「Zero Sum」「Foreign Spies」の2曲が先行公開
トム・ヨークらによるザ・スマイル、3rdアルバム『Cutouts』10月9日世界同時リリース
2024.08.28 20:00
The Smile (Photo credit: ShinKatan x Weirdcore)
2024.08.28 20:00
キャリア初となるソロツアーを日本で11月に行うトム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、そしてトム・スキナーの3人によるザ・スマイルが、3rdアルバム『Cutouts』を10月4日(金)に世界同時リリースすることを発表した。
2022年6月に破格の1stアルバム『A Light for Attracting Attention』で鮮烈なデビューを飾ったザ・スマイル。2024年1月にはUKアルバムチャートで3位にチャートインした2ndアルバム『Wall of Eyes』をリリースし、Pitchforkで「現時点でのベストアルバム」と評されたほか、The Needle Drop、Consequence、Brooklyn Vegan、Treblezine、Spinからも素晴らしい賞賛を受けた。
今作はOxfordとAbbey Road Studiosで『Wall Of Eyes』と同じ時期にレコーディングされ、ロンドン・コンテンポラリー・オーケストラによるストリングスのアレンジメントをフィーチャー。プロデューサーは『Wall of Eyes』やトム・ヨークによるソロ最新作『Confidenza』、レディオヘッドの『A Moon Shaped Pool』などをこれまで務めてきたサム・ペッツ・デイビーズが担当し、マスタリングには『Wall of Eyes』と同じグレッグ・カルビが起用されている。また、アルバム・アートワークにはスタンリー・ドンウッドとトム・ヨークがレコーディング中に描いたイラストが使用された。
そして本日、アルバムの発表に伴い「Zero Sum」「Foreign Spies」の2曲が先行公開。「Zero Sum」のミュージックビデオは、先日限定発売された12インチが即完したアルバム収録曲「Don’t Get Me Started」と同じく、オーディオビジュアルアーティストのWeirdcoreが監督を担当している。
ザ・スマイルと並行しメンバーそれぞれの活動も活発で、トム・ヨークはダニエレ・ルケッティ監督の映画『Confidenza』のオリジナル・スコアを4月にデジタル、7月にフィジカルでリリースし、日本及びアジアでのソロ・ツアー日程を発表。日本では東京と京都、福岡が完売し、東京での追加2公演が発表された。ジョニー・グリーンウッドは、268年の歴史を持つノリッジのOctagon Chapelで8時間にも及ぶオルガンの楽曲「X Years of Reverb」を初披露し、ポール・トーマス・アンダーソン監督の次回作『The Battle of Baktan Cross』のスコアを現在制作中。トム・スキナーは今年『Voices of Bishara Live at “mu”』をリリースし、ヨーロッパ各地のジャズ・サマー・フェスティバルにおいて自身のソロ曲を演奏している。
世界同時発売となる『Cutouts』は国内盤と輸入盤でそれぞれCDとLPが用意されており、国内盤CDは解説書・歌詞対訳を封入した高音質UHQCD仕様でリリース。輸入盤はCDと通常ブラック・ヴァイナル/数量限定ホワイト・ヴァイナルに加え、それぞれのヴァイナルの日本語帯付き数量限定盤がリリースされる。