ドラマ『トラックガール2』を経て語る、心の現在地と未来
頼られることで強くなれる。乃木坂46とともに変化する遠藤さくらの成長曲線
2025.06.13 18:00
2025.06.13 18:00
相談されたら一緒に悩んで、一緒に答えを出します
──でも、遠藤さんはこれまで結構なプレッシャーと戦ってきてますよね。『歩道橋』(37thシングル)のヒット祈願で高校の吹奏楽部に参加された時のクラリネットのソロパートとか、過去には富士山も登られたり、思い出したくないかもしれないですけど、バンジー飛んだりとか。
はい、なにかと大変なヒット祈願はやっていますね(笑)。

──ここぞという時、どうやって自分の不安に打ち勝ってきたんですか?
一緒にいる人たちが支えになってくださっていました。自然と自分の気持ちが動いて乗り越えてきたという感じですかね。
──気づいたら達成してるみたいな?
そうですね。でも挑戦させていただける環境を準備してくださっているので、それは無駄にしちゃいけないというか。ちゃんと良い結果を残さなきゃいけないというふうに思うので、期待に応えたい一心で向き合うことの方が多いですね。
──今回じゅんは、SNSを始めなければ見ることができなかった世界に触れていきます。遠藤さんが演技のお仕事をしたことで見ることができたもの、知ることができたものは何でしょう。
そうですね……私はもともとあまり感情が動くタイプではなくて。でもお芝居をやらせていただく機会が増えて、いろいろな人物を演じることでいろいろな感情を知ることができたので、それがグループにもつながっている気がします。言葉にするのは難しいんですけれど。

──先ほど頼られることが増えたとおっしゃっていましたが、じゅんも今回、SNSのDMや取引先の社長さんらを相手にいろんな悩みに答えていきます。遠藤さんは悩み相談は得意ですか?
うーん、どうだろうか……(笑)。じゅんちゃんみたいに力強いメッセージを届けることはできていないかもしれません。相談されても、一緒に悩んで、一緒に考えて一緒に答えを出すという感じですね(笑)。
──相談する方はそれが一番嬉しいと思います。
話を聞くことぐらいしかできないのですが、頼ってもらえることは嬉しいですね。自分も強くなれますし。
──自分も強くなれるって意識があるんですね。
はい。「自分がしっかりしなきゃ」となりますね。
──それこそ今だと5期生のドラマ出演も増えていますが、演技について誰かと会話しましたか?
五百城茉央ちゃんとしましたね。「もうすぐ主演のドラマの撮影が始まるんです」という話をしてくれました。「毎日大変?」と聞いたら「大変です」って素直におっしゃってくれたし(笑)。なんかちょくちょくコミュニケーションをとったりしていました。

──遠藤さんから何かアドバイスしたことは?
私がアドバイスできることはあまりなかったので、横で「頑張ってるよ」と励まし続けていました。
──6期生のことはどんなふうにご覧になっていますか?
最近だと、仕事の合間だったのですがメイク中にお披露目会の配信を流していました。「見たよ」と1人ずつに良かったところとかを伝えてあげたいなと思いましたし、「歩道橋」も披露していて嬉しかったです。(※取材は4月下旬)
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