2人の運命を左右する存在？本ビジュアルには謎の人形
西島秀俊×グイ・ルンメイ共演、夫婦の愛が試される『Dear Stranger』予告解禁 9月12日公開へ
2025.07.24 07:00
©Roji Films, TOEI COMPANY, LTD.
2025.07.24 07:00
日本、台湾、アメリカの合作作品で、西島秀俊が主演する映画『Dear Stranger／ディア・ストレンジャー』の公開日が9月12日(金)に決定し、本予告映像と本ビジュアルが解禁された。
本作は、息子の誘拐事件をきっかけに、ニューヨークで暮らすアジア人夫婦の秘密が浮き彫りとなり、家族が崩壊していく様を描いたヒューマンサスペンス。『ディストラクション・ベイビーズ』『宮本から君へ』など社会問題を鋭くえぐり、予測不可能な展開で観客を魅了する映画監督・真利子哲也の6年ぶりの長編最新作で、撮影は多国籍のスタッフが集結し2024年11月～12月末までオールNYロケを敢行。ブルックリンを中心にチャイナタウンやハーレムなど、リアルなNYの日常を映し出す。
アカデミー賞で最優秀国際長編映画賞に輝いた『ドライブ・マイ・カー』やA24製作のシリーズ『Sunny』など国際的な活躍の場を拡げる西島秀俊が演じるのは、ニューヨークで暮らす日本人の賢治。その妻役をベルリン国際映画祭の最優秀作品賞を受賞した『薄氷の殺人』や『鵞鳥湖の夜』など、台湾を代表する国民的女優のグイ・ルンメイが演じる。
解禁された予告編では、廃墟の研究を専門とする大学助教授の夫（西島）と劇団のアートディレクターとして夢を追い続ける妻（グイ）が息子が誘拐されたことをきっかけにこれまで堰き止めていた感情を吐露し、互いを責め合う姿が不穏な音楽と共に映し出される。「カイ（息子）に話すべきだった」というセリフはこの家族が抱える秘密を予感させ、一発の銃弾が放たれた閃光で謎の人形が照らされるシーンが続く。そして映像の後半では、事件をきっかけに露わになった“秘密”や“疑念”を乗り越え、新たな関係性を築こうとする二人の明るい行く末を予感させる展開を見せるが、それを打ち破るアラートのような緊迫感の音とともに謎の人形と対峙する夫の姿が映し出される。
併せて公開された本ポスタービジュアルは、ニューヨークの街を背景に、割れた窓ガラスや瓦礫が散在する廃墟にたたずむ夫婦の姿を切り取った一枚。 二人の間には謎の人形がこちらをじっと見つめており「愛が、試される。」というコピーも相まって、この謎の人形が二人の運命を左右する存在なのか、あるいは二人の行く末を審判する存在なのか見る者の想像力を掻き立てるデザインとなっている。
