2024.10.22 01:00
©2024 映画「死に損なった男」製作委員会
2024.10.22 01:00
空気階段・水川かたまりの初主演映画『死に損なった男』が2025年2月21日(金)より全国公開されることが決定した。
完全オリジナルストーリーとなる本作は、‟死に損なった男”が幽霊から「殺し」の依頼を受けるという予測不能な怪談噺。水川演じる関谷一平は、お笑いの世界に憧れ構成作家になるも、夢が叶った半ば、殺伐とした社会と報われない日々に疲弊していた。駅のホームから飛び降りることを決意するが、隣の駅で人身事故が発生。タイミング悪く死に損なった一平の前に男の幽霊が現れ、「娘に付きまとっている男を殺してくれないか?」と依頼する。男を殺すまで取り憑くという幽霊の脅迫に一平がとった選択とは?
主演の水川かたまりは、2012年に空気階段を結成し、2021年に「キングオブコント」で優勝。2017年から放送しているTBSラジオ『空気階段の踊り場』に出演中のほか、2022年にはドラマ『君のことだけ見ていたい』の脚本を手掛け、『妻、小学生になる。』(22)や『罠の戦争』(23)などのドラマに出演するなど幅広く活躍している。
本作の出演について水川は、自身の本名にかけて「この度、映画という名の海に出ました。監督という船長の元、芝居という船に乗って、お蔵入りという暗礁に乗り上げることもなく、なんとか目的地という名のゴールまで辿り着きました。」とコメント。さらに「本当に感謝の大航海でした。頑張って死に損ないましたので、どうか全員スクリーンでご覧ください。」と熱い思いを語った。
監督を務めるのは、2019年の長編映画デビュー作『メランコリック』が国内外の映画祭で絶賛された田中征爾。『メランコリック』に続きオリジナル脚本となる本作について「13〜14年前にふとメモ帳に書き込んでおいた物語設定が、こんな素敵な座組で実現するとは思っていませんでした。」と素直な思いを語る。さらに水川については「水川かたまりさんの主演デビューを直接目撃できたこと、本当にラッキーでした。カメラを回す度に嬉しい気持ちにさせてくれました。」と絶大な信頼を寄せた。
また、「憑いてる?ついてない?いや、ツイてる?」のコピーを表すかのような水川の3段階の表情が印象的なティザービジュアルも併せて解禁された。主演の水川と田中監督のコメント全文は以下の通り。
水川かたまり(主演)コメント
こんばんは。空気階段の水川かたまりです。本名は水川航太といいます。この世界を太く逞しく航海していって欲しいという願いを込めて両親がつけてくれました。
この度、映画という名の海に出ました。監督という船長の元、芝居という船に乗って、お蔵入りという暗礁に乗り上げることもなく、なんとか目的地という名のゴールまで辿り着きました。
難しいので海になぞらえるのはここでやめます。すみません。
クランクインした頃は右も左もわからなすぎて、正直、前も後ろも上も下もわからなくなっていました。しかし、監督をはじめ、共演者の皆さま、スタッフの皆さまが生まれたての子鹿に接するが如く本当に優しくしてくれたおかげでクランクアップの頃には、空絵、フィックス、尻ボールドなどたくさんの業界用語を覚えることができました。本当に感謝の大航海でした。
頑張って死に損ないましたので、どうか全員スクリーンでご覧ください。
田中征爾(監督)コメント
13〜14年前にふとメモ帳に書き込んでおいた物語設定が、こんな素敵な座組で実現するとは思っていませんでした。コロナ禍もあり実現までかなり時間がかかりましたが、ここまで関わってくださった全ての方に深く感謝しています。
そして水川かたまりさんの主演デビューを直接目撃できたこと、本当にラッキーでした。カメラを回す度に嬉しい気持ちにさせてくれました。楽しい映画が出来上がったなと思います。劇場でお待ちしております。