川平慈英、谷村美月、バイきんぐ西村らも物語を彩る
日が昇る広島で見つめ合う曽田陵介×秋田汐梨、映画『惑星ラブソング』場面写真解禁&公開日決定
2025.02.06 19:00
©︎『惑星ラブソング』製作委員会
2025.02.06 19:00
曽田陵介主演、ヒロインを秋田汐梨が務める映画『惑星ラブソング』が5月23日(金)より広島先行公開、6月13日(金)より全国公開されることが決定した。
本作は、広島が舞台の愛と平和のファンタジー映画。ある日広島の若者モッチとアヤカは、謎めいたアメリカ人観光客ジョンに出会い、広島の街を案内する。奇妙な力を持ち、街の至るところで何かを見つけていくジョン。一方小学校で原爆の歴史を学び怖くなった少年ユウヤは、その夜見た夢で少女にユウヤを戦時中の街へと誘われる。 広島の過去と現代は交錯し、融合し始める幻と現実。この街の不思議な物語は混ざり合い、やがて一つの大きな渦になっていく。
監督・脚本は広島に活動拠点を置き、『彼女は夢で踊る』『鯉のはなシアター』『シネマの天使』『ラジオの恋』などを手掛ける時川英之。プロデューサーは広島のアナウンサーでありながら多才な活躍を続ける横山雄二。キャストには映画初主演となる曽田陵介(モッチ役)とヒロインの秋田汐梨(アヤカ役)のほか、ロサンゼルスを拠点に俳優・作家・音楽プロデューサーとして活躍するチェイス・ジーグラー(ジョン役)、幅広い演技に定評のある八嶋智人(UFO博士役)の出演が発表されていたが、公開日決定に合わせて追加キャストと一部場面写真が解禁となった。
謎の組織のリーダー・カーター長官役には舞台・映画・ドラマでの俳優活動だけでなくサッカーナビゲーターとしても知られる川平慈英。広島の小学校に通う少年・ユウヤ役は2歳でNHK連続テレビ小説『あさが来た』でデビューし、現在は小学5年生の西川諄。そのユウヤの母・マユ役には初出演映画『カナリア』でヒロインに抜擢され、近年もドラマや映画で活躍している谷村美月が決定した。

また、ユウヤの担任・山本先生役には広島出身で『特捜戦隊デカレンジャー』『SPEC 』『孤狼の血』シリーズなどジャンルを問わず人気作に出演するさいねい龍二。お好み焼き屋店主スケザネ役に同じく広島出身のお笑いコンビ・バイきんぐの西村瑞樹。介護士役では、代表曲「君に捧げる応援歌」が発表後8年かけてYouTubeとTikTokで1億回再生を超え“令和の応援ソング”として話題沸騰中の広島出身のアーティストHIPPYが出演する。さらに、TVリポーター役には広島出身でNTV『世界の果てまでイッテQ 」やCMなどで活躍中の塚本恋乃葉。サンディー役は、日本とナイジェリアのミックスとして日本で育ち2020年のMiss Universe Japan準グランプリ受賞以降モデル、女優、CMで活躍するRaimu。他にも松本裕見子、キコ・ウィルソン、田口智也、土屋時子、横山雄二、土井月菜など多彩なキャストが物語を彩る。


また、戦後80年を迎える2025年に公開される本作が「広島県知事推奨」作品に正式に認定されたことも決定。エンターテイメントでありながら平和をテーマとして描き、現在の世界情勢を含めて考えるきっかけになり得ること、さらにファンタジーとしての側面が多様な価値観を反映させる点が推奨理由となった。
キャストコメント一覧
川平慈英(カーター長官役)
ようやく時川監督とご一緒できました!とにかく嬉しいのひと言につきますね。
すごく現場を和ませてくれる監督なので、とてもいい雰囲気でテイクが進んでいく。何だか幼馴染みと仕事をしているような不思議な感覚でした。僕の役はヒールではあるけれど、監督の丁寧なキャラクター説明で、何故ダークサイドにいるのかが納得できて、血の通った役になったような気がします。撮影日数は少なかったけど、もっと広島にいたかったなぁ!是非大勢のお客様に観ていただけたら嬉しいです!!
西川諄(ユウヤ役)
今回の映画をきっかけに、原爆について学校の図書室で「はだしのゲン」を読み勉強しました。
撮影前に監督さんと一緒に原爆資料館に行って、とても衝撃をうけました。台詞も多くて覚えるのが大変で、広島弁で話すことも難しく、広島のお友達にイントネーションを教えてもらったりしました。撮影中に関西弁になることも多くて、何度も失敗したけど、監督さんはじめスタッフの方がみんな優しくて、とても楽しい撮影でした。1週間以上広島に居て、撮影最後の日はなんだか大阪に帰るのが寂しかったです。
谷村美月(ユウヤの母・マユ役)
頂いた脚本からは想像ができない部分や、演じることが少し難しいと感じる部分もありました。
撮影に入る前に、直接監督とお話をする機会をいただき、その後に監督から作品への想いを伺うことができて、
微力ながら私にもお力添えができれば、という気持ちに変化していったのを覚えています。
温かさが感じられる広島の街の映像にも、注目してご覧いただけたらと思います。
HIPPY(介護士役)
時川監督が描く「惑星ラブソング」に参加させていただき心からありがとうございます。
普段被爆伝承活動をしている中で感じること
僕たちに何ができるのかと時に悩み、それぞれの思考や矛盾とぶつかることもあったりします。
戦争って嫌だよね。ってことは皆さんと共有できると思っています。
皆さんで肩を組み作られるこの作品が
時を超え、国境も超え1 人でも多くの心に届きますように。
さいねい龍二(山本先生役)
いままでにない奇抜な掛け合わせの広島映画にわくわくしながら台本を読みました。
『想像できないくらい高い視座での平和ってどんなものなのだろうか?』リアリティーとファンタジーを
身近に感じながら進んでいくストーリーに夢中になりながら、そんなことを考えていました。
楽しく観て自由に感じていただければと思います。
塚本恋乃葉(TVリポーター役)
私が生まれ育った広島はいつも「平和」が近くにありました。
ポスター、作文、校外学習など、平和について考える時間はとても多かったです。
焼け野原になった街の写真を見たり、当時の話を聞いてきたけれど、いざ「平和」について考えると、何をしたらいいの?実現するのかな?と思ってしまいます。
過去は変えられないし、定義が曖昧な平和。
けれど、何かしたい!ともどかしい気持ちを持っている方はもちろん、多くの方にご覧いただきたいです。
この作品ではファンタジーを交えており、今までとは違う方向から「平和」について考えることができると思います!
Raimu(サンディー役)
「惑星ラブソング」に出演させていただいたことで、この作品が持つ大きな意味を改めて感じました。
演じる中で、広島の物語が伝える戦争と平和のメッセージがどれほど深く心に響くものかを実感しています。
この映画は、忘れてはいけない記憶を未来へ繋げる橋渡しのような存在です。観てくださる方々の心に温かく残ることを願っています。ぜひ大切な人と一緒にご覧ください。
西村瑞樹(お好み焼き屋店主スケザネ役)
お好み焼き屋店長として出演させて頂きました。僕の生まれ故郷である広島が舞台で、しかも広島県民のソウルフードのお好み焼きを焼くシーンもあり本物の店長さんから直接、調理指導を受けました。ぜひ僕のヘラさばきを見に来てください。
※解禁済コメント
曽田陵介(主演/モッチ役)
僕が演じるモッチという役は、まだ自分の殻を破れず、将来に焦りを感じているんですが様々な出会いがあり成長していきます。大学生役ということもあり、僕自身広島で学生時代を過ごしたのでどこか懐かしさを感じながら撮影期間を過ごしていました。
そして今回は平和がテーマということでモッチを通して皆様に何か少しでも伝わるものがあれば嬉しいです。
お楽しみに。
秋田汐梨(アヤカ役)
私が演じたアヤカは、怖いもの知らずでやりたいと思ったことにはとことん突き進む元気な女の子です!
私自身初めての英語・広島弁のセリフにも挑戦しました。歴史の授業などでしか学んでこなかった原爆についてを撮影を通して深く知り、平和について考えるきっかけになったとても貴重な撮影期間でした。
八嶋智人(UFO博士役)
この映画はファンタジーです。平和を願い、模索するファンタジーです。
でもそこには、広島という土地の記憶が事実として含まれています。
だから語り継く神話だと思って劇場から自分の世界に持ち帰って下さい。
劇場で待っています。
チェイス・ジーグラー(ジョン役)
この映画に出演するチャンスをいただけたことへの感謝の気持ちは本当に言葉では言い表せません。
最初にジョン役の概要を読み、アメリカからズームでオーディションを受けた時、この役は自分がやるべき役だと思いました。初めて日本を訪れ、広島で長い時間を過ごせたことは、私の心の中で特別なものになりました。
そこでは、歴史の中を歩き、永遠の平和への祈りと精神を感じることができました。
場面写真 ©︎『惑星ラブソング』製作委員会