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共演に段田安則、秋山菜津子、近藤公園、山崎大輝ら

江口のりこ×那須凜×三浦透子が三姉妹に、栗山民也演出『星の降る時』上演決定 コメント到着

2025.01.23 17:00

2025.01.23 17:00

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日本を代表する演出家・栗山民也が手掛けるパルコ・プロデュース2025『星の降る時』が、5月10日(土)よりPARCO劇場にて上演されることが決定した。

本作は、ロンドン近郊のかつて栄えた炭鉱町を舞台に変わりゆく社会と折り合いをつけようともがく家族を、イギリス気鋭の劇作家ベス・スティールが情熱的かつユーモラスに描いたヒューマンドラマ。2023年に英国ナショナル・シアターで上演されると、深い人間観察と巧妙な劇構成が絶賛され、四つ星・五つ星の評価を得て2024年度「ローレンス・オリヴィエ賞」BEST PLAYにノミネートされた戯曲が、小田島則子の翻訳でイギリス以外の国で初めて上演される。

物語の中心となるのは、母親を早くに亡くし元炭鉱夫の父に育てられた三人娘。三女の結婚式で久しぶりに集まった家族と親戚は、振る舞われたウォッカとダンスに興じ、人生で一番幸せな時を過ごすはずだった。しかし過去の確執や裏切り、憤りなどが次第に浮かび上がることになる。

『星の降る時』Teaser

三姉妹の長女には、昨年主演映画が3本立て続けに公開され、今年は映画『35年目のラブレター』や連続テレビ小説『あんぱん』への出演も控える江口のりこ。次女には、第29回読売演劇大賞杉村春子賞や第59回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞し、舞台『品川猿の告白 Confessions of a Shinagawa Monkey』や『逆さまの日記』への出演など活躍が目覚ましい那須凜。三女には、舞台『ロスメルスホルム』で第31回読売演劇大賞優秀女優賞や第58回紀伊國屋演劇賞個人賞に輝き、主演ドラマ『HEART ATTACK』が3月にFODにて配信予定で、ミュージカル『VIOLET』では主演を務めた三浦透子が決定した。

そして三姉妹を育てあげた父親役に、芸術選奨文部科学大臣賞や第30回読売演劇大賞最優秀男優賞に輝き、2024年には紫綬褒章を受章した名優・段田安則。三姉妹の育ての母でもある叔母役に、舞台『ふくすけ2024~歌舞伎町黙示録~』『台風23号』などに出演し、第22回読売演劇大賞の最優秀女優賞にも輝いた秋山菜津子。長女の夫役にはドラマ『マウンテンドクター』や舞台『う蝕』に出演の近藤公園。三女の夫役にはミュージカル『スリル・ミー』『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』などに出演の山崎大輝。三姉妹の叔父役には映画『朽ちないサクラ』、ドラマ『新宿野戦病院』、舞台『応天の門』などに出演の八十田勇一と豪華顔合わせが実現した。

また、キャストからのコメント動画も到着。本作は東京公演を皮切りに、6月には山形、兵庫、福岡、愛知で上演されることも決定している。

コメント一覧

べス・スティール(作)
I’m thrilled and honoured that my play, Till the Stars Come Down, is having its world premiere at the Parco Theatre. I have long wanted to travel to Japan and I’m taking this opportunity to visit for the Tokyo opening!
I’m excited to see how the play, which was first performed in London at the National Theatre, is experienced in the different cultural context of Japan. The play itself is about the meeting of two different cultures on the day of a wedding, as well as being a story that transcends culture in its exploration of family and the limits of love. A wedding is always an unforgettable day and I hope my play is a memorable experience for the audience too. I, for one, am looking forward to it!

私の戯曲『星の降る時』がPARCO劇場で海外初演を迎えることになり、とても興奮し、また光栄に思っています。日本へは以前からずっと行きたいと思っていたので、この機会に東京公演の初日を見に行きます!
ロンドンのナショナル・シアターで幕を開けたこの芝居が、日本という異なる文化的脈絡の中でどのように受容されるのか、とても楽しみです。そもそもこの戯曲では結婚式の日に異なる二つの文化が出会う様子を描いていますが、この戯曲は文化を超越して家族というものと愛情の限界を探求する物語でもあります。結婚式はいつの時代も忘れられない日ですから、この芝居も観客の皆様の思い出に残る経験になりますようにと願っています。私も観客の一人として、そうなることを期待しています!

栗山民也(演出)
この愉快で過激な台本、とにかく一気に読み終えたのですが、しばらくして妙に胸が痛むのです。結婚というハレの日なのに、なんだか張り詰めた空気がそれぞれの人物の中にすでに充ちていて、それがいつ爆発するのか。1ページ読むたびに何かに飢えた人たちの欲望はひび割れ、どんどんとその亀裂は大きく拡がっていくのです。
普段の生活の裏側に隠された関係の糸が、それも家族の中で複雑にもつれています。ギリシャ劇もシェイクスピアも全て家族のドラマ、いつものように朝が訪れ一日が過ぎて夜を迎えるように、紀元前の時代からずっと変わらずその絡み合いは繋がれているのです。
とても刺激的な稽古になりそう。いろんな人たちのだいぶいい加減でしかも必死な、そのギザギザしたたくさんの感情に出会えるのですから。

小田島則子(翻訳)
以前、演出家の栗山さんと仕事をしたとき、稽古が進むにつれて自分の訳した言葉にどんどん陰影が加わり、平板な台本が3Dに立ち上がっていく魔法のような光景を見ました。この戯曲は躍動感に溢れ、読むだけで興奮します。それが栗山さんの手に掛かったらどうなるのだろう、と今から期待が膨らみます。作者ベス・スティールのリアル過ぎる台詞を日本語でどう表現していくか、これは私には大きな挑戦で不安もありましたが、スタッフとキャストの皆さまの顔ぶれを見て、大船に乗った気になりました・・・あ、ノッティンガムの話なので海はありませんが。

江口のりこ
今回、演出の栗山民也さんとご一緒させていただくのは2度目になります。前回は8年前でした。あのとき、稽古場で栗山さんを怖がってさりげなく逃げ回っていた自分がいたので、今回お話を頂いて、リベンジできるチャンスが来た!と、有り難く思いました。
戯曲も素晴らしく、この大きなホンに立ち向かう苦労が目に見えていますけど、素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんと力を合わせて舞台をつくりあげていくことを心から楽しみにしています。是非、劇場でご覧になって下さい。

江口のりこ コメントmovie

那須凜
大尊敬する大好きな栗山さんと、次はいつご一緒できるだろうとじりじりしていた頃に、この舞台の出演が決まり飛び跳ねて喜びました!
素晴らしい俳優さんに囲まれ緊張しますが皆さんと切磋琢磨しながら、リアルな家族の像を創り上げていきたいです。
何処にでもいる家族が、抱える秘密、守り続けたもの、絶妙なバランスを保っていた形が崩れていく。皆様の家族とどこかが重なるような作品になると思います。是非劇場にお越しくださいませ!

那須凜 コメントmovie

三浦透子
家族特有の、時に細やかに、時に大胆に心の視線が交差する様がとても興味深い作品だと感じました。台詞の多い会話劇だからこそ、声の奥にあるものを丁寧に突き詰めていけたらと思います。栗山さんの演出の言葉、一文字も逃さず真摯に向き合い、学びの多い時間にしたいです。

三浦透子 コメントmovie

近藤公園
演出の栗山さんとご一緒させていただくのは今回で3回目なのですが、稽古ではいつも胸を打たれる言葉をたくさん頂き、“演劇の力”というものを改めて感じていました。またあの稽古場に通える日々を思うと、心躍ります。
魅力的な共演者の皆さんと、家族を演じられるのも楽しみです。
僕は翻訳ものの現代劇に出演するのは初めてなのですが、環境や習慣は違っても、どこか身近に感じるところもあり、夢中になって戯曲を読みました。登場人物たちの切実さには、もう笑うしかないほどの滑稽ささえ感じます。果たして実際に笑えることになるかどうかは分かりませんが、まずはこの感覚を手がかりに、稽古に臨みたいと思います。

近藤公園 コメントmovie

山崎大輝
シルヴィアの夫のマレクを演じさせていただきます。日本で初めて公演するこの作品に参加させていただきとても光栄です。それと同時に栗山さんの演出や素敵なキャストの皆さまによっていろんな角度から想像を上回るであろうこの作品が怖くもあります…!皆さまの心に届くよう精一杯努めさせていただきます、よろしくお願いします。

山崎大輝 コメントmovie

八十田勇一
日本初上演の作品で、日本で初めてピート役を演じさせていただくことをとっても光栄に思います。イギリスのお話ですが、過去を抱え現在を生きる家族の姿は我々と同じです。幾つになっても水に流せない過去を持ったピートにも共感します。とはいえ三姉妹にとっては楽しい叔父さんですから、楽しく稽古して初日をむかえたいと思います。
栗山さんとご一緒させていただくのは16年ぶり、4作品目です。初めてお会いした時は30代だったボクも今年は還暦です。…えーと、どうしましょう、栗山さん!

八十田勇一 コメントmovie

秋山菜津子
演出の栗山さんとは今までいくつもの作品でご一緒させていただきました。その信頼できる演出家さんと、この『星の降る時』という作品、そして魅力的なキャスト。
楽しみで仕方ありません!
これから丁寧に脚本と向き合い、この作品をしっかりとお客様にお届けできればと思っております。

秋山菜津子 コメントmovie

段田安則
台本を読んで、「これは良い作品だ!面白い!」という第一印象をもちました。
また、今回初めて共演する方も多いので、それも新鮮ですね。
何よりも、『夢の裂け目』以来7年ぶりに栗山民也さんの演出を受けられることが今からとても楽しみなんです。
久々にご一緒する稽古の中で、自分の役に対してはもちろん、他の皆さんに栗山さんがどのような言葉で、
どのような演出をなさるのか、しっかりと心に刻みたいと思っています。
この台本、この演出家、このメンバーですから、「おお、これ、結構いいね」と今から面白くなる予感がしています。
長年やってきた私の勘です!是非、楽しみにしていてください。

段田安則 コメントmovie

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作品情報

パルコ・プロデュース 2025『星の降る時』

パルコ・プロデュース 2025『星の降る時』

日程:2025年5月10日(土)~6月1日(日)
会場:PARCO劇場(渋谷PARCO 8F)
入場料金(全席指定・税込):マチネ11,000円、ソワレ10,500円
一般発売日:2025年3月8日(土)

【山形公演】2025年6月8日(日) やまぎん県民ホール
【兵庫公演】2025年6月12日(木)~6月15日(日) 兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール
【福岡公演】2025年6月21日(土)~6月22日(日) キャナルシティ劇場
【愛知公演】2025年6月27日(金)~6月29日(日) 穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホール

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

作:べス・スティール
翻訳:小田島則子
演出:栗山民也
出演:江口のりこ 那須凜 三浦透子 近藤公園 山崎大輝 八十田勇一/
西田ひらり 佐々木咲華 下井明日香/秋山菜津子 段田安則

江口のりこ

アーティスト情報

1980年4月28日生まれ、兵庫県出身。
00年に劇団「東京乾電池」に入団し、同劇団の公演に参加しながら02年『金融破滅ニッポン 桃源郷の人々』(三池崇史監督)で映画デビュー。『月とチェリー』(04/タナダユキ監督)で映画初主演。
『事故物件 恐い間取り』(20/中田秀夫監督)で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。
近年の主な出演作に『愛がなんだ』(19/今泉力哉監督)、『ツユクサ』(22/平山秀幸監督)、『川っぺりムコリッタ』(22/荻上尚子監督)、『BAD LANDS バッド・ランズ』(23/原田眞人監督)など。今後の公開待機作として主演作『あまろっく』(24/中村和宏監督)がある。
TVドラマ「時効警察」シリーズ(06・07・19/テレビ朝日)、「半沢直樹」(20/TBS)、「ソロ活女子のススメ」(21/TV東京)、「SUPER RICH」(21/フジテレビ)などでも個性を発揮し、人気を博している。

1996年生まれ、北海道出身。
2002年SUNTORY「なっちゃん」のCMでデビュー。
その後、映画、ドラマなどで本格的に女優としての活動を始める。
映画『私たちのハァハァ』(15/松居大悟監督/主演)、『月子』(17/越川道夫監督/主演)、『素敵なダイナマイトスキャンダル』(18/冨永昌敬監督/ヒロイン)、オムニバス映画「21世紀の女の子『君のシーツ』」(19/井樫彩監督/主演)、『ロマンスドール』(20/タナダユキ監督)、『静かな雨』(20/中川龍太郎監督)、『架空OL日記』(20/バカリズム原作・脚/住田崇監督)、『スパゲティコード・ラブ』(21/丸山健志監督)、『余命10年』(22/藤井道人監督)、ドラマ「宮本から君へ」(18/真利子哲也監督)、など今話題の監督たちの作品に出演し、注目されている女優の一人である。

2021年公開の『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)ではヒロインを務め、同作で第95回キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞、第45回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞。作品は第74回カンヌ国際映画祭 脚本賞ほか全4冠受賞、第79回ゴールデングローブ賞非英語映画賞受賞(邦画としては62年ぶり)、第45回日本アカデミー賞で最多の8冠受賞、そして第94回米アカデミー賞では4部門にノミネートされ、2022年3月28日(現地時間27日)に行われた授賞式で国際長編映画賞を受賞(同部門で日本映画が受賞するのは13年ぶり)する等、世界を席巻している。

最近では、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、主演舞台「Secret War-ひみつせん-」に出演する他、2022年12月公開の(not) HEROINE moviesプロジェクト第3弾作品『そばかす』にて長編映画単独初主演を務めることや、現在放送中のドラマ「エルピスー希望、あるいは災いー」など話題作への出演が後を絶たない。

音楽面では、2019年新海誠監督の長編アニメ―ション映画「天気の子」にボーカリストとして大抜擢され、その歌声にも注目が集まる。2020年5月に1st Mini Album『ASTERISK』、2021年にはテレビ東京ドラマ「うきわー友達以上、不倫未満ー」のEDテーマ『通過点』をリリース。今年3月18日にリリースした『私は貴方』、6月1日にリリースした『intersolid』をはじめ、天性のボーカル表現が輝きをみせているオリジナル作品は多方面で高く評価されている。

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