小林は成海と刑務所も訪問「身近なテーマと感じた」
奈緒主演のWOWOWドラマ『塀の中の美容室』に夏帆、成海璃子、光石研、小林聡美が出演決定
2025.06.05 15:00
2025.06.05 15:00
8月22日(金)よりWOWOWにて放送・配信される奈緒主演の連続ドラマW-30『塀の中の美容室』に夏帆、成海璃子、光石研、小林聡美が出演することが決定した。
原作は、全国の女子刑務所の数ヵ所で現在も営業を行う「塀の中」の美容室をモデルにした同名小説(桜井美奈/双葉文庫)。女子刑務所の中にある “あおぞら美容室”が舞台の本作では、受刑者であり美容師の小松原葉留が様々な事情を抱えた一般客の想いに寄り添うように丁寧に髪を切っていく。そして葉留自身が様々な人たちとの出会いを通して、自ら犯した罪やこれからの人生と向き合う姿を描く。
葉留の姉であり、妹が罪を犯したことで加害者家族となってしまった小松原奈津を演じるのは、『silent』(CX)や『ブラッシュアップライフ』(NTV)等の話題作に出演し、等身大のリアリティあふれる芝居で観るものを魅了する夏帆。女子刑務所内で受刑者たちが美容師免許を取得できるよう指導を行う美容技官・加川美沙役は、『かしましめし』(TX)や『青天を衝け』(NHK)などに出演し、今年でドラマデビューから25年の節目の年を迎えた成海璃子が務める。
また、本作の監督・松本佳奈とのタッグで数多くの作品に出演してきた名優2名の出演も決定。葉留が収容されている刑務所の所長を務め、受刑者たちへある思いを込めてあおぞら美容室を作った保坂一路には、多様なキャラクターを演じ分け第一線で活躍を続ける光石研。美容室担当の刑務官として葉留を見守る菅生冬子を、『ペンションメッツア』(WOWOW)、『団地のふたり』(NHK)をはじめ、ジャンルを超えた様々なシーンで存在感を発揮する小林聡美が演じる。
なお制作スタッフと主演の奈緒のほか、成海と小林も原作のモデルとなった岐阜県・笠松刑務所を訪れ、それぞれの役どころに落とし込むなど念入りに準備したという。法務省矯正局の協力のもと、実際の刑務所内で撮影を行うなどリアルを追求し、一つ一つの描写を細部まで丁寧に描き出している。
夏帆(小松原奈津役)コメント
松本さんとご一緒するのは3度目になりますが、いつもどしっと頼もしい監督、という印象があります。塀の中にいる妹への思いや、加害者家族がゆえに背負わなければならない現実、許すとはどういうことなのか、難しいシーンもたくさんありましたが、きっと松本監督についていけば大丈夫という思いで現場にいました。
奈緒さんと姉妹を演じさせていただくのは二度目になります。楽しみに現場に行きましたが、奈緒さんの、胸が締めつけられるような、忘れられないお芝居を間近で目撃することができて、それだけで胸がいっぱいになりました。ぜひ、最終話まで見届けていただけたら嬉しいです。
成海璃子(加川美沙役)コメント
とても良い脚本で、素敵な共演者の皆さんや信頼する松本監督とご一緒出来るということで、良い作品になるに違いないと思いました。
撮影期間中は役と同様に悩みながら過ごしていました。難しいテーマですが本当に良い台詞がたくさんあり、とにかく大切に言おうと心がけました。
撮影前に物語の舞台となった刑務所を訪問させていただいたことも、役を演じる上でとても良い経験になりました。
奈緒さんが撮影の合間に施術の練習をしている姿をずっと見ていて、主人公のひたむきさと重なり素晴らしい配役だなと思っていました。私にとって大切な作品がまた1つできました。
皆さまにとってもそんな作品であったら、嬉しいです。是非ご覧ください。
光石研(保坂一路役)コメント
敬重するスタッフ、キャストの皆さんの御仲間に入れて頂き、本当に感謝でした!
僕はそんなに多くの場面に出演していないのですが、父性観をもって演じられればと思っていました。
「人は罪を償えるのか」
僕も演じる上で考え続けていました。
僕も保坂(役名)も答えは出ていません。視聴者の皆様と一緒に、オンエアを観て思考したいと思います。
小林聡美(菅生冬子役)コメント
奈緒さん、松本監督との作品に、また参加できることがとても嬉しく、撮影が始まる日が楽しみでした。
不完全な生きものである私たちは、きっと誰もが大小にかかわらず何かしらの罪を抱えているはず。その罪をどう償っていくのか、また、償おうとする人を周りはどう受け入れてあげられるのか。刑務所の中の物語ですが、とても身近なテーマであると感じました。
現場の雰囲気もとても良く、奈緒さんをはじめ、とても魅力的なキャストのみなさん、信頼できる素晴らしいスタッフのみなさんの渾身の作品になったと思います。奈緒さんのハサミ裁きもお見事です。ご期待!