松坂桃李、窪塚洋介、池松壮亮、森七菜らの新カットも
小栗旬主演映画『フロントライン』絶望の中でも諦めない人々を切り取った場面写真9点解禁
2025.05.02 14:00
©︎ 2025「フロントライン」製作委員会
2025.05.02 14:00
6月13日(金)より公開される小栗旬、松坂桃李、池松壮亮、窪塚洋介ら共演の映画『フロントライン』の新たな場面写真9点が解禁された。
新型コロナウイルスを事実に基づく物語として、オリジナル脚本で初めて映画化された本作の舞台は、日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した乗客乗員3,711名の豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。当時、日本に大規模なウイルス対応を専門とする機関は存在せず、急きょ対応することになったのは災害医療を専門とする医療ボランティア的組織のDMAT(災害派遣医療チーム)。彼らは地震や洪水などの災害対応のスペシャリストではあるが、未知のウイルスに対応できる経験や訓練はされていない医師や看護師たちだった。
DMATの医師と看護師が実際に船内に乗り込むと、想定していた以上の感染者数がいて、いつ病状が悪化するかもわからず、言葉の壁がある56ヵ国からの乗客にうまく治療が行えない状況が広がっていた。一方、船外では日々加熱していく報道に色々な憶測が広まり、誰も経験したことがない非常事態が大きなムーブメントになってしまう。そんな中でも、船外から全体の指揮をするDMAT指揮官・結城(小栗旬)、厚労省の立松(松坂桃李)、船内に乗り込んだ仙道(窪塚洋介)と真田(池松壮亮)らDMATの隊員たち、クルーズ船のフロントデスクの羽鳥(森七菜)をはじめとした船内クルー、そして船内の乗客たち、明日さえどうなるか分からない絶望の中で、日常を取り戻すことを誰一人としてあきらめなかった。

解禁された場面写真には、メディアの取材を断ってきた結城がTV局の記者・上野(桜井ユキ)と対峙し、「もう一度この災害があったとして、同じ対応をしますか。」と問われるシーンや、始めはお役人気質な発言をしていた立松が結城と共に緊急事態の対応をするうちに変わっていき互いに信頼していく姿、船内の変化していく状況に激昂し改めて決意を固め、旧知の仲である結城とやり取りする仙道、そして愛する自分の家族に影響がないか心配する真田がしっかりと家族と抱き合う場面など、登場人物それぞれの人間ドラマが映し出されている。

さらに、6歳の息子と乗船し糖尿病を患っている河村さくら(美村里江)が客室に足止めとなったことでインスリンの支給が必要になるなど、先の見えない不安が隔離生活を続ける客室にも広がり殺伐としていく。そんな中、クルーの羽鳥は外国人乗客と医師の通訳として橋渡しとなり船内に明るさをもたらし、クルーのアリッサは毎日各客室にあたたかい料理を笑顔で運び続ける。

また、物語の終盤には、乗客内に両親が陽性となり子供二人きりで取り残されてしまった幼い兄弟がいたことが分かるが、弟の陽性が発覚して兄弟を別々の場所に隔離しなければならない状況に。異国の地で離ればなれにするのか、大人たちは決断を迫られる。

『フロントライン』場面写真 ©︎ 2025「フロントライン」製作委員会