2024.11.19 12:00
2024.11.19 12:00
テレビ東京「ドラマチューズ!」枠で10月22日から放送中のドラマ『ウイングマン』。桂正和による原作マンガは80年代から多くの人たちに親しまれ、今回初めて実写化された。
主人公、広野健太/ウイングマン役で主演を務めるのは藤岡真威人。ヒロイン、アオイ役を演じるのは加藤小夏。そして、健太とともにヒーローアクション部で戦隊ヒーローに強烈な愛情を注ぐ森本桃子を演じるのが、上原あまねだ。
上原はもともと2017年からアイドルグループ「PiXMiX」のメンバーとして活躍し、2023年にグループを卒業。同年10月にアミューズに所属し改名。以前から夢見ていた俳優への道を本格的にスタートした。彼女にとって『ウイングマン』は初めての連続ドラマレギュラー出演となり、まさに俳優としてここから大きく羽ばたいていく瞬間と言っていいだろう。そんなフレッシュな魅力あふれる上原に、ドラマ『ウイングマン』の話題や彼女のパーソナリティーについて話を聞いた。
私にとって熱く燃える対象は演技の仕事
──上原さんは、ドラマ『ウイングマン』で初の連続ドラマレギュラー出演となりましたが、決まったとき率直にどんな感想がありましたか。
私は今年で芸歴が7年目なんですけど、7年間ずっと夢見てきたことが叶って本当にうれしい!っていうのが一番大きかったです。私をずっと応援してくれてた親だったり、ファンのみなさんだったり、スタッフさんたちもすごく喜んでいただけて、周りのみなさんにちょっと恩返しができた気持ちにもなれて、それもうれしかったですね。
──以前はアイドルをやられてましたが、もともと演技をやりたかったんですか?
そうなんです。小学校高学年ぐらいのときから親がよく映画館に連れてってくれていて、映画を見ているうちに、私も芝居がやりたいと思うようになって芸能界に入りました。
──そうだったんですね。では、上原さんがドラマ『ウイングマン』で演じている森本桃子の役柄について紹介してください。
桃子は、特撮ヒーローが大好きで、アクション演劇部の元気印って言われるぐらい、すごく明るくて好きなことにまっすぐで元気な女の子なんです。ドラマでは原作と違って部活の後輩になるんですけど、ヒーローのことになると「私に任せてください!」って感じで先輩たちを引っ張っていくような快活さを持っているんです。
──上原さんと桃子は、性格で共通点はありますか。
好きなものにのめり込む部分は似てると思います。でも桃子を演じているうちに、気づいたらすごい元気をもらってたんです。撮影が終わって人に会うと、「すごい明るくなったじゃん」ってよく言われました。もともとの性格は似てないところもあるんですけど、撮影期間を経て私が桃子に似たのかな?って思いました(笑)。
──自分をより明るくしてくれたわけですね。台本を読んだときはどんな思いがありましたか。
読みながら、「早く撮影したい!」「早く桃子を演じたい!」ってものすごくワクワクしてました。特に私は部活動のシーンがすごく楽しみでした。私は高校時代に部活をやってなかったので、先輩たちと遠征とか部室でいろいろ計画立てたりするシーンは、私ができなかった青春を桃子を通して経験できそうだな、早くやりたい!って思ってました。
──原作を読んでの感想は?
主人公の広野健太くんが、真っ直ぐに夢を追いかける姿、がむしゃらにヒーローへの愛を発信してる姿とかを見て、自分も何かに夢中になってたワクワク感とか懐かしい気持ちを思い出しました。また、登場人物のみんなが個性が豊かで魅力的な子たちばかりだったので、そこは実写になっても大事にしたいなと思いました。私もちゃんと桃子の魅力を伝えられるように、しっかり演じなきゃと思いましたね。
──80年代からの人気作品の初実写化となるとプレッシャーも感じましたか。
そうですね。長く愛されている作品なのでもちろんプレッシャーはあったんですけど、でも私にとっては初の連続ドラマなので、今の私ができる全力を桃子に注ごう!捧げよう!と、強い気持ちで撮影に挑みました。
──かなり燃えて挑んだ撮影だったんですね。
はい。やってやるぞ!って思ってました(笑)。
──割と熱く燃えるタイプなんですか?
そうかもしれないですね。だからこそ、ずっと「女優になりたい!」って気持ちが変わらず今日まで来れたのかなって思ってます。桃子にとっては熱く燃える対象が特撮ヒーローだと思うんですけど、私にとってはそれが演技の仕事なのかなって思ってます。
──素敵ですね。では、共演者のみなさんとの撮影中のエピソードを聞かせてください。
私は4話で初登場するんですけど、そのシーンは北倉先生役の宮野真守さんと一緒だったんです。思いっきり早口でヒーローに対しての好きを情熱的に語るんですけど、それを宮野さんの前でやるってことにものすごく緊張して、絶対に失敗しちゃいけないと思っていました。でも宮野さんは現場で常にみんなのことを笑わせてくれる方なんです。そのシーンの撮影のときも「すごいじゃん」「めっちゃ上手じゃん」ってたくさんうれしい言葉をかけてくれて、そのおかげで緊張も解けて思いっきり桃子節を出せました。
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