Uruの主題歌が彩る映像には當真あみ、田中麗奈ら家族の姿も
竹野内豊、玉木宏、奥平大兼らの熱演が80年前の想いを繋ぐ『雪風 YUKIKAZE』本予告解禁
2025.06.25 07:00
©︎2025 Yukikaze Partners.
2025.06.25 07:00
8月15日(金)に全国公開される竹野内豊主演映画『雪風 YUKIKAZE』の本予告映像が解禁された。
舞台は80年前、平和な海が戦場だった時代。数々の激戦を最前線で戦い抜いた駆逐艦「雪風」は、僚艦が大破炎上していく中で不死身ともいえる戦いぶりを見せ、主力である甲型駆逐艦38隻のうち、ただ一艦のみほぼ無傷で終戦を迎えた。
軽量で機動性に優れた駆逐艦は、艦隊の先陣を切って魚雷戦を仕掛け、対空戦闘によって中心となる戦艦や空母などを護るのがその役目である。「雪風」は敵弾をかいくぐりながらその任務を果たし、そして戦場に留まると沈没する僚艦から海に投げ出された仲間たちを救い、共に帰還させた。戦うために出撃しながら最後は必ず人を救い還ってきたことから、“幸運艦” “不沈艦”と呼ばれたのが「雪風」だった。
その知られざる史実を背景に、太平洋戦争の渦中から戦後、さらに現代へと繋がる激動の時代を懸命に生き抜いた人々の姿を壮大なスケールで描くのが本作だ。艦長・寺澤一利役の竹野内豊、先任伍長・早瀬幸平役の玉木宏、若き水雷員・井上壮太役の奥平大兼、早瀬の妹・サチ役の當真あみ、寺澤の妻・志津役の田中麗奈、志津の父・葛原芳雄役の益岡徹、帝国海軍軍令部作戦課長・古庄俊之役の石丸幹二、そして実在した第二艦隊司令長官・伊藤整一役の中井貴一ら豪華俳優陣が、今を生きる私たちへとメッセージを繋ぐ。
解禁された本予告では、寺澤艦長(竹野内豊)が冷静に「雪風」の任務を語り始める中、どんなに厳しい戦況においても、海に投げ出された仲間たちを救い上げていく乗員たちの勇敢な姿が映し出される。先任伍長・早瀬(玉木宏)の「一人残らず引き揚げろ!」の掛け声とともに救い出された中には、若き水雷兵・井上(奥平大兼)の姿もあった。
中盤、早瀬からの「10年後、20年後、艦長の娘さんが大人になる頃には、日本はどんな国になっているのでしょうね」の問いかけに、寺澤は「普通がいいな」と答える。家族で夕餉を囲み、子どもたちがいつか家庭を持ち、皆で孫の誕生を喜ぶ。そんな当たり前の日常の幸せを願う寺澤。激動の時代を生き抜いた人々の表情に、Uruによる書き下ろし主題歌「手紙」の歌声が感動的に重なっていく。
「この国の未来には必ず若い力が必要になる」と語りかけるのは、第二艦隊司令長官・伊藤整一(中井貴一)。本作では、特攻作戦に出撃する戦艦「大和」から若き少尉候補生たちを退艦させ、その決断でやがて戦後日本の復興を支えていく多くの若い兵士たちの命を救った伊藤の史実も描かれる。
そして映像は「大和」から海に投げ出された仲間に「手を伸ばせ!」「あきらめるな!」と声を張り上げながら手を差し伸べる井上の姿で締めくくられる。かつてその言葉とともに早瀬に命を救われた井上が、今度は助ける側となり想いを繋いでいく。平和な海が戦場だった過酷な時代の中にあっても、“普通”の幸せを手にできる未来のため奮闘した人々。それぞれの熱い想いが胸に迫る本予告映像となっている。
併せて解禁された本ポスターは、「雪風」の天命ともいえる「生きて帰る 生きて還す」のコピーを囲むように、艦長・寺澤、先任伍長・早瀬、水雷員・井上が、それぞれの責務を全うしようとする真剣な眼差しを捉えたもの。戦場だった海の上で懸命に戦った兵士たちと、彼らの無事を祈り帰りを待ち続けた家族たち。そして彼らの想いを運ぶため、大海を進み続けた「雪風」の力強さを象徴するようなビジュアルとなっている。
なお、6月27日(金)より本作のムビチケカードの発売がスタート。特典は「雪風」のイラストがプリントされたミニサイズの特製巾着袋(数量限定)となっている。