2024.12.23 12:00
2024.12.23 12:00
中島健人が映画を軸に世界の国々を旅する『中島健人 映画の旅人」の第6回が2025年1月12日(日)午前0時からWOWOWにて放送、それに先駆けて1月1日(水)午前0時からWOWOWオンデマンドで先⾏配信がスタートする。
中島が世界各国に息づく独自の映画カルチャーに触れ、その国を代表する映画人たちに話を聞くことで“世界の映画の今”に迫る本番組。今回の旅も、前回に続き近年目覚ましい進化を遂げアジア映画界で個性的な輝きを放っているタイが舞台となる。今回中島が訪れたのは、タイ映画界で今最も勢いのある映画製作会社GDH。2015年の創立以来、⻘春映画からホラー映画まで幅広いジャンルを大ヒットさせ、『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』(‘17)や『女神の継承』(‘21)と、これまでローカル色の強かったタイ映画に洗練した演出をもたらし、世界進出へのきっかけを作ったタイ映画を牽引する存在だ。
タイ映画の中でも世界から注目を集めているのがタイホラー。その歴史を作り上げてきたのが、GDHの設立メンバーで重役でもあるバンジョン・ピサンタナクーン監督だ。タイの最高学府チュラロンコン大学映画学科を卒業後、25歳の若さで共同監督を務めた⻑編映画デビュー作『心霊写真』(‘04)が一躍話題となり、ハリウッドリメイクもされた。また、タイの有名な怪談に基づくホラーコメディ『愛しのゴースト』(‘13)で当時のタイの歴代興行成績No.1を更新。記憶に新しい『女神の継承』でも成功を収めた、まさにタイが誇る大ヒットメーカーである。そのバンジョン監督がGDHで中島を迎え、インタビューに応じた。
中島がGDHの魅力を尋ねるとバンジョン監督は「リスクを冒す勇気がある」会社であるとし、こだわる脚本執筆方法について明かした。さらにバンジョン監督に大きな影響を与えたのがJホラーと呼ばれる日本のホラー映画で、『リング』(‘98)と『回路』(‘01)は特に好きな映画で、それらがなければ『心霊写真』は生まれなかったと話した。バンジョン監督からタイ映画の未来や映画を作る原動力などを聞き、大きな刺激を受けた中島が感じたこととは。
そして世界遺産の街アユタヤでは、3つの大きな仏塔がそれぞれ当時の王を象徴し、その遺骨が収められていたと言われている寺院ワット・プラシーサンペットを訪問。また、糸状に伸ばした砂糖菓子をクレープ生地に包んで食べるスイーツ「ロティサイマイ」を堪能し、人生初のゾウ乗りも体験する。さらに『愛しのゴースト』に登場し、幽霊ナークが祀られているバンコクのワット・マハーブットでは「ナーク様」の伝説がいかにタイの人々に愛されているかを体感したりと盛りだくさんの内容となっている。
WOWOWの公式YouTubeでは第6回の予告映像も公開。また、WOWOWオンデマンドでは第6回の予告映像と併せて第5回の未公開映像も配信されている。
中島健人コメント
GDHへ潜入取材して印象に残ったこと
今のタイ映画界を牽引する製作会社GDHに取材できたことは、日本の役者として大きな経験でした。タイも日本も世界に届けるための映画作りを意識しているところが共通していて興味深かったです。
バンジョン監督へのインタビューで印象に残ったこと
バンジョン監督は日本のホラー映画をリスペクトしていて、僕が衝撃を受けた作品『心霊写真』のことも伺えてとても嬉しかったです。一つ心配なのは、僕と監督のツーショットに霊が写っていないかな?ってことですね(笑)
視聴者へのメッセージ
人生初のゾウ乗りも経験したので、その姿もお楽しみに!