個性豊かな俳優陣が演じる役柄とともに紹介
映画『ナミビアの砂漠』河合優実の脇を固める新谷ゆづみ、唐田えりか、渡辺真起子らのカット解禁
2024.07.22 14:00
新谷ゆづみ(イチカ役)©︎2024『ナミビアの砂漠』製作委員会
2024.07.22 14:00
河合優実主演、山中瑶子が監督・脚本を務める映画『ナミビアの砂漠』の新場面カットが解禁された。
第77回カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞において女性監督として最年少受賞に輝いた山中瑶子が監督・脚本を務める本作。主人公はやり場のない感情を抱いたまま毎日を生きている21歳のカナ。優しいけど退屈なホンダから自信家で刺激的なハヤシに乗り換えて、新しい生活を始めてみたが、次第にカナは自分自身に追い詰められていく。もがき、ぶつかり、彼女は自分の居場所を見つけることができるのか。
監督の山中瑶子は19歳で作り上げた『あみこ』(2017年製作)で史上最年少でのベルリン国際映画祭出品を果たし、当時学生だった河合優実はその『あみこ』を観て監督に「いつか出演したいです」と直接伝えに行ったという。才能あふれる2人の夢のタッグが実現した本作はカンヌでのワールドプレミア、上海国際映画祭でのアジアプレミアを経て、9月6日(金)に日本公開を迎える。
今回解禁された場面カットは、河合演じる主人公カナを取り巻く個性豊かなキャスト陣を捉えた6枚。カナの友人イチカを演じるのは、『麻希のいる世界』(22)で映画初主演を飾り、今年だけでも出演映画が5作品と女優として成長著しい新谷ゆづみ。また、不思議な雰囲気をまとい、カナが強い関心を寄せる謎めいた隣人の遠山ひかりを唐田えりかが好演する。さらに濱口竜介監督の『悪は存在しない』でも確かな存在感を放っていた渋谷采郁がカナとしっかりと向き合うカウンセラーの葉山依(ハヤマ ヨリ)として登場し、一方でカナとは向き合おうとしない医師の東高明(ヒガシ タカアキ)を映画やドラマで幅広く活躍する中島歩が演じる。そして実力派女優の渡辺真起子がカナの新しい恋人ハヤシの母親・茉莉として出演し、父親の恒一郎を堀部圭亮が務める。
本作は圧倒的なエネルギーを放つ中毒的な魅力で目が離せないカナというキャラクターが映画を引っ張っていくが、カナを取り巻く個性的な登場人物たちの存在がより一層彼女を際立たせている。