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東西ドイツ統一に翻弄される家族の姿をハートフルに描く

相葉雅紀主演舞台『グッバイ、レーニン!』東京・福岡・大阪で上演決定、演出は上村聡史

2024.12.09 04:00

2024.12.09 04:00

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相葉雅紀が主演を務める舞台『グッバイ、レーニン!』が2025年3月に東京・PARCO劇場、4月に福岡・大阪にて上演されることが決定した。

原作となる映画『グッバイ、レーニン!』は2003年にドイツで公開され、本国ドイツだけでも600万人以上を動員するなど大ヒットした名作。ドイツ国内外の映画賞を数多く受賞したほかゴールデングローブ賞の外国語映画賞にもノミネートされ、ここ数十年の間で最も成功したドイツ映画の1つと言われている。

この作品が初めて舞台化されたのは2021年。東西ドイツが統一されてから三十数年が経つが、東ドイツを知らない世代もあの時代を懐かしむ世代も親しみをもてるよう、国家の政治的背景ばかりでなくコメディ要素も織り込んだ家族にまつわるハートフルな演劇作品として舞台化された。舞台版は映画の脚本を手掛けたベルント・リヒテンベルク自身により、映画にはない演劇ならではの仕掛けも盛り込まれた作品となっている。

本作の主人公は、母と姉と3人で東ドイツの首都ベルリンに暮らすアレックス。東ドイツ建国40周年記念日である1989年10月7日の夜、アレックスは家族に内緒で反体制デモに参加、警官ともみあっていたところを、偶然通りかかった母に見つかってしまう。母はそのショックから心臓発作を起こし、8か月間昏睡状態に陥ってしまうが、ある日突然目を覚ます。

今回初の日本上演で演出を務めるのは、2024年9月に新国立劇場の芸術参与に就任し、2026年9月より同劇場演劇部門芸術監督に就任予定の上村聡史。本作について「“人々の身体に染みついた記憶”がテーマだ」と感じたという上村が、初登場となるPARCO劇場でその手腕を発揮する。

主演のアレックス役には、2024年に嵐としてデビュー25周年を迎え、現在はテレビのバラエティ番組のMCなどで活躍するほか、ドラマや映画といった映像作品で精力的に俳優活動を続ける相葉雅紀。2022年に『ようこそ、ミナト先生』で12年ぶりに舞台出演し、今年は『THANATOS~タナトス~』で音楽朗読劇に挑戦するなど舞台にも意欲的な相葉が、上村との初タッグに挑む。

これまで多くの作品で“歴史と分断”を描いてきた上村が、相葉とともに東京発の『グッバイ、レーニン!』をどう綴るのか。そして現代の日本人はそれをどう受け止め、わたしたちの心には何が刻まれるのか。上演決定に合わせ、主演の相葉からコメントも到着している。

相葉雅紀 コメント
今から数十年前の出来事をテーマにした物語ではありますが、脚本を読んだとき、作品に描かれる時代の流れに翻弄される人々の姿、家族を想うあたたかい心は、今の時代にも共感できるような、いきいきとしたものが息づいていると感じました。

上村さんの演出によって描かれる作品の世界に飛び込み、全力で挑ませていただきます。

作品情報

パルコ・プロデュース2025『グッバイ、レーニン!』

パルコ・プロデュース2025『グッバイ、レーニン!』

【東京公演】
2025年3月9日(日)~3月31日(月) PARCO劇場
一般発売日:2025年2月8日(土)
【福岡公演】
2025年4月5日(土)~4月7日(月) キャナルシティ劇場
主催:サンライズプロモーション東京
【大阪公演】
2025年4月11日(金)~15日(火) 森ノ宮ピロティホール
一般発売日:2025年3月9日(日) AM10:00~
主催:サンライズプロモーション大阪

チケット料金:12,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

出演:相葉雅紀 ほか
原作:ヴォルフガング・ベッカー/ベルント・リヒテンベルクによる同名映画
脚本:ベルント・リヒテンベルク
演出:上村聡史

【スタッフ】
翻訳=長田紫乃 美術=長田佳代子 音楽=国広和毅 照明=松本大介 音響=加藤温
映像=栗山聡之 衣裳=前田文子 ヘアメイク=川端富生 舞台監督=棚瀬巧・浦本佳亮
演出助手=神野真理亜

制作協力:サンライズプロモーション東京
企画・製作:株式会社パルコ

1982年12月24日生まれ 千葉県出身/1999年嵐のメンバーとして「A・RA・SHI」でCDデビュー。『相葉マナブ』、『嗚呼!!みんなの動物園』、『相葉◎×部』にレギュラー出演するなど、テレビドラマやバラエティなどを中心にマルチに活躍している。
近年の主な出演作に、【ドラマ】『今日からヒットマン』『ひとりぼっち-人と人をつなぐ愛の物語-』(23)、『和田家の男たち』(21・EX)、【映画】『“それ”がいる森』(22)、【舞台】音楽朗読劇『THANATOS~タナトス~』(24)、『ようこそ、ミナト先生』(22)などがある。

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