6点で松たか子、髙石あかり、高橋文哉らの交流を描き出す
オダギリジョー主演映画『夏の砂の上』心の乾きを抱える登場人物たちの場面写真解禁
2025.05.08 17:00
©︎ 2025映画『夏の砂の上』製作委員会
2025.05.08 17:00
オダギリジョーが主演・共同プロデューサーを務め、7月4日(金)に公開される映画『夏の砂の上』の場面写真が解禁された。
松田正隆による傑作戯曲を演出家・玉田真也の監督・脚本で映画化した本作は、幼い息子を亡くした喪失感から人生が止まってしまった主人公と、妹が置いていった17歳の姪との思いがけない共同生活からはじまる物語。愛を失った男、愛を見限った女、愛を知らない少女がそれぞれの痛みと向き合いながら、夏の砂のように乾き切った心に小さな希望の芽を見つけていく姿を描く。
オダギリジョーは主人公・小浦治を演じ、治の姪・優子を髙石あかり、治の妻・恵子を松たか子、優子の母で治の妹・阿佐子を満島ひかり、優子へ好意を寄せる立山を高橋文哉が演じるほか、治が働いていた造船所の同僚役を森山直太朗と光石研が務める。

公開されたのは、息子を亡くした喪失感から新しい職に就く気にもなれない治と、同じ方向を向いて歩んでいけない夫に見切りをつけた妻・恵子がやり切れない思いをぶつけるシーンなどが収められた6点の場面写真。治の亡き息子が使うはずだった子供部屋で望遠鏡を前に治と優子が会話するカットからは、同居生活を送るうちに不器用な2人が少しずつ心を通わせていく変化が伺える。さらに、高校へ行かずアルバイトを始めた優子が、そこで働く先輩の立山と出会い親しくなっていく様子など、どうにもならない心の乾きを抱える登場人物たちの交流を静かに描き出す場面写真となっている。

場面写真 ©︎ 2025映画『夏の砂の上』製作委員会