劇中歌と一部劇伴はAwesome City Clubのatagiが制作
佐野晶哉&上白石萌歌が劇場アニメ『トリツカレ男』声優に 2人でデュエット歌う音楽予告解禁
2025.07.29 08:00
©2001 いしいしんじ/新潮社 ©2025 映画「トリツカレ男」製作委員会
2025.07.29 08:00
いしいしんじの同名小説をミュージカルアニメーションにした映画 『トリツカレ男』 が11月7日(金)に公開されることが決定し、Aぇ! groupの佐野晶哉と上白石萌歌が声優を務めることが発表された。
監督は『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボと一ちゃん』(14)の髙橋渉。ひとたび何かに夢中になると他のことが目に入らなくなってしまう主人公・ジュゼッペは、街のみんなから“トリツカレ男”と呼ばれている。三段跳び、探偵、歌……誰も予想ができないものに“とりつかれる”ジュゼッペは、ある日公園で風船売りをしているペチカに一目惚れ。ペチカに夢中になったジュゼッペは、彼女が抱える心配事を、これまで“とりつかれた”数々の技を使ってこっそり解決していく。

ⓒ2001 いしいしんじ/新潮社 ⓒ2025 映画「トリツカレ男」製作委員会
今回解禁されたのは、5月に公開された特報映像では伏せられていたメインキャラクター2人の声優陣。“トリツカレ男”ジュゼッペを、ミュージカル出演の経歴を持ち映画やドラマでも活躍を見せる佐野晶哉(Aぇ! group)が魅力たっぷりに演じる。また、本作のヒロインでジュゼッペが恋に落ちるペチカを演じたのは上白石萌歌。ミュージカル『赤毛のアン』に史上最年少出演し俳優として活躍する一方で「adieu」名義でアーティスト活動も行う彼女が、様々な表情を見せるペチカを表現した。
そして声優の発表に併せて、ジュゼッペとペチカが歌う劇中歌「ファンファーレ ~恋に浮かれて~」が流れる音楽予告も解禁された。劇中歌を制作したのは、Awesome City Clubのatagi。初めて映画音楽を手がけるatagiが劇中歌5曲と一部劇伴を担当し、彩り豊かな音楽の数々を生み出した。歌唱力抜群の佐野と上白石の2人が歌うデュエットソングは、多幸感あふれるミュージカルシーンになっている。
今回解禁された音楽予告は「トリツカレ男のジュゼッペだぞ」というジュゼッペのセリフから始まる。その後ジュゼッペはペチカに心を奪われ、緊張のあまり目も合わせることができない中「友達になりたいんだ、キミと」と気持ちを伝えると「喜んで!」と嬉しさを露わにしながら返事をするペチカ。2人の物語が加速していく予感と共に、佐野と上白石の息がぴったり合った劇中歌「ファンファーレ ~恋に浮かれて~」が流れ、ジュゼッペとペチカが共に時を過ごし、仲を深めていく様子が色彩豊かに映し出される。2人が歌う劇中歌について、atagiは「まるでお菓子箱を覗くような無邪気さ、何かを予感させる高揚感。誰にも訪れうるそんなワクワクを歌にしたいと思い楽曲を制作しました」とコメントした。
なお、本作のムビチケ前売券(カード/オンライン)は8月8日(金)より発売がスタート。ムビチケ前売券で鑑賞すると、映画の絵柄と鑑賞記録がセットになった「ムビチケデジタルカード」がプレゼントされる。
コメント一覧
佐野晶哉(ジュゼッペ役)
ジュゼッペにトリツカレた佐野晶哉です。
初めて映像を見た時。1枚1枚手書きで描かれた温もり溢れるアニメーションと個性的なキャラクターに釘付けになり、純粋に生きるジュゼッペに勇気をもらいました。
劇場を出るといつもの世界がいつもより澄んで見えるような映画です。
好奇心を奮い立たせてくる素敵なストーリーと心躍る音楽をぜひ劇場で!
この映画にトリツカレてください!

上白石萌歌(ペチカ役)
ペチカ役を演じました、上白石萌歌です。
いしいしんじさんが20年以上前に紡がれた瑞々しい物語に新たな息吹が吹き込まれ、鮮やかな色彩や歌が加わることでさらに豊かな世界が広がったこの作品に参加させていただけて、とても幸せです。
ペチカはさまざまなものを抱え、孤独に生きる女の子。ジュゼッペと出会うことで彼女の凍りついた心がしだいにほどけてゆきます。
物事に対しても人に対しても、”好き”という気持ちを混じり気なく心に持つことの素晴らしさを改めて感じました。観終わった後に目に映るものすべてがうつくしく見えるような、そんな作品です。大きなスクリーンでぜひ体感してください!

atagi(音楽)
音楽を担当させていただきました、Awesome City Club atagi です。慣れない事もあり不安がありましたが、コンテができ、絵が動き。作品がどんどん立体的になっていく中で、いつしか物語の一員になったように音楽を作る事ができました。作品に導かれるように音楽を作れたという事は、本当に幸せな事でした。出来上がった作品を見て、改めて佐野さんや上白石さんの表現に驚かされました。歌唱もセリフも、随所にまごころを感じました。この映画には、人の営みの面白さ、可愛さ、温かさ、そして力強さが詰まっています。ワクワクして作品をご覧になって頂けたらと思います。
