2025.06.24 20:00
「NMIXX FAN CONCERT “NMIXX CHANGE UP : MIXX LAB in TOKYO ENCORE”」より（撮影：川島彩水）
2025.06.24 20:00
NMIXX（エンミックス）が5月31日、6月1日の2日間にわたり単独公演「NMIXX FAN CONCERT “NMIXX CHANGE UP : MIXX LAB in TOKYO ENCORE”」を開催した。これは今年1月11、12日の初単独来日公演「NMIXX FAN CONCERT “NMIXX CHANGE UP : MIXX LAB in TOKYO”」が大盛況だったため、アンコール公演という位置づけで急きょ開催が決定したもの。東京体育館で開催された2日目・6月1日の公演の模様をレポートする。
メインステージに火花が散り、スクリーンが真っ赤に染まると、いつの間にかセンターステージに白いミニドレスに黒いブーツで統一した衣装のNMIXXが登場。ロックなギターと6人のファイティングポーズの振り付けから「Run For Roses」が始まると、東京体育館をいっぱいに埋めたNSWER（ファンネーム）たちが大きな歓声で彼女たちを迎えた。LILYのハイトーンから一気にギアが上がると、そのままクライマックスへ。続く「KNOW ABOUT ME」では、ゆったりとしたテンポとリフレインされるフレーズの合間に訪れる嵐のようなラップパートと激しいパフォーマンスで会場を圧倒した。
実は、今回のアンコール公演はツアーを計画していた時には予定していなかったそう。しかし、大盛況だった1月の初来日公演を終えて「もう一度、日本のNSWERに会いに行かなくちゃと思ったんです。NSWERのおかげでまた日本に来ることができました！」とBAEが語ると、客席からは「ありがとう！」の大歓声。KYUJINも「また東京で公演することになったのでもっといいものを見せなくちゃという責任感もありました。東京のNSWERのことを考えながら練習したので、私たちの気持ちが伝わるとうれしいです」と、今回のアンコール公演に向けての想いを語った。
続く「BEAT BEAT」では心臓が早鐘を打つようなリズムに合わせてときめきをスタイリッシュに表現した曲。クールな表情で始まったかと思えば、メンバー同士向き合ったり、時にはおしりをぶつけあったり、楽しそうに遊ぶ姿が印象的。KYUJINが猫耳ポーズで「Let’s Go!」と煽ると、そこからギアがもう一段上がり、ハイトーンのラッシュ。最後にSULLYOONがセンターで輝く笑顔を見せ、NMIXXのさまざまな魅力を詰め込んだ1曲となった。
ロックアレンジで激しさを増した「Love Me Like This」は6人がロックバンドのボーカリストのように気合のこもった歌唱をしながら腕を上下に振るって客席を煽ると、会場のNSWERたちもそれに応えペンライトが激しく揺れる。LILYとHAEWONの重なり合うハーモニーにJIWOOがラップを畳み掛け、BAEがボーカルを取りながらセンターステージへと歩いていく瞬間は、ガールズグループとは思えない貫禄とカッコよさを湛えていたが、最後はハートマークでかわいく締めるところがNMIXXの一筋縄ではいかない魅力だ。
続く「Young, Dumb, Stupid」は日本人にも馴染みが深いフランス民謡のマッシュアップ。先の曲からは一転、かわいさに振り切ったステージで、「みんな一緒に！」とシャウトするとNSWERのコールもひときわ大きく会場に響く。LILYの爆発的なハイトーンが会場をいっぱいに満たすと、最後にHAEWONが「今日もよろしくね♡」と愛嬌たっぷりに挨拶。「O.O (Superhero Ver.)」はステージの上を自由に動きながらファンとのコミュニケーションを楽しむステージ。腕を振り下ろしながら、クラップしながら客席を盛り上げ、会場の一体感を高めていく。
3曲立て続けのパフォーマンスにKYUJINが「駆け抜けたね」と満足げ。LILYは「今日のために準備した日本語があります」と、早く日本語を披露したくてうずうずした表情をしながら「NSWERさん、星みたいにキラキラです！」と言ってサムズアップ。HAEWONは「Young, Dumb, Stupid」の最後に披露した「今日もよろしくね」を何度も反芻していた。BAEは「私は昨日の『Run For Roses』の時にHAEWONさんに『ただいま！』って言ったんですけど、今日はNSWERにまた来てくれてありがとうの意味を込めて『おかえり』って言ったんです」と笑顔を見せた。
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