主題歌はharuka nakamura+ヨルシカsuisによる「灯星」
桜田ひより主演『この夏の星を見る』コロナ禍を前向きに生きた中高生の躍動感あふれる予告解禁
2025.05.28 19:00
©︎2025「この夏の星を見る」製作委員会
2025.05.28 19:00
7月4日(金)に公開される桜田ひより主演映画『この夏の星を見る』の予告編とポスタービジュアルが解禁された。
直木賞作家・辻村深月による同名小説を実写化した本作が描くのは、新型コロナウィルスが蔓延する中、登校や部活動が次々と制限されて複雑な思いを抱える中高生たち。2020年、コロナ禍で青春を奪われた茨城の亜紗(桜田ひより)や凛久(水沢林太郎)は失われた夏を取り戻すため、リモート会議を駆使して同時に天体観測をする競技〈スターキャッチコンテスト〉の開催を決意する。東京では孤独な中学生・真宙(黒川想矢)が、同級生の天音(星乃あんな)に巻き込まれその大会に関わることに。長崎・五島では実家の観光業に苦悩する円華(中野有紗)が、新たな出会いを通じて空を見上げる。茨城、東京、長崎五島の中高生が始めたこの活動はやがて全国に広がり、ある奇跡をもたらす。
監督を務めるのは、斬新な映像表現とキャラクター造形の深さに定評がある新進気鋭のアーティスト・山元環。脚本はシナリオ賞を授賞し『VRおじさんの初恋』(NHK)に抜擢された森野マッシュが務め、音楽は映画『ルックバック』で音楽と主題歌を担当した音楽家・haruka nakamuraが手掛ける。
主演の桜田ひよりが演じるのは、茨城県立砂浦第三高校の二年生・溪本亜紗。不安な気持ちや悩みを抱えながらもコロナ禍を懸命に生きる高校生を、確かな演技力と多彩な表現力で演じきった。亜紗と同じ茨城県立砂浦第三高校に通う生徒役を水沢林太郎、河村花、増井湖々、安達木乃が演じ、撮影は原作者の辻村が小説を執筆する際に実際に取材した茨城県立土浦第三高等学校で行われた。また、長崎五島に住む学生役には中野有紗、早瀬憩、和田庵、蒼井旬。東京の学生を黒川想矢、星乃あんな、萩原護、秋谷郁甫らが演じる。さらに、現在放送中の『キャスター』(TBS)で存在感を放つ岡部たかしをはじめ、中原果南、工藤遥、小林涼子、上川周作、朝倉あき、堀田茜、近藤芳正などの実力派俳優が物語に彩りを与える。
解禁されたメインビジュアルは、「2020年、あの時を生きた君たちへ」というコピーとともに、月のような円形の中で主人公・溪本亜紗を演じる桜田ひよりが望遠鏡を覗く印象的なシーンを切り取ったデザイン。強い思いのこもった眼差しは「星を探すこと」だけでなく「自分を見つめること」も感じさせ、その瞳の奥にきらめく星は主人公たちの高まる想いを象徴している。同時に解禁されたサブビジュアルでは、圧倒的な美しさの星空と物語の心象風景を映し出す象徴的なカットによって、星空の下で繰り広げられる青春群像劇の世界観が表現されている。
併せて解禁された予告編では劇中映像が初公開され、コロナ禍の緊張感や喪失感、不安や戸惑いをを表現しつつも、主人公たちの前向きな表情や躍動感が未来への希望を感じさせる予告となっている。映像は、東京の静かな街の様子・茨城の美しい桜並木・五島の雄大な自然という3つの舞台とともに主人公たちのさまざまな心の動きを表現しており、作品のもう一人の主人公ともいえる星空の圧倒的な美しさと壮大さを収めている。予告編とともに解禁された主題歌「灯星」は、映画の音楽を担当したharuka nakamuraが作詞・作曲、ヨルシカのボーカルであるsuis from ヨルシカが歌を担当している。
haruka nakamura コメント
suisさんの歌声はとても儚く、でも芯のある美しさをお持ちですよね。今回がはじめましてでしたが、このコラボレーションは相乗効果となる予感がしていました。
主題歌「灯星」が流れてくることで、作品として光を灯すような希望が持てる。夕暮れにひとつの星が登ってくるような、そこまで駆け抜けていける。御守りのようなうたです。
歌詞についても、原作の辻村深月先生のメッセージを大切に想って書かせて頂きました。
suis from ヨルシカ コメント
私も星を見上げるのは日課なので、日常的な感情ではありますが、同じ星を見る気持ちで作品に寄り添う歌が歌えればと思いました。自分なりにどう表現できるかというプレッシャーも感じつつ、haruka nakamuraさんの世界を作る力に身を委ね、楽曲の世界に没入させていただきました。