2025.08.19 06:00
2025.08.19 06:00
10月31日(金)に公開される山田裕貴主演映画『爆弾』の主題歌が、宮本浩次の新曲「I AM HERO」に決定した。
『爆弾』の原作は、日本最大級のミステリーランキング「このミステリーがすごい!2023年版」と「ミステリが読みたい 2023年版」で堂々の1位を獲得したベストセラー小説。物語は、酔った勢いで自販機と店員に暴行を働いた謎の中年男が警察に連行されるところから始まる。男は自らを「スズキタゴサク」と名乗り、霊感が働くと称して都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告。秋葉原での爆破を皮切りに、この後1時間おきに3回爆発すると予知していく。そして刑事たちの問いかけをのらりくらりとかわしながら、次第に爆弾に関する謎めいた“クイズ”を出し始めるスズキ。爆弾の在りかを探す警察と犯人との取調室で行われる先読み不能の謎解きゲームと、東京中を駆け巡る爆弾探しがリアルタイムで進行していく。
主演の山田裕貴が演じるのは、もじゃもじゃの天然パーマに丸メガネという野暮ったい見た目ながら鋭い観察眼と推理力を持つ交渉人の刑事・類家。そして彼と対峙するスズキタゴサク役には佐藤二朗。さらに伊藤沙莉、染谷将太、坂東龍汰、寛一郎、片岡千之助、渡部篤郎といった日本を代表する実力派俳優陣が集結し、監督は『キャラクター』『恋は雨上がりのように』『帝一の國』などで知られる永井聡が務める。
本作の主題歌「I AM HERO」は、凝縮されたメッセージに命を吹き込む歌声が駆け抜ける、今の宮本浩次による唯一無二にして至高の名曲。主題歌情報と共に楽曲の一部を目と耳で味わえる映画『爆弾』のリリックムービーが解禁され、宮本浩次と映画『爆弾』主演の山田裕貴、企画・プロデューサーの岡田翔太からコメントも到着した。
コメント一覧
宮本浩次
私はこの四月映画「爆弾」主題歌の件で永井聡監督とはじめてお会いしました。
私と対面して席についた監督は映画で描こうとしている核心の部分と主題歌が荷うべき役割について力強く話されました。
私は永井監督のこの映画に賭ける意気込みと熱い思い、そして曲に寄せる大きな期待にいささか圧倒されながら、同時に感動したことをよく覚えております。会談後私はとても清々しい気持ちで帰りの車に乗り込み、監督の話を改めて頭の中で反芻しながらはやくも車中で主題歌の大まかな構想を得ることに成功しました。
「爆弾」で描こうとしている大きなテーマの一つは「本当の自分の声」だと私は思います。
これこそ私たちが生きていく上で絶対に避けて通ることのできない恐ろしいテーマであり、永遠に未解決の問題でもある。
そういう私なりの解釈を全力でこの曲「I AM HERO」に私は込めました。
今はこの曲が映画「爆弾」を盛り上げる一助ともなりまた映画ともども愛される曲になりますように、そんな風に思っています。
最後に私に声をかけて下さった永井聡監督及びプロデューサー岡田翔太氏に
心から感謝を申し上げます。
このような大きな舞台で思い切った曲に仕上げることができました。
本当にありがとう!
山田裕貴
宮本さんが主題歌を担当されると伺った瞬間、直感的にタゴサクの顔が思い浮かびました。
ところが、実際に“I AM HERO”“I AM HERO”と繰り返される歌詞を耳にしたとき、
それはむしろ、自らを鼓舞しながら残酷で救いのない世界に立ち向かう類家の姿に重なって聞こえました。
くじけそうな瞬間、背中を押してくれる楽曲ですし、
映画『爆弾』を、爆発させてくれる力強いメッセージが込められている主題歌になっています。
是非、映画と併せて楽しみにしていてください。
岡田翔太(企画・プロデューサー)
本作は「今まで見たことのない一本」を追求しており、
音楽の面でも”衝撃”を与えてくれる一曲を模索していました。
宮本さんは私が子供の頃から大好きだったアーティストで、憧れの大人像でもあり、
そんな今の宮本さんが「爆弾」にどう向き合い何が生まれるのかに興味が湧き素直にお願いしました。
昨今耳にしたことが無いような熱量の一曲を頂けました。本当に感謝です。