記者役の亀梨和也が迫る姿など極限状況の場面写真も一挙解禁
不穏すぎる綾野剛×柴咲コウの対比、緊迫の法廷シーンも 映画『でっちあげ』予告映像解禁
2025.04.22 06:00
©︎2025「でっちあげ」製作委員会
2025.04.22 06:00
6月27日(金)に公開される綾野剛の主演映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』から予告映像と場面写真が一挙解禁された。
福田ますみのルポルタージュ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮文庫刊)を原作に、20年前に日本で初めて教師による児童への虐めが認定された体罰事件を映画化した本作。小学校教諭・薮下誠一は保護者・氷室律子から児童・氷室拓翔への体罰を理由に告発され、報道をきっかけに担当教諭である薮下は「史上最悪の殺人教師」と呼ばれ停職処分になる。その後児童側を擁護する550人の大弁護団が結成され、民事裁判へと発展するが、法廷は担当教諭の完全否認から幕を開けるのであった。
監督は、『悪の教典』『初恋』『怪物の木こり』など映画での活躍は言わずもがな、TVドラマ『新・暴れん坊将軍』でも監督を務めるなど活躍の場を拡大中の三池崇史。キャストには主人公・薮下誠一役の綾野剛のほか、柴咲コウ、亀梨和也、木村文乃、光石研、北村一輝、小林薫ら豪華キャストが顔を揃えた。
今回解禁された場面写真には、怯えてしゃがみ込む児童・氷室拓翔(三浦綺羅)にまるで教え子に向ける表情とは思えない顔つきで口止めを促すような様子や、一転して動揺を隠せぬ必死の表情で校長に何かを訴えようとする姿など、さまざまな角度から切り取られた薮下の姿が並ぶ。また、息子への体罰で薮下を告発した柴咲コウ演じる母・氷室律子の写真も。学校に乗り込み突き刺すような鋭い視線を向ける写真と、息子を思いすがるように抱きしめ涙を流す姿の2枚では真逆の様子が写し出されている。

その他にも、亀梨和也演じる週刊春報の記者・鳴海三千彦が新聞を手に取材対象に迫る姿、薮下の担当弁護士・湯上谷(小林薫)や、律子の弁護士・大和(北村一輝)が率いる“550人もの大弁護団”が法廷に足を運ぶ緊張感あふれるカットも。一方で木村文乃演じる薮下の妻・希美が笑顔を向けるカットなど、薮下の周りの穏やかな日常が垣間見える写真も解禁となっている。

併せて解禁となった予告映像の冒頭では、児童・氷室拓翔に対し、「何でこんな簡単なことできないんだろうね」と吐き捨て、ランドセルをゴミ箱に投げ捨て踏みつけるなど、陰湿で狂気的な薮下の姿が映し出される。拓翔の母、氷室律子はひどい体罰が行われていると涙ながらに学校へ訴えるも、薮下が態度をあらためる様子はなく、一転して「やってません」と身の潔白を訴える表情はそれまでとは別人のように切実そのもの。謝罪の場となった保護者懇親会では律子から「自殺を強要されたんですよ!」激しく糾弾され、「謝って。担任を続けたければね」「認めてましたよね」と保身に走る校長・段田(光石研)と教頭・都築(大倉孝二)からも突き放されてしまう。さらには「完全にクロですよ」と息巻く週刊春報の記者・鳴海三千彦からも追われ、瞬く間にマスコミの標的となった薮下の日常はだんだんと壊れていく。
さらに映像には湯上谷(小林薫)と大和(北村一輝)の二人の弁護士が法廷で争う姿や、拓翔の診断を担当した精神科教授・前村義文(小澤征悦)、鳴海の上司で「週刊春報」の編集長・堂前(髙嶋政宏)の姿も映し出されるほか、安藤玉恵、美村里江、峯村リエ、東野絢香も登場。過激なセリフと緊迫感あふれる怒涛の展開が続くと、「騒ぎを収めるために謝っただけです」と涙を浮かべ必死に訴える薮下と「絶対に許すことができません」と無機質ながら凄みのある表情で主張する律子。二人の不穏すぎる対比が際立つ中、最後に映し出される薮下の表情が示すものとは。実力派キャスト陣による演技合戦と本作への期待が高まる予告映像となっている。
また、4月25日(金)より全国の劇場でムビチケカードおよびムビチケオンライン券の発売も決定。ムビチケオンラインの購入者特典はカードのビジュアルにも使⽤されている8種のキャラクターポスターの壁紙となっており、1枚の購入につき8種全てのデータを受け取ることが出来る。さらにオンライン券の鑑賞後特典として、本作の絵柄と鑑賞記録がセットになったムビチケデジタルカードもプレゼントされる。

©2007 福田ますみ/新潮社 ©2025「でっちあげ」製作委員会
また、本作がPontaパス会員を対象にした割引サービス「au 推しトク映画」の対象作品に決定。Pontaパス会員であれば土日や祝日も含め公開期間中はいつでも一般・大学生1,100円、高校生以下900円で鑑賞することができ、同伴者も1名まで割引価格で映画観賞券を購入できる。
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場面写真 映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』©︎2007 福田ますみ/新潮社 ©︎2025「でっちあげ」製作委員会