『低体温男子になつかれました。』胸キュンシーンの舞台裏も
曽野舜太×箭内夢菜が“ありのまま”でいれる場所、二人は素の自分をどれだけ愛せてる?
2025.06.05 18:00
2025.06.05 18:00
M!LKに入って、自分のままでええんやって思えた
──低体温男子の相馬くんはみんなにはクールだけど、琴里に対してはデレが強めです。相馬くんみたいに、他の人には冷たいけど自分にだけは優しい人と、誰に対しても分け隔てなく優しい人、どちらのほうが好きですか。
曽野 難しいなあ。究極の二択感がありますね。
箭内 私は自分にだけ優しい人のほうがいいです。
曽野 女の子はそうですよね。
箭内 うん。周りに冷たすぎるのはさすがにちょっと嫌ですけど。でもやっぱり他の人に優しくしてるのを見ると、ヤキモチを焼くから。
曽野 僕も同じです。自分にだけ優しいのは、わかりやすいじゃないですか。特に普段ツンツンしている人が、自分の前でだけデレてくれたら可愛く見えるし。

──じゃあ、ご自身は溺愛したい派ですか。それとも溺愛されたい派ですか。
箭内 私はしたい派ですね。長女なので、つい溺愛したくなっちゃう。(頭を撫でるふりをして)よしよしよし〜!って(笑)。
曽野 僕はされたい派ですね。
──溺愛男子の相馬くんは、家に着いたら連絡してねとか、琴里へのケアもすごく細かいです。ああいうのを愛されてるなと感じる人と、いちいち面倒くさいなと思う人がいると思いますが、お二人はどうでしょう。
曽野 どうなんやろう。
箭内 頻度によるなあ。
曽野 面倒くさいとは思わないですね。
箭内 うれしい?
曽野 いわゆる重たい子みたいな感じでずっと気にされたら、そこは信頼してほしいなってなってきそうですけど。
箭内 うん。ないのは寂しいかも。

──基本的にLINEはマメにやりとりしたい派ですか。
曽野 僕はマイペースなので、自分のペースで返したくなりそうです。
箭内 読んで満足しちゃうんですよね。ごめんなさいなんですけど。
──人によっては、今日は何を食べたとか、こまめに連絡したりもしますが。
箭内 私はそっちタイプではないですね。
曽野 僕は家族がそんな感じなんですよ。家族が結構細かくやりとりしてる中、僕だけあんまり乗り気じゃない(笑)。
──相馬くんはデートプランも入念に準備します。お二人もあれくらい細かく計画を立てられますか。それともノープランで出たとこ勝負ですか。
箭内 出たとこ勝負ですね。完全に行き当たりばったりです、私は。
曽野 僕もそうです。友達との予定とかも何週間前から決めるのが結構苦手で。実際に行くと楽しいんですけどね。
箭内 なんか構えちゃうのかな。
曽野 そうだと思う。予定がタスクに見えてしまうので、当日誘われるほうが好きかも。
箭内 その場のノリでね。
曽野 そうですね。特に友達の場合はそっちのほうが楽だったりします。

──そんな相馬くんに溺愛される琴里は、自分自身にコンプレックスを抱えています。お二人は、自分のことは好きですか。
箭内 (迷いながら)好き……ですね。
曽野 いいことですね。
箭内 嫌いな部分もあるけど、好きになろうと頑張ってます。私、頭で思っていることを言葉に変換するのがすごく苦手なんですよ。なんでこんなに喋りにくいんだろうって、自分の意思を伝えられないことが悔しくて自分が嫌いだったんですけど、それが克服できるようになって、少しずつ自分のことを認められるようになりました。
曽野 僕は自分大好きですね。嫌やなって思うことがあったとしても、全然気にならんというか、すぐ忘れる。
箭内 いいね。
曽野 結局落ちててもいいことって起きないし。だったら、おいしいもの食べて、さっさと寝るのが一番。自分が自分を愛してあげなきゃ誰が愛してくれんねんと思っているんで、自分のことは好きです。
──きっとお二人ともいろんなことがあって、今の自分になっていると思うのですが、今の自分を形成してくれたきっかけには何がありますか。
曽野 僕はM!LKに入ったのが大きかったですね。一人で活動していたときは、ちゃんとしなきゃってもっと構えていたところがあったんですよ。でもM!LKの中では最年少なので、みんなが僕のことを甘やかしてくれて。自分のままでええんやって思えて、肩の荷が下ろせたというか、素のまんまの自分を愛せるようになりました。

──ありのままの自分でいられる場所ができたことで、こうしてソロでお仕事をするときの感覚も変わりましたか。
曽野 もちろんちゃんとしなきゃという気持ちを持ちつつも、そんなに自分をつくらなくなりました。あとはやっぱり帰る場所があるのは強いですよね。ドラマの撮影はスケジュールがハードになることもあって。体力的にしんどいときもメンバーがいるから乗り越えられるというか、ふっとみんなの顔を見ると頑張ろうって元気をもらいます。
箭内 私はバラエティのお仕事をやるようになって変わりました。やるまでは、どうやって自分の素を出したらいいかわからなくて、すごく苦手意識があったんです。でも、完全に素を出すというより、バラエティのお仕事をしている箭内夢菜っていう、いい意味でのキャラクター性を意識するようになったら楽になって。それがどんどん自分の中でも馴染んでいって、今ではあまり意識しなくても発言できるようになりました。
──バラエティではわりと体当たりなお仕事も任されていますが、最初は大変だったんじゃないでしょうか。
箭内 最初は気合いが入りまくっていたので、おりゃー!ってアドレナリンを出しまくっていました。でも、それで空回りすることも多くて、変に力を入れすぎても良くないなって気づいたんです。そこからまずは自分が楽しむことを一番に心がけるようになって。そしたら、すごくやりやすくなったんですよね。やらなきゃって無理をするより、なんでも自然体で楽しむことが大事なんだなって思います。
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