2024.09.10 17:00
君島大空が、昨年12月以来となる合奏形態でのツアー開催を発表した。
「笑う亀裂」と題したツアーは名古屋・大阪・東京で行われ、会場となるTHE BOTTOM LINE(名古屋)、ユニバース(大阪)、LINE CUBE SHIBUYA(東京)はいずれも合奏形態でライブを行うのは初めての場所となる。合奏形態メンバーは不動の西田修大(Guitar)、新井和輝(Bass)、石若駿(Drums)、そして君島大空の4人で本ツアーに臨む。
昨年2枚のアルバムをリリース以降、ミュージックマガジン2023年ロック日本部門での1位獲得、APPLE VINEGAR -Music Award-2024大賞受賞、テレビ朝日系『EIGHT-JAM』での「プロが選ぶ年間マイベスト10曲」への選出など各賞を受賞した君島大空。今回のツアーで飛躍の年となった2024年を締めくくり、2025年の幕開けを飾る。
君島大空 コメント
—ツアーへ向けて、君島大空より—
合奏が始まって早五年が経ちました。
私は(嫌々ながらに言葉を借りて言えば)ソロアーティストとして、サポートメンバーとして、という言い方や捉え方が好きではなく 合奏形態に関してもトリオ編成に関しても、頑なに同じメンバーで演奏をしてきました。思春期を超えてからの青春が私にとっての合奏、自発的に作れた場所だと思っています。今回のツアーは一つの区切りになるような気がしております。それは後暗い意味合いではなく、ここから始まる世界に胸をときめかせています。私としては今までで一番大きな規模のツアーになります。こぞってお越しいただけたらと思っています。いい冬を見ましょう。
—笑う亀裂へ—
夕刻を一つずつ停留所に置いていくようだ
背後に扉を開きながら歩けるように
時間の継ぎ目で沢山息を吸って
しばらくそこにいたことも覚えていられるように
体温は一向に燃え落ちない糸の食い込んだ一本の指先の赤みの薄暗さに抱きしめられ
自作自演の幻を焼き尽くす痛みは理不尽な生命速度に加担していく
まだ光は皮肉な全ての手前の夜の中で身じろぎしている
君の前に立つ扉に神様が鍵をかけ忘れたことを祈って
おれは羽根を全部燃やす