井之脇海、シシド・カフカら共演、男性ブランコも揃って参加
伊藤万理華主演、上田誠×ニッポン放送が贈るSF活劇『リプリー、あいにくの宇宙ね』上演決定
2025.01.10 12:00
2025.01.10 12:00
ニッポン放送と上田誠(ヨーロッパ企画)のタッグで贈るエンタメ舞台シリーズ第5弾『リプリー、あいにくの宇宙ね』の上演が決定。2025年5月に東京・本多劇場にて開幕し、6月に高知・高知県立県民文化ホール オレンジホール、大阪・森ノ宮ピロティホールにて巡演される。
本作は、映画『エイリアン』などに代表される宇宙船を舞台にしたスペースオペラ活劇のてんこもり集大成をポエトリー音楽にくるんでアレンジした上田誠のオリジナル脚本作品。主演は乃木坂46を卒業後、俳優やクリエイターとして活躍の場を広げ、2021年にはTAMA映画賞で最優秀新進女優賞を受賞するなど演技力が高く評価される伊藤万理華。2023年には上田誠脚本のテレビドラマ『時をかけるな、恋人たち』に出演しており、本作で上田の舞台に初参加する。
共演には、数々のドラマ・映画・舞台で好演し、NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』出演でも話題の井之脇海。また、ミュージシャンとして精力的に活動しながらドラマや映画への出演、ナレーション、モデルなど多方面で才能を発揮するシシド・カフカが本作で初舞台を踏み、上田誠の創り出す世界観と融合して化学反応を起こす。
さらに2021年キングオブコント準優勝より快進撃を続け、前作『鴨川ホルモー、ワンスモア』に続いての登板となる男性ブランコ・浦井のりひろと平井まさあき、自身も劇団を主宰し、本舞台シリーズに3作連続で出演するかもめんたる・岩崎う大と槙尾ユウスケの出演も決定。そして個性的な存在感と演技が観る者に強烈なインパクトを残す実力派で、上田誠作品初登場の野口かおる、劇団「ヨーロッパ企画」からは石田剛太・中川晴樹と、先日新たに劇団員となることが発表された金丸慎太郎も出演する。
また、本公演ではシリーズ初の試みとして「アーリーアクセスチケット」が期間限定で販売される。「アーリーアクセスチケット」とは、5月4日(日・祝)~5月9日(金)の公演初日から5公演のみに適用される早期割引チケットで、いち早く観劇する来場者に向けたサービスとなる。
コメント一覧
伊藤万理華
2023年に初めて上田さん脚本のドラマでご一緒してから、いつかヨーロッパ企画の舞台に参加したいと思っていました。早くも機会をいただきとても嬉しいです。
待望していた上田さん的SFの世界、素敵なキャストの皆さん、今からわくわくが止まりません。
宇宙船内でどんなトラブルに巻き込まれるのか。キャスト、チームの皆さんと予期せぬ事態を楽しみ乗り切って、明るい舞台をお届けしたいです。
井之脇 海
あのヨーロッパ企画 上田さんの、オリジナル作品に参加できるなんて、とても嬉しいです!
エチュードから芝居を作ると噂で聞いているので、新しい角度から役を作っていけるのではないかと、今からワクワクしています。
そして同時に、演劇でコメディに初挑戦する不安もありますが、上田さんから受け取った企画書に、「フィクショナルな世界を、演じ抜けば、それが突き抜けたコメディになる」とあったので、その言葉を信じ、思いっきり演じ抜きたいと思います。ご期待ください!
シシド・カフカ
今回が初めての舞台出演ということで、期待と不安が入り混じった心境ですが、大好きなヨーロッパ企画の上田さんの作品に参加できることをとても幸せに感じています。ユーモアや非現実的な要素が魅力のヨーロッパ企画の世界に入るのは難しさもありますが、思い切って挑戦してみようと参加を決意しました。ヨーロッパ企画らしい面白さに、私が加わることでどんな化学反応が生まれるのか、ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです。
脚本・演出:上田 誠(ヨーロッパ企画)
たいへん面白そうなキャストとスタッフで宇宙船ものやります。YouTubeで、アメリカの高校生が「エイリアン」を文化祭で完コピ上演して、喝采を浴びているのを見たのです。劇とはこれだと思いました。アメリカの高校生に負けてられないマジで、と思い、全力でスペースオペラやります。そしてどコメディです。とはいえ宇宙開発なんて冷戦下じゃあるまいし古いかな、と思いきや、最近だとIT界の巨人たちが競ってこの夢をアップデートしてますね。地球がどのくらいもつのかも怪しいですし、そして僕らはつねに未知の中を泳ぐスペースシップみたいなものです。乗り合わせたメンバーとありあわせの装備で、隕石を、漏電を、スタービーストを、やりこなさねばならぬのです。しかもこの先ずっとです。感電するほどの絶望を、せめて歌いましょう。