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芳根京子は役作りで支えになった小泉監督の言葉を明かす

松坂桃李が「フィルム映画ならでは」と美しさに感動、映画『雪の花 ―ともに在りて―』予告解禁

2024.11.21 07:00

©︎2025映画「雪の花」製作委員会

2024.11.21 07:00

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2025年1月24日(金)に全国公開される映画『雪の花 ―ともに在りて―』の本予告映像が解禁された。

黒澤明監督に師事し、人間の美しい在り方を描いてきた小泉堯史監督が、吉村昭の原作『雪の花』(新潮文庫刊)を映画化した本作。日本映画を代表するキャストとスタッフが集結し、多くの人命を奪う疫病と闘った一人の町医者・笠原良策の生き様を描く。

舞台は江戸時代末期。死に至る病・疱瘡(天然痘)が大流行し、多くの人命が奪われていく中、福井藩の町医者・笠原良策(松坂桃李)は、どうにかして人々を救う方法を探していた。妻・千穂(芳根京子)に支えられながら、京都の蘭方医・日野鼎哉(役所広司)に教えを請いに出向いた良策は、異国では疫病の予防法として「種痘」が行われている事を知る。予防法成功の鍵となる「種痘の苗」を入手すべく、様々な困難にぶつかりながらも絶対に諦めない良策の志はやがて藩を、そして幕府をも巻き込んでいく。

解禁された予告に描かれているのは、苦しむ人々を救うという想いの一心で頭を下げ、患者の声に耳を傾け、声を荒げて現状を変えようとする良策の姿。そして患者たちを救うため、蘭方医・日野鼎哉に教えを乞い、同じく蘭方医で治療法の無い現状を嘆く大武了玄(吉岡秀隆)などの医者たちの姿、それを支える妻や家族の姿も映される。一方で、良策の信念を良しとしていない幕府の役人が罵倒する様子や、何者かに良策が襲われるシーンなども含まれており、疫病の治療法を探し求め全国を駆け巡った良策の信念、何十年かかろうとも決して諦めないと誓う彼の芯の強さと志など、物語の重厚さが垣間見える予告となっている。

映画『雪の花 ―ともに在りて―』予告編【2025年1月24日(金)全国公開】

予告を実際に見た松坂からは「予告だけでも自然が素敵すぎて、自然の音と絵もスクリーンで感じていただきたいです。フィルムだからこその奥行きみたいなものもすごくありましたし、フィルム映画ならではのものが出ていました」と映像の美しさに感動したとのコメントが寄せられた。芳根は「やっぱり吹雪(のシーン)すごいですね。あれは本当なんです!と言いたいです。ぜひ大きいスクリーンで観ていただきたいです」と、良策が治療法を探し求めて全国を駆け巡る中で吹雪に遭う過酷なシーンに言及し、「静かな美しさのある予告だと思います」と本作が魅せる自然の魅力を語った。

また、実在の町医者・笠原良策を演じる上で松坂は「資料を読ませていただいて、そこから台本に書き起こされていないものを自分で読み解き現場に持っていきました。それと、監督がとにかく本読みをしてくださったのでそれに本当に助けられました」と、小泉監督に助けられながらも役作りに励んだとコメント。さらに、良策の妻・千穂を演じた芳根は「監督から、優しさと強さを持ってくださいと言われました。『優しさがないと強くなれない。強くないと優しくなれない。』という言葉が自分にも刺さって、優しさと強さのバランスを考えながら良策をどう支えることが背中を押すことになるのかを考えながら役を作っていきました」と、小泉監督からもらった言葉が支えになったと話した。

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作品情報

雪の花 ―ともに在りて―

©︎2025映画「雪の花」製作委員会

©︎2025映画「雪の花」製作委員会

雪の花 ―ともに在りて―

2025年1月24日(金)全国公開
配給:松竹

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

監督:小泉堯史
脚本:齋藤雄仁 小泉堯史
音楽:加古 隆
原作:吉村昭「雪の花」(新潮文庫刊)
出演:松坂桃李 芳根京子 三浦貴大 宇野祥平 沖原一生 坂東龍汰 三木理紗子 新井美羽 串田和美 矢島健一 渡辺哲/益岡徹 山本學 吉岡秀隆/役所広司

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