込まれてる感じがして。上手いなあ、と思いました。
志田 ただ、女優さんや俳優さんはみんなこうなんじゃないかって、このドラマを観たらきっと世間の人は思うんじゃないですか? みんなそうだとは限らないです!って言いたいです(笑)。
──そこは強調して。
志田 このドラマの涼介さん(演:小宮璃央)みたいに、本当に気遣いのできる優しい方がほとんどだと思うのですが、私が演じる波ちゃんはそれを心で受け止め過ぎちゃって。 本当にそんなふうに優しくされちゃったら、勘違いをしちゃうよなあと思って……。
桜井 仕方ないよね!?(笑)。

──撮影現場ではお二人の関係はどうだったんですか?
桜井 実は、ほとんどお話できなかったんですよ。あまりタイミングがなくて、役柄的にも何ていうんだろう、バチバチ系?(笑) だったし。
志田 でも、桜井さんはすごく穏やかな方だなっていう印象がありました。落ち着いていらっしゃって、私は落ち着きがないと言われるので、ちゃんとしなきゃなって。
桜井 (笑)。こはくちゃんは……明るいよね、本当にすごく明るい。現場では役柄もあってシュンとしてる姿しか見てなかったから、今日ずっとキラキラとした笑顔でずっと笑っているこはくちゃんをやっと見れて「こんな子だったんだ!」みたいな。 もっと話せたらよかったな、って今日すごく思いました。

──こういう女性のドロドロした部分を描いたドラマ、演じる側としてはどうですか?
志田 楽しいです! こういった裏表のある役は初めてっていうのもあって、「こういう時にこう思うんだな」とかいろいろ考えながらやってると、すごく面白くて。
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