監督が最も影響を受けたジブリ作品とは?特報&場面写真解禁
ディズニー&ピクサー最新作『私がビーバーになる時』来春公開、今度の“もしも”は動物と話せる世界
2025.07.28 06:00
(C)2025 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2025.07.28 06:00
ディズニー&ピクサー最新作『私がビーバーになる時』(原題:Hoppers)が2026年春に公開されることが決定し、ティザーポスターと特報が解禁された。
『トイ・ストーリー』『インサイド・ヘッド』『リメンバー・ミー』、そして8月1日(金)に公開が迫る『星つなぎのエリオ』など、イマジネーションあふれるユニークな“もしもの物語”を描いてきたディズニー&ピクサー。彼らが新たに贈る『私がビーバーになる時』では、“動物たちと話すことができる世界”を描く。
本作の主人公は、動物好きの少女・メイベル。科学者たちが発明した〈人間の意識をリアルなロボット動物に“転送”させる方法〉でビーバーに「ホップ(※意識転送)」したメイベルが、想像を超える動物界の謎を解き明かしていく。
公開された特報映像は、長年“ホップ”の研究をしてきた科学者たちが実験に成功し、その技術の説明を受けたメイベルが科学者たちの反対の声を押し切りビーバー型の動物ロボットに“ホップ”するところから始まる。目を覚ますともふもふのビーバーになり、トンボや小鳥たちなど動物たちの声が理解できるようになったメイベル。この世界に入れた喜びいっぱいに森の中を楽しく冒険していると、おっとりとした仲間のビーバーが目の前でクマに食べられそうになるピンチに遭遇する。必死に止めようとするメイベルに驚いたクマが口からビーバーを離すと、仲間のビーバーから「なんでとめるの?これがルールだよ」と逆に諭されてしまう。人間の感情をもったまま動物になったメイベルが、動物界のルールを知りカルチャーショックを受ける印象的なシーンとなっている。
併せて解禁されたティザーポスターはメイベルがもふもふのビーバーに“ホップ”した瞬間をとらえたもので、その横には「今日から、動物の世界の住民になります。」というコピーも。また、科学者たちがビーバー型ロボットを手に“ホップ”の技術をメイベルに説明している場面写真も公開された。

(C)2025 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
本作で監督・脚本を務めるのは、第88回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『インサイド・ヘッド』のストーリーボードアーティストであるダニエル・チョン。ダニエルは『私がビーバーになる時』を制作するにあたり、ビーバーが住む国立公園のある地域を訪れたり、動物型のロボットを自然の中に設置し生態系を調査するドキュメンタリーを観るなどの調査を行ったそうで、その中でも最大のインスピレーションを受けた一つが高畑勲監督作『平成狸合戦ぽんぽこ』だという。
両作ともに人間と動物がどのように交流し、そして人間が動物にどういった影響を与えてきたかを描いた物語。さらに、本作がもつオリジナリティについてダニエル・チョン監督は「ピクサーは、今まで魚の視点や動物の視点からさまざまな“もしもの世界”を描いてきました。本作では人間と動物の二つの視点を同時に描くという非常にユニークな手法で、新たな“もしもの世界”を生み出します。」と、新たなピクサー・アニメーション・スタジオの名作誕生を予感させた。